おおざっぱなコラム まとめ編 ~たいがいの社会問題への回答~
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KyoKannazuki21でございます。プロフィールはこちら。
noteは、若い方が多く、知識が不十分です。また、勝手な思い込みで、まちがった結論に急ぐ方もおいでです。また、ぐちぐちと悩んで迷路に入る方もいます。
結論を急ぐ若い人の多くは、「保留する」「後できちんと調べて考えよう」がうまくできないのです。まあ、若者の特性ですので、しょうがありません。若者には、時間がゆっくり流れるというのはあまりなく、友達とがんがん遊んだり、映画、ゲームなどに時間を使ってしまい、本を読まないことが多いです。しかも、専門書は基礎知識が必要ですし、専門用語も多いので、初心者には読むのが辛いです。
日本の教育はわりとカリキュラムはまあまあで、みなさんが普通に大人になって、働いて自分の食い扶持を稼ぐ程度の基礎教育は義務教育でしてくれます。仕事の教育は、工業高校、専門学校、企業内教育で教えてくれます。
(もちろん不足な科目もありますが・・・。戦略論、地政学、ディベート、幸福学、家庭会計学など)
ですが、勉強嫌いな人や、勉強の価値を学生のときに見いだせなかった人は、その貴重な義務教育で習ったことを忘れるか、最初から覚える気がないのです。とても残念です。(ただ、日本人は賢いので、40歳や60歳になってから、学び直す人もいますので、喜ばしいことです。)
前説が少し長くなりましたが、結論は「もう21世紀で、かなりのことは科学的に解明された。だから、専門書や論文になっている。なので、本を探せば、たいがいの回答はすでにある。回答に至っていないのは、宇宙や深海、地球内部など行ったことがないような難しいものと、脳内の深淵なもの、あと企業の社外秘情報や個人の秘密くらいである。それ以外は、まず書籍と論文、日本語でなければ、まずは英語で書籍と論文にあたれば、たいがいのことはわかる」ということです。
19世紀に科学の時代に突入しましたが、みなさんは、20世紀の科学者が何も解明もせず、無駄給料・無駄研究費を使ったと思われますか? そんなことはないです。ノーベル賞だって、毎年選出されるので、年に10人ずつ、数個のテーマが出ます。ですので、100人では400人500人と何百人、共同研究者もいるので、千人以上にもなるはずです。他に、ノーベル賞以外に、フィールズ賞など、ノーベル賞にない研究分野のテーマもありますので、そこでも毎年何人も出ます。
絵でイメージしてください。赤い丸の中が「未解明」な分野・知識ですが、左が19-20世紀の世界で、右の21世紀では、「未解明」な分野・知識がだんたん小さくなってきたのです。
結果として、有名な科学賞を受賞したり、評価が高く正解を書いている論文や専門書の扱っている重要なテーマはすでにもう「わかっている」ことなのです。
次に、貧困や犯罪問題、戦争がなぜ起きるのかなどは、聡明な研究者であれば、複数の理由をきちんと教えてくれます。もちろん、たとえば「ゲイがなぜ生まれるか」は少しわかっていないのですが、生物界で同性愛動物はけっこういますので、同性愛動物がいるほうが自然です。
「人(たとえば自分)はなぜ生まれてきたか?」などは、もう答えが出ています。
科学的に、ドーキンス先生の世界的名著「利己的な遺伝子」で明かされています。遺伝子は、自分を残すために、肉体を持つ生物を操るというか、子孫(DNAのコピー)を残そうとします。本能に組み込まれています。
(もちろん、子供嫌いの人もいますが、少数派ですし、仮に多数派になりすぎると滅亡します。ほどほどに子供好きで子供を作りたい人がいるから、人類は10万年ももっているし、その前の、哺乳類や魚類だって子供を作って、DNAを残します。子供を作らない人がいても、甥姪、いとこなどが子供を作っていれば、何割かはDNAは引き継がれます。)
要はすべての生物は、「DNAの乗り物」でDNAが続くことが大切で、他はおまけということです。
「私という個体」がうじうじ悩むのは、実はDNAにとってはどうでもいいことで、自殺とかしなければいいだけです。自殺したとしても、子供がいれば、もうDNAのコピーは済んでいるので、利己的な遺伝子としては「はい、十分です。OK。はい、さいなら!」ということになります。
子供は自分が成育して、次の子供を作った時点で、もう親は用なしになるのです。ほとんどの哺乳類が、人間年齢でいうと15歳くらいで生殖可能になり、30歳くらいで死んでも命は続きます。もちろん、親が成育にいい環境を用意してくれているとDNAとしては有利です。貧困で栄養状態が悪いと、そのままDNAが引き継がれないし、未成育で死ぬかもしれないのです。
たいがいの社会的問題は、橘樹玲先生がわりと解説してくれていますし、本の中には、解決法が書かれているものもあります。
原因はたいがいは生物学的な理由がほとんどです。
(詳しくは、私は本を書いているので、そちらら解説していと思っていますので、ここでは省略します。一部は橘先生も書かれています。)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4087806634/ref=dbs_a_def_rwt_hsch_vapi_tu00_p2_i0
橘先生の本には、人によっては毒に思う方もいますが、世の中には「不愉快な真実」というのがあります。
たとえば、2,3年前に専業主婦から大炎上して文句たらたらになった、こういう本もありますが、リアリストや社会科学者がみれば、実に正しいです。文句をいう専業主婦は、自分がサボりたいのを見透かされてイライラしているのでしょう。怠け者は、怠けているくせに逆切れする人もいますからね。誠実で賢い専業主婦仲間によっては、「いや、本当に専業主婦って怠けものだよ。家電があるんだから、掃除や家事なんてすぐ終わるよ。昼間、だらだら友達とだべって遊んでる人は多いよ。育児は、辛いけど、子供のいない家庭の家事なんて、すごい簡単」といいます。
他に、「言ってはいけない」などをお読みになるといいと思います。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01E6JQBD0/ref=dbs_a_def_rwt_bibl_vppi_i4
もう少し、リアルな生活面や仕事でどう暮らせばいいか悩んでいる方は、このあたりの本を読めばいいと思います。
多少データが古くなったり、古い学説の上に書かれているものもあると思いますが、他の社会評論家より、橘先生のが一番リアルで合理的で、知識幅も広いと思います。著者ページもリンクします。ぜひ、何冊か読んでみてください。
さらに、脳科学系の本も10冊以上読めばだいたいわかりますが、社会的な問題の多くは、脳が作り出した不具合です。
たとえば、学生さんや気の弱い人はいじめ問題に悩んでいると思いますが、中野信子先生がこのように脳科学から解説してくれます。
中野先生の本は、面白いものや意外なものもありますので、こちらも2,3冊読めばいいと思います。語り口も平易で読みやすいと思います。
もちろん、あまり有名でないですが、別のわかりやすい本を書かれる脳科学者もいます。
「なんか記憶力が落ちてる」とか「イライラしやすい」といったことで悩む人は、こういう「脳をうまいこと使う方法」などを解説してくれる本もあるので、解決策になると思います。
大切なことなので、もう一度書きます。
多くのことは、すでに21世紀ですから、正解はわかってきています。知らないのは、専門書や論文を読まないからです。
たくさんの名著があります。ぜひ、自然科学系の専門書をたくさん読まれると人生が豊になり、生活や創作活動にお役に立つと思います。
回答も得るのが早いです。
(まとめ編ですので、コンテンツが増えましたら、情報を追記改訂していきます。気になる方は、数か月おきに見ていただくといいかもしれません。ジョーカー問題は別に書きたいと思っています。)