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古代史バカの壁の向こう側 剣山にユダヤ人ガーと言い出したのは、誰? → 神奈川県出身の元小学 校校長・高根正教

四国って・・・・もう、やばい闇の世界wwwwwwww
徳島県民、大丈夫か? いやまあ、徳島県民だけとは限らず、他県の人もゆうとるか。orz やばい。

さて、以前、日ユ同祖論を始めたのはだれかという話を調べました。
じゃあ、次は剣山にユダヤ人がーって言い出しっぺは誰か、ちょっと検索してみました。

うわああー、ありました、ありました。
この人がえらく丁寧に書かれています。
ぜんぜん知らない人であるが、とても丁寧に調べてあるので、まあ、信用します。後で、違ったら、訂正します。ざっと読むと、私が知っているところは、正しい記述だと思います。

→追記です。わりと有名な作家の先生で、ムーとかにも本を書いているらしいです。


引用します。
「日本古代史をめぐる異説がもっとも熱っぽく語られている地方、それは意外と四国かも 知れない。古くは愛媛県宇和島出身の明治の哲学者、木村鷹太郎が「人種学上宇和島の提 供する無類の材料」(『世界的研究に基づける日本太古史・上』、一九一一年、所収)を 現し、その方言、祭祀、民謡、伝説などから「宇和島人はアリアン人たり、ヤペテ人たり 、キンメリ人たり、希臘、ホエニシア、埃及人たり、神話時代の神裔人種たるを証明」し たが、むろん学界の容れるところとはならなかった。」
もうなんだか、わからないwwww キンメリ人って何???
たぶんこれだろう。


「比較的最近には、阿波邪馬台国説が話題となった。それは最初に郷土史家・郡昇の『阿 波高天原考』(自費出版、一九七五年)で示され、古代阿波研究会『邪馬壱国は阿波だっ た-魏志倭人伝と古事記との一致-』(新人物往来社、一九七六年)によって全国に知ら しめられたものである。同書の奥付によると、古代阿波研究会の当時の事務局長は堀川豊 平氏とあり、編集委員として多田至、板東一男、椎野英二、上田順啓、岩利大閑、磯野正 識各氏の名が記されている。
『古事記』は阿波国の別名をオオゲツヒメとするが、これは農作物を産んだ女神の名でも ある。『邪馬壱国は阿波だった』ではまず、その事実に着目し、阿波国が穀霊の国であっ たということから論を進めていく。
『邪馬壱国は阿波だった』によると、邪馬壱国(同書では『三国志』の現存刊本にある「 邪馬壹国」は「邪馬臺国」の誤写ではない、という立場をとる)とは、阿波国のことであ り、それはまた記紀神話の高天原に他ならない。」

自費出版って問題だよなあ・・・。第三者に認められないってことだもんなあ。

「なお、“和製インディ・ジョーンズ”の異名を持つ鈴木旭氏はこの『道は阿波より始ま る』三部作を読んで以来、邪馬台国阿波説に立つことにしたと表明しておられる(鈴木『 もしもの日本史』日本文芸社)。
 また、聖徳太子が四国にいたという論考としては岩利氏の著書の他に西野八平『法興天 皇記』(講談社出版サービスセンター製作、一九八七年)がある。」

なかなか、本題にいかないwwww

「古代阿波研究会の活動に触発されて、邪馬台国四国説を唱えた論者としては、まず浜田 秀雄氏が挙げられる。浜田氏は『契丹秘史と瀬戸内の邪馬台国』(新国民社、一九七七年 )において、邪馬台国を四国北岸、卑弥呼の居城を、松山市大峰台西南の台地斉院に求め た。浜田氏は同書において「四国説は四国の郷土氏家グループが主張していますが、学界 では無視されています」として、暗に古代阿波研究会のことに触れている。
 浜田氏は時節を裏付けるものとして『契丹秘史』『上記』『宮下文書』などのいわゆる 古史古伝を用いている。

