スサノオの謎と謎の瀬戸内海文化圏
スサノオは、三貴子の1人だけど、ちょっと変わっている。
性格が、子供っぽく、荒っぽい。
ただ、これはどうも神話的にキャラクター付けされた点もあるし、がさつなので、もしかしたら日本人史上、最初のADHDかもしれない。
1つは、たぶん東南アジアとか、メソポタミアとか、外国にある破天荒ヒーローの影響がある点だ。具体的にどこの国のどの人に似ているか、わからないが、ちょっとギルガメッシュとかの冒険系に似ているかもしれない。あいにくと東南アジアはそれほど詳しくないので、どこかにあると思うが、わからない。
次に、原田大六先生や井手先生は、面白いことをいっている。
それは、スサノオが台風のキャラクターらしいのだ。がーって乱暴しまくるところは、たしかにそうだ。
そして、高天原を追い出されるとヤマタノオロチを退治して、美人をめとってしまい、生まれた娘は出雲系の大国主に嫁にあげてしまうwww
この人が面白いことを書いているが、どうもそれぽくて、祭祀の道具が地域ごとに違うのだ。
倭国はたくさんのミニ国家でできていたから、それはその通りなのだ。
「弥生時代は男系社会でしたから部族の始祖も男性でなければならず、神話・伝説上の男性始祖が創作されました。イザナギは銅矛を配布した部族の、また大国主は銅鐸を配布した部族の、スサノオは銅戈を配布した部族の神話・伝説上の男性始祖です。しかしイザナミは女性とされています。」
イザナギ・・・銅矛
大国主(出雲)・・・銅鐸
スサノオ・・・銅戈 →銅剣+かも? 吉備あたりで有力者にはなった。ヤマタノオロチから剣が出ている。
天照大神・・・鏡 (三種の神器として確定) 九州北部→畿内 大和朝廷 太陽
まあ、イザナギは矛でぐるぐる回して土地を作ったというので、そうかもしれない。ただ、当時大して権力はなかったので、配れるほど王様にはなってない。
「部族は女系(母系)血縁集団ですが、イザナギの生んだ児とされているスサノオが、出雲神話ではオオヤマツミの神統に「入り婿」の形で加わっています。
スサノオは銅戈を配布した部族の神話・伝説上の始祖ですが、そのスサノオがオオヤマツミからクシナタヒメに至る女系(母系)の神統に加わることにより、同時に銅剣を配布した部族の男性始祖でもある、ということになっているようです。
このことが高天が原を追放されたスサノオがクシナタヒメを妻とし、オロチを退治して草薙剣を入手するというオロチ退治の神話になっているようです。草薙剣は銅剣を配布した部族を象徴しており、アシナツチ・テナツチやクシナタヒメは、出雲形銅剣(中細形銅剣C類)を祀っていた宗族なのでしょう。」
まあ、井手先生の話だと、「台風のスサノオを銅鐸や銅剣、銅矛を祭具としてまつったのに、ぜーんぜん台風はやまず、稲が取れなくなることがたびたびあった」 なので、信用がなくなって、面倒くさい銅鐸なんてやめることになった。
(これは、神代の神様がだいたい天候関係や天空の神様なので、当たっていると言えば当たっているのだ。)
替わって、後発で天照大神が鏡を祭具として使っていたが、まあ、台風は止められないけど、太陽はずーっと照っているので、少なくとも水田、陸稲どっちかは、実るのだ。つまり、結果が出たわけでありますな。
(こう書くと、まじに古代は賢い人もいたけど、騙されやすい情報弱者が多いなあって思った。)
だから、「太陽を祭るほうがいいよ」ってことになって、副葬品として貴重な、神様の形代でもある鏡が重宝されるようになった。
ああ、そういえば、これもはっきりしないが、四国・瀬戸内海周辺だけちょっと違うから、それは邪馬台国かもしれない。
わからんが、大和朝廷でも、出雲でもない一派がいた証である。
こういう絵を描いている人がいるのだ。
平形銅剣の一派がいたのだ。
でも吉備王国もあるしねえ。わかりにくいねえ。
これはどうかなあ。兵庫県だから、近畿圏かな? でも瀬戸内海もあるしなあ。
この話はちょっと面白かった。
古代人は、同じ幻聴を聞くのだ。
集団ヒステリーですな。それに巫女さんとか、薬をやって、疑似統合失調症状態になるね。
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