古代歴史関係で、インチキねた、偽書などを見破る方法
私はプレ皇室くらいしか研究していませんが、古代史関係でいろんな資料を読みますとだんだんインチキ、偽書ねたがわかるようになります。
役に立つと思いますので、簡単にヒントを紹介します。
(1) それ単独だけであって、他の資料が何もいっていない。
※ 売りたいがための現代のインチキ専門書は除外(何冊も同じテーマで出ます)。できるだけ、時代が同じで別の書物などが同じことを書いていたら、まあ信じてもよいかな。
別の時代でも似たようなことをいっているか確認する。なんせ、たとえば300年差があって同じことを言っていたら、まあ信頼度上がるが、ぽつんと1冊の文献だけが言っていたらだめ。
たとえば、ウガヤフキアエズ王朝うんぬんのとか。
(2) 証拠物件である出土品、遺跡といったハードウェア系の証拠がまったく出土しない。
出土してもぜんぜん時代違い。
例 南九州の日向三代とか、徳島の天照大神関係とか。
これもすごい綺麗な場所なんですが、怪しい。単純に巨石信仰だと思います。だいたい、イザナギ・イザナミは瀬戸内海や山陰、山陽地方をうろうろしているので、三重県の東側まで来るの、ワープじゃん?ってかんじです。
そして、近くにほぼ紀元前の遺跡0 古墳なにもなしっていうのが、まあ、そういうことですな。
(3) 近くに、神社があって、基本古いのは「元宮」かどうかを確認する。
どこかから分社されているのは、要するに親子関係でいうと、子供なので、親のほうがオリジナルです。遡るとわかります。
古いのを探すためには、「延喜式」や「明神大社」に掲載されているかを探します。ただし、これもその書物ができた時点にあったかどうかというレベルなので、2世紀、3世紀は記録にないので難しいです。
例えば、こんな風に調べます。
明治期などに、移転していたり、合併していたらより注意しないといけません。
(4) 発表している組織団体がもともと怪しい。
これは特に徳島県の遺跡や神社ですが、いやもう、共産党の活動です。現在の活動以外に、わざわざ明治時代とかまで遡っていちゃもんをつけます。
阿波古事記なんとか団体は、一番やばいです。そしてそれをそのまま真に受ける人々もいて、善意なのか悪意なのかわかりません。
真実が暴かれます。左翼共産主義者は、嘘を平気でつき、平気で歴史修正しようとします。怖いですね。
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/history/1641894715/
日本人は優しいので、敗者をあがめる傾向があるのですが、負けたのにはもちろん理由があったりします。自業自得で負けた人もいます。それをきに食わず、後から変に応援するのには、注意がいるってことです。特に、逆恨みなどもあって、徳島県のインチキ事例は特にひどいです。それが共産党員などとくにくっついているのかもしれません。ルサンチマンがひどいですからね。
まあ、上のリンク情報をよーく読んでください。学術的におかしいですから。
徳島には基本、古墳が4-6世紀のものが多く、皇室の本家である九州北部(伊都国国王でしたのと、親族が奴国王かもしれないです)と、大和朝廷の畿内と比べると断然、新しいのですが、アマチュアは「お、5世紀、古いな」と思い勝ちです。ですが、本当に神社・遺跡で古いのは紀元前からせいぜいが3世紀くらいまででないといけません。ただし、紀元前3世紀より前だと純粋縄文人か、やってきたばかりの渡来人なので、微妙です。紀元前5世紀や6世紀以前になるとほぼ確実に、縄文人しかいません。
(天皇はDNAは縄文人ですが、どうも朝鮮半島にしばらく住んでいたらしくて、文化的には大陸風なのです。日本から一度も出たことのない純粋縄文人とは違います。私は「出戻り縄文人」と呼んでいます。)
宗教団体だからって、嘘をつかないとは限りません。なぜなら、昔にそういう倫理観はあまりないし、昔は生きていくのにやっとなので、何か嘘をついてでも生き延びないといけない時代だったのです。古い文書だって、嘘をついているかもしれないのです。「古事記」がまあそうです。権威主義にしないと生きていけない、外国に侵略されるなどで、嘘をつく必要があったのです。
(5) 単純、原始宗教の自然崇拝と、神道の神様の自然信仰を間違える。
神道は、たくさんの神様がいて、なんせ尿まで神様です。当然、大きい山、岩、湖、海、川などの自然でちょっと珍しいのは、すぐ神様がついています(ある意味、昔から日本人は擬人化が好きだったのかもですwww)。
しかし、神道はイザナギ・イザナミより後ですから、それ以前からあったでっかい山や岩、川なんてのは、縄文人が畏敬の面で信仰していたのです。