なるほど、偽書ばっかり読むからそうなるんじゃ。

「 大杉氏に論争を挑まれたことがある安本美典氏は、『虚妄の九州王朝』(梓書院、一、 九九五年)で、その際の経験についても触れつつ、次のように慨嘆しておられる。
「『季刊邪馬台国』の編集を通じて知ったことは、世の中には、ほとんどまったく誤りだ と思える自説を強く信じて、他説を論難攻撃してやまないタイプの人が相当数存在してい るということである。その説は、どのような説得によっても、訂正されることがない。( 中略)自説は“仮説”ではなく、いかなる方法をもっても死守すべき“絶対の真実”なの である。そして、ひとたび自説の立場に立てば、自説にとって、いかに不自然な事実も、 眼にはいらなくなる。みずからが、ゆがみ、さか立ちしている可能性もあるのであるが、 みずからは、絶対にゆがんだりさか立ちしていないと、頭からきめてかかるのであるから 、他の説はみなゆがみ、さかだちしていることになる」」

wwww あはは、安本先生、しんどいのー。いってることは正しい(一般には、脳のバイアスといわれるもの)。
でも、あんたもやばいこというじゃんwwwwwww

「さて、大杉氏は『天皇家の大秘密政策』において、大秘密政策の理由について、意見の 修正を行っている。大杉氏は述べる。「“天皇家の出自は四国の山上であるという噂が広 まると、民衆に嘲笑されて大和朝廷を維持することができなくなるので隠した”というの は、天皇家の出自を隠した理由として弱いということは、私自身も感じていた。しかし、 私としては当初、それ以上のことは脳裏に浮かばなかったのである」
 ところが、大杉氏は、ユダヤ問題研究家として名高い宇野正美氏と剣山に登ってから新 しい知見を得た。つまり「現在の世界を陰で支配しているといわれるユダヤ人は、実は本 物のユダヤ人ではない。その決定的な証拠が、日本の、しかも四国の剣山に隠されている というのである」、そして、その証拠とは「契約の箱」であり、大秘密政策は「契約の箱 」を隠し通すためのものだったというのである!」

ああー、大杉先生って「ああ、あるある」って思ったけど、途中から、聖櫃の話になって、おかしくなるのだ。水銀の話とか、山上の畑とか、牛馬がいないのは、いいかんじなのだが。

「 さて、剣山にアークが隠されていると言い出した最初の人物は、神奈川県出身の元小学 校校長・高根正教という人物である。高根は『新約聖書』「黙示録」と『古事記』を比較 研究した結果、剣山に「契約の櫃」が隠されているという結論に達したという。
 高根は戦後の一九五二年、その研究成果?を『四国剣山千古の謎-世界平和の鍵ここに あり』という小冊子にまとめている。また、その遺稿が御子息の高根三教氏により、『ソ ロモンの秘宝』(大陸書房、一九七九年)、『アレキサンダー大王は日本に来た』(シス テムレイアウト、一九九〇年)という二冊の本にリライトされており、そこから高根の考 えの道筋をたどることができる。
 それらによると、高根は「黙示録」第四章にある神の栄光を示す四つの生き物の記述( 獅子、牛、人、鷲)と『古事記』国産み神話に、四国は「面四つあり」とする記述が対応 するものと考え、神の栄光の象徴たる「契約の櫃」が四国の剣山に隠されているという結 論にいたったらしい。高根は「四国」とは「死国」であり、黄泉国であったとする。
『アレキサンダー大王は日本に来た』によると、西洋史で早逝したとされるアレキサンダ ー大王(前三二六年没)は、実は自らの死を偽装して日本に渡来して、崇神天皇となった 。その後、アレキサンダーは田島守をエルサレムに派遣して「契約の櫃」をこっそり日本 へと運ばせ、四国剣山に隠したのだという。 」


うわー、大陸書房、なんて懐かしい。歴史雑誌とか出していて、私もなんと、漫画を載せてもらったのだ!! つまり、お得意さんだ!!
しかし、アレキサンダー大王が出てくるとはwwwwwwww
崇神天皇って、せいぜい3世紀後半から4世紀前半とかじゃん? またまた、何百年も違うんだわ。ああ、インチキ。

