卵と餌の関係
よく日本の卵は衛生的でおいしく、黄身がオレンジ色で色が濃いといわれます。
では、外国の卵とどう違うかですが、1つは、衛生度や物流の迅速性などです。
たしか日本だと、サルモネラ菌は殺菌してから、出荷されますし、日本の物流は大変デリケートなものも大切に運んでくれます。
海外では、荷物をぶんなげるとかいうのは、ざらです。
さて、鶏のエサと卵の関係ですが、「ぜんぜん関係ないよ」っていう人と関係あるよっていう人がいるので、ちょっと調べました。
以下は引用です。
「 卵黄の黄色い色は、カロチノイド(黄色トウモロコシ、パプリカなどに含まれているキサントフィル)からできています。鶏はこのカロチノイドを合成できないので、飼料から摂取します。
卵成分のうち、エサの影響で変化するものは、ヨウ素(ヨード)など無機質の一部と各種のビタミン含量、脂肪酸組成の中の不飽和脂肪酸の構成比です。一方、タンパク質、脂肪、コレステロール、水分などの基本成分は変化しません。
卵の風味も飼料によって微妙に変化します。飼料の中に含まれる魚粉や魚油からはトリメチルアミンが発生し、その臭気が卵に移ります。また綿実油やカポック油は、環状脂肪酸(ゆで卵の卵黄を硬化させ、貯蔵卵の卵白をピンク色にする)を含むため与えてはいけません。」
http://zookan.lin.gr.jp/kototen/tori/t521_2.htm
黄身の色がちょっと外国の卵より赤いのは、パプリカなどを与えているわけです。
そういえば、ヨード卵は少しお値段が高いですが、意味があるってことですよね。
卵の殻の色は、鶏に品種の違いなので、あまり意味はありません。
でも、農場で自由に遊んでいる鶏と、ケージの中でずらっと産まされている鶏だと、やっぱり前者のほうがおいしそうです。
なんとなく、卵の質がしっかりしていたような気がしますが。
おやあー、すごいー。あっというまに草がないぞ!!
これはすごいですね。
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