ペトログリフが大きい岩に刻まれているのは、そういう理由もありますし、「ずっと何千年も残るから、刻もう」と思ったのもあると思います。
このての大型岩は要注意です。(この神社ねこさん、だいぶ錯誤が多くて、せっかくいい動画も説明がインチキでダメにしています。)
(6) 文字系のは、一部やはり偽書。
日本人で頭のいい人はたくさんいまして、勝手に言語体系を作ったりします。まあ、それが、XX文字とかなのですが、偽物かそうでないかは、いくつか特徴があります。全部書くと、これから変な文字体系を偽書として作るやつらが出てくると思いますので、書きませんが、1つ、ヒントとしては、古代の音の体系ではないことです。
いろんなのがあるのですが、1つは、たとえばアフリカだと「ンババさん」という名前の人がいたりします。日本語では、「ん」は末尾にしかきませんが、原始時代はそうではなかったのです。
まあ20年くらいかけて、言語体系をものすごく学んで、新しい言語を作って「これ、古代文字です」などといえば、ひっかかるかもしれませんが、今はもう難しいでしょう。
虚言癖という病気があります。
(7) やっぱり金もうけ系。または視聴数伸ばしたい系です。
日ユ同祖論系です。「日本人の先祖にはユダヤ人がいた」系です。
人類学の権威 篠田先生の日本人DNA調査で、ユダヤ人のハプログループE、Jは、ほぼまったくいません。染色体やDNAは、嘘がつけません。自然のままだからです。(まあ、たまたま測定ミスはあるかもしれないですが、再度チェックすればいいだけです。)
https://note.com/kyokannazuki21/n/n4b35edd8cf0e
https://note.com/kyokannazuki21/n/n95f3b1173f54
https://note.com/kyokannazuki21/n/n033b9e00dba7
あとはシュメール系もやばい。縄文人のほうが古いからです。
古代キリスト教系もやばい。ネストリウス教がアジアに来たのは事実なのですが、「これが証拠」っていうのが、正直、マニ教などマイナーな宗教の記録だったりします。なので、「有名そうなのは、まずはマイナーなのを調べろ」「近くにあるものから調べろ」です。
最低限度、最初にWikipediaくらい読め!ってことです。
だいたい怪しいのには「疑義がある」「怪しいといわれている」などのコメントがWikipediaについています。何百人もの人が、何百もの書物、論文を読んでいますので、疑うのがベストでしょう。
(もちろん、Wikiにも間違いはあります。)
あと、著者の思想背景、キャリアなどを調べます。
(まあ人のことはいえませんが)畑違いの人がいいか悪いかは、両論があります。
畑違いの人は、基礎知識がないので、そこで間違うことがあります。一方、考古学界にいるわけではないので、面白い説を出すのもOKです。
学界で学閥争いをしているようなのは、メンツがあるのでまったく嘘を認めません。
邪馬台国の学閥争いがそうです。近畿であることは絶対にないので、畿内派はあきらめるべきです。なぜなら、畿内派がいう遺跡などは、単純に皇室の初期のものや、奈良県内の縄文人豪族のものだからです。
さらに「論文」なのか、ただの書籍かも調べます。一応論文は「査読」がありますので、本当の学者がチェックします。つまり、露骨なインチキはそこで振り落とされます。
(ただまあ、新説も落とされかねないのですが・・・。学会によるかなあと思います。いい学会は新説もちゃんと取り上げてくれます。)
Youtubeの古代史系のネットのコメントを見ていると、2割くらいが「それおかしい」と慎重に判断する人がいて、5-6割はバカ素直にそのまま信じる人です。
1割くらいは「地元だとこういう伝説がある」とかいう付加情報をくれます。これは、わりと貴重かなと思います。
読んだものが、本当にそうなのかどうかは、ネットの場合は特に気をつけないといけません。
中国工作員だっているし、スピリチュアルだとか、インチキ古代文明雑誌「ムー」みたいなのもあって、売れたらなんでもいい人もいるからです。
嘘のほうが、人類の脳には目立って記憶しやすいのです。
(でもたまーーーーーに、おもろいネタがあったりしますwww 素材として「あれ?」それってわりと真実の尻尾じゃない?というのがあったりしますので、侮れませんwww)
これからは簡単にAIで作文ができてしまいます。
フェイクニュースが見破りにくくなるのです。また量が大量に多くばらまかれる時代です。
ですので、よく注意しないといけないのです。