「 なお、古代阿波研究会が卑弥呼の陵墓とみなし、大杉氏もそれに従っている矢野神山の 石壇について、原田大六氏は「日本全国の考古学者で、これを三世紀の卑弥呼の古墳と考 える人は、誰一人なかろう」「星形祭壇は、弥生時代にも古墳時代にもなく、それは“矢 野神山の奥の院”の後世のちゃちな石壇にすぎない」「石棺を崩して、棺材を石壇とし、 その上に小祠を立てて祭ったというのが実情と考えられる。見取図では特別の石を敷いて いるように見えるが、掲載の写真を見ると石棺材に間違いなかろう。大墳丘を持たぬ粗製 の組合せ式石棺は古代庶民の墓である。それを江戸中期になって盗掘したもので、卑弥呼 の墓とは全く言えぬ代物であった」と批判している(原田『卑弥呼の墓』六興出版、一九 七七年)。」

うわああー、原田大六先生、ばっさりやんwwwwwwwwww

しかし、顔が4つっていうだけで、いきなり黙示録と四国を結び付けるかwwww それじゃあ、団子が3つあるだけで、三種の神器かよ。数字一緒っていうだけじゃんwwwww
(古代史とんでも説は、だいたいこんなでして、数合わせとか、絵が似ているとか、ごろ合わせとかです。バカバカしいです。)

「 日英両語同祖論といえば、清水義範氏のパロディ小説「序文」(『蕎麦ときしめん』講 談社文庫、所収)が思いおこされる。それは日英両語同祖論を唱える学者の著書の序文と いう体裁をとった短編である。おそらく清水氏は御存知なかったのだろうが、「序文」よ り前に、同様の説を大真面目に主張した研究者が実在したのだ。
 むろん、田口氏の研究は学界から相手にされなかったが、その黙殺にかえって闘志をか りたてられ、田口氏はさらに二冊の著書『邪馬台国の発見-卑弥呼と七支刀』(新人物往 来社、一九七五年)、『邪馬台国の誕生』(新人物往来社、一九七六年)を発表した。そ の中で田口氏は日英両語同祖論に基づき、『三国志』倭人伝の国名や、記紀神話の神名に 独自の解釈をほどこしている(邪馬台国の所在については畿内大和説)。
 和歌山県地方新聞協会会長の日根輝己氏によると、『花岡青州の妻』で知られる作家の 故・有吉佐和子もフェニキア人の日本渡来説を主張していたという。
 日根氏が自ら主宰する『黒潮新聞』に古代豪族の紀氏が朝鮮半島からの渡来系氏族だと 書いたところ、以前取材したことのある有吉から電話がかかったという。一九八三年六月 のことだった。
「あんたねえ。紀氏を朝鮮からの渡来人だなんて、とんでもないことよ。『新撰姓氏録や 太田亮の『姓氏家系大辞典』には<太古以前の大姓で、他にはなし>と書いてあるわよ。 あの<キ>はね、古代フェニキアのキだと思うの。舟ではるばるやってきたのよ。(中略 )だいたい、人類は三〇〇万年昔、アフリカで生まれているのよ。原日本人がフェニキア からきたところで、驚くにはあたらないわよ。木ノ本というのは木の根本ね。紀州こそ日 本人のルーツなのよ」
 有吉はその電話で「天皇家より古いのよ。うちの母が、えらくおこっているわよ」とも 言っていたという。有吉の母は和歌山市西庄宮山の木本八幡宮の宮司家と縁続きであった 。すなわち彼女は母方の血で古代の紀氏とつながっていたのである(日根『奪われた神々 -騎馬民族王朝と紀氏の謎』アイペック、一九八五年)。」

ああー、新人物往来社もやばいなーwwww (倒産してました。ああ、残念。面白い本があったのに。)
おばちゃん、天皇家よりは古くないじゃん。またまた無知な人だよ。まあ、昔なので、ネットないからな。

