やっぱり、秦氏はユダヤ人とは関係なかった。ぷ。
さて、先日来、古代人DNAを調べておりますが、1つの伝説で、「秦氏は日本に来たけど、彼らは実はユダヤ人だった(いわゆる失われたイスラエル 十支族)」という話があります。
この理由は、1つは、秦氏って秦の始皇帝の子孫で、その始皇帝がけっこう北部から来ていて、西洋人的要素があったという話があるのと、景教というキリスト教がローマあたりでは「邪教扱い」になって、逃げてきたという話です。始皇帝は「目が青いのではないか、それくらい白人の混血じゃないか」という話があります。まあ、失われた楼蘭王国は白人ぽいので、中国でも白人や中東人がいた可能性はあります。
あと、YAP遺伝子があるからという話もあります。
では、DNAで有名人が調べられているので、ユダヤ人とどう違うかみてみましょう。
まず、ユダヤ人はハプログループ Eグループです。
パターンでいうと、これですね。
E1b1b1b2a* - 中東、北アフリカ、ヨーロッパ
E1b1b1b2a1 M34/PF2022 セム語話者に広く
この前、調べておきましたー。
秦氏のDNAはこれです。Oタイプです。
「秦始皇帝
秦始皇帝のY染色体は、ハプログループO2a2b1a1a(O-M133)であると推定される
秦河勝
聖徳太子の側近として活躍した秦河勝のY染色体は、ハプログループO2a2b1a1a(O-M133)であると推定される」
はーい、Eグループとは関係ありませんでしたー!!
だいたい、1段目のグループから違うので、ものすっごく遠いってことです。
この本たち、全部だめだめだからー。→お気に入りの茂木先生までいるんだよおおおおおーーー。だめじゃん。だめじゃん。(T_T)
ついでに景教です。
「山梨県甲州市大和町木賊の栖雲寺(せいうんじ)所蔵の「十字架捧持マニ像」(元代)は寺伝では虚空蔵菩薩像とされているが、十字架が描かれており、景教との関連が指摘されており[12][13]、アメリカのメトロポリタン美術館でも展示された[14]。しかし研究の進展により、本画像と他のマニ教絵画と図像が一致することが確認され、栖雲寺本はマニ像の可能性が高い[15]」
ぷぷ。景教影響というのは、マニ教の間違いでしたー!!
(なんで、みんなユダヤ系だと意味不明の期待をするのかwwww)
ちなみに藤原氏は、(O-CTS10145)系統。
「有名人のハプログループ」さんに3つだけデータがあったので、確認してみましたが、藤原氏はこのように20%以上います。
大阪はたぶん、古代から開けた港で越人とかも入り込んでいるのと、奈良や京都みたいにあまり都に長くなっていないので、藤原氏が少な目です。
(藤原氏は、やはり古代からの支配層なので、わりと上流層にいます。元華族はそうですし、そこからお嫁さんをもらったような財閥、大手企業に勤務するような息子さんなど、大名とその大名と結婚した中上級武家なども、藤原氏からもらってしまいます。)
おまけ
日本人はだいたい、O系、D系、C系が多いのですが、ちょっと珍しいN系というのがありました。これは、北アジア由来らしいです。もうロシア領ギリギリの寒いところの人じゃないかと思います。
「クマカブト・アラカシヒコ命
クマカブト・アラカシヒコ命のY染色体は、ハプログループN1a2a1(N-F710)である(注1)(注2)(注3)。これは、毎年行われるクマカブト・アラカシヒコ祭の際に、彼の子孫から同意を得て採取されたサンプルに基づくものである。」
(「有名人のハプログループ」より引用)
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