高井田山古墳 百済の王子の墓?
あれ? これ大阪だ。奈良じゃないんだ。
副葬品もいっぱいだね。2人だから、夫妻じゃないかって。
知らんかったけど、これ、わりと大物じゃない???
「朝鮮古代史学者の盧重国[1]、金鉉球[2]、洪性和(朝鮮語: 홍성화、建国大学)[3][4]、金起燮(朝鮮語: 김기섭、公州大学)[5]など韓国の研究者たちは、百済の第18代の王・腆支王の王妃である八須夫人は倭人だったと主張しており、関連して、金鉉球などは、昆支王、東城王、武寧王の王妃も倭人であり、倭国王家が政策的に婚姻させたと主張している。」
「被葬者像
当古墳の被葬者としては横穴式石室の構造、規模が韓国宋山里古墳群など百済の王族クラスの古墳の石室に類似し、出土遺物にも熨斗のように共通点があることから百済からの技術工人らと共に渡来した集団の長で、王族に匹敵する人物を想定する説もある。具体的な被葬者としては、特に昆支王の墓に比定する説がある[3]。」
「出土遺物
石室内は盗掘により、かなり攪乱されていたが木棺に使用されたと考えられる鉄製の鎹(かすがい)の分布状況、副葬品の配置などから2つの木棺が置かれていたことが推定された。玄室の中央に置かれた棺の位置からは純金製耳環1個、鉄刀1口が検出されている。玄室東側壁に沿って置かれたもう1つの棺は棺材にコウヤマキを使用しており、棺に伴う遺物として、神人龍虎画像鏡1面(中国鏡 直径20.6センチ)、熨斗1口、純金製耳環2個、鉄刀1口、刀子2口、ガラス玉が5群に分かれて検出されている。2つの棺の周囲の石室内からは槍と判断される鉄製品が破片も含めて7点、矛が9点、槍または矛の附属金具である石突18点以上、鉄鏃多数、横矧板鋲留衝角付冑、頸甲、肩甲、小札、馬具である鐙の破片、鉸具、鎌、釶、刀子、金銅片、須恵器多数、土師器などが出土している。熨斗は近年までアイロンとして利用されていた火熨斗(ひのし)の形をした銅製品で中国では漢代以降、朝鮮半島では5世紀以降の墳墓からしばしば出土するものであるが、日本国内の古墳からは新沢千塚古墳群の126号墳など4例しか出土していないものである。朝鮮半島百済の武寧王の陵墓からは当古墳出土品と最も良く似た熨斗が出土している。また、木棺から出土したガラス玉の内1個は金装ガラス(直径12ミリ)で心材のガラス管と外側のガラス管の間に金箔が挟まれている。日本の古墳では、やはり新沢126号墳を始め5例しか出土例がない。また上記の武寧王陵からは同種のものが大量に出土している。出土品は2008年(平成20年)に一括して柏原市指定有形文化財に指定されている[2]。」
ちなみにもう時代はわかっているのだった。
雄略天皇のときだ。
でもこんな昔から、アイロンがあるなんて、笑えるー。
すごいな。
衣装にアイロン、あてまくるんだね。召使の人、大変だ。豪族・貴族たちだもんね。
(平安時代になったら、さらに大変だぞ。着物の面積が広くなるしなあ。)