あんまり「生きづらい、生きづらいという人」は、一度、病院にいくべきではないか。
前に、益田先生が、「HSPの人、実は発達障害は混じってるよ。敏感とかいうのは、単純に発達障害、自閉症の感覚過敏かもしれないよ」という話がありました。
HSPだと(病院でみてもらってもいないくせに)思い込む人は、HSPビジネスに鴨にされています。
さて、「生きづらいんです」という人で、HSPのような過敏な人以外で、そう思う人は、正直、自意識過剰な点があります。
周囲がなんとも思っていないのに、「私、へんかな? 浮いているかな?」とかいう場合、たとえば、妄想性パーソナリティ障害の可能性もありますし、益田先生がいう、発達障害や自閉症かもしれないのです。
世の中には、あからさまに遅刻したり、手足をばたばたとして運動障害がある発達障害の人もいますが、グレーゾーンや親のしつけで遅刻しない発達障害の人もいます。
生きづらいと思う人は、「目や耳から入ってくる情報をゆがめて、頭の中で処理している」可能性があります。
たとえば、認知症の老人は「悪口をいわれている」「財布を盗まれた」(単に置き場所を忘れただけ)などですが、これらは、だいたい被害妄想症状です。
「生きづらい」と思いすぎる人は、いちいち悩んでいないで、吐き出すためだけにでもいいので、心療内科にいって、カウセリングで気持ちを吐き出すのがいいかなと思います。
例によって、MSDマニュアルを見てみましょう。
「妄想性パーソナリティ障害の診断を下すには、以下の4つ以上に示されるように、他者に対する持続的な不信や猜疑心が認められる必要があります。
他者が自分を利用している、傷つけている、または裏切っていると、十分な理由もなく疑っている。
友人や同僚の信頼性について根拠のない疑いにとらわれている。
情報が自分に不利に使われるのではないかと考え、他者に秘密を打ち明けたがらない。
悪意のない言葉や出来事に、誹謗、敵意、または脅迫的意味が隠されていると誤解する。
侮辱、中傷、または軽蔑されたと考える場合は、恨みを抱く。
すぐに自分の性格や評判が批判されたと考え、性急に怒りをもって反応したり、反撃したりする。
疑うべき十分な理由もなく、自分の配偶者またはパートナーが不貞を働いているのではないかと繰り返し疑う。
また、症状は成人期早期までに始まっている必要があります。」
以上です。理由もなく被害妄想や不信感の塊になるので、この病気の症状です。
「生きづらい」=「周囲となにか違和感がある、中傷されている気がする」などは、実にこれに当たる可能性があります。
もちろん、本当に若いのに若年性認知症になっていたり、あるいは、切れやすい前頭葉障害があるのかもしれないです。
だから、まじにずーっとそう思っているなら、心療内科にさっさといくことをお勧めします。
一番よろしくないのは、技能がある名医といわれている精神科医まで、疑いだすことです。
お医者さんだってプロで、「精神病患者は変なことをいう」とわかっていても、毎回変に疑われていたら、治療して直してあげようとする意欲がなくなって、「もう来ないで」と見捨てられるかもしれないのです。
(まあ、はっきりいって、そういう人は家族も嫌がるので、面識のないSNSなどに出没しては、わけのわからない愚痴をいいまくって消えていきます。正直、noteにもたまーにいるようです。)
まあ、安全に問題がなければ、正直まったく外国語がわからない、のんびりした国にいって、ぼーっと暮らすのでもいいです。
(ただ実際には言葉が通じてないだけで、現地人には悪口を言われているケースもあるので、逆恨みされないかどうかは、わかりませんけども。)