さらに遡ると、孝元天皇になるそうだ。皇室のY染色体だな。


「 かくして、剣山のアークは四国山上説とセットで三浦氏により広められることになった 。真先にこれに注目したのは先述の宇野正美氏である。大杉博『邪馬台国の結論は四国山 上説だ』の帯コピーには「宇野正美氏も絶賛」の文字が踊っている。
 宇野氏は「古代ユダヤは日本に封印された」(『歴史Eye』九四年七月号、日本文芸 社、所収)において、次のように主張する。
 現在、ユダヤ人と呼ばれる人々の大多数は紀元後八〇〇年頃、ユダヤ教に改宗した中央 アジアのカザール人の子孫、アシュケナジー・ユダヤ人である。本当のユダヤ人ともいう べきパレスチナのスファラディ・ユダヤ人はアシュケナジーにより虐げられてきた。
 スファラディ・ユダヤ人の中には日本に渡来して、大和朝廷の日本統一に協力した者も いた。日本の神輿は「契約の箱」にそっくりであり、古代ユダヤ人の日本到達の証拠とな る。「契約の箱」を日本にもたらしたのは、おそらく預言者イザヤの一群であろう。イザ ヤはユダ王国が滅びるのも近いと見抜き、「契約の箱」をもってイスラエルを脱出、日本 に向かった。大杉博氏のアドバイスによると四国山上には古代のハイウェーが走っている 。剣山が人工の山であることは高根正教の発掘で証明された。四国が到着地となったのは 、四国山上の地形がパレスチナの地形によく似ているからである。・・・
 以上の主張は宇野氏の著書『古代ユダヤは日本で復活する』(日本文芸社、一九九四年 )でも繰り返されている。なお、この著書によると、宇野氏が預言者イザヤに着目したの は、記紀神話のイザナギ・イザナミをイザヤとその妻のことだとする川守田英二の説(川 守田『日本ヘブル詩歌の研究』上・下、一九五六・五七年)に基づいてのことだった。」

「似てる似てる」ばっかりなんだよなあ。
こういうのって。なんも科学的ではない。形が似ているからといって、バケツとコップは同じかよ? トポロジーが一緒っていうだけじゃん。

ついでに、AIが教えてくれた(Googleだ)。
スファラディ(Sephardim)のユダヤ人は、ローマ帝国からエルサレムを追われたユダヤ人のグループの1つで、西ヨーロッパ地域からイベリア半島に移住した人々です。
スファラディのユダヤ人に関する主な特徴は次のとおりです。
中世までスペインで活動していたアジア系の人々である
オスマン帝国圏やスペイン・フランス・オランダ・イギリスなどに多く、かつてはラディーノ語を話していた
キリスト教に改宗した人々はマラーノと呼ばれた
スファラディのユダヤ人の歴史は、次のようなものがあります。
イスラム教徒がイベリア半島を支配していた間は人頭税を払うだけで平穏に住むことができた
15世紀にスペイン人がレコンキスタ(再征服)によりイスラム教徒から支配を取り戻した後は異教徒として迫害された
スファラディのユダヤ人の多くはイベリア半島を脱出し、ベルギーのアントワープやオランダのアムステルダムへと移動した
オスマン朝において公認されたユダヤ教徒ミッレトはスファラディ・ームのみで、その代表者はパレスチナでは伝統的にヘブライ語で「リショーン・レ・ツィ・ヨーン(シオンの第一人者)」と呼ばれていた。」

ついでにWikipediaである。→もっと寄付しろってかんじwwwww

前に、ユダヤ人はどこにいったかで、エチオピア、アフガニスタン、インドなどに行ったという話をしたが、別のこの人たちは、もろにヨーロッパにいっていたのだった。
どっちにしろ、日本とは何も関係ない。


あ、ところで出版社のでっかい別をみると、ええー、なんとまあ、集英社がトップだった。きっとジャンプのおかげだろう。前は講談社が1位だったのだが・・・。

「2022年1月から12月末までの販売実績をPOSデータに基づき、出版社別・冊数ベースで集計し、発表した。 1位は集英社で販売冊数は514万0668冊(前年比13.3%減)。 2位は講談社、3位はKADOKAWA、4位は小学館、5位は学研プラス。」

出版社って、大変だなあ。
頭のおかしい作者の本を、「売れるかも?」と思って出すだなんて・・・。
編集者の倫理観が必要だと思うの。
10歳の子供が読んだ時に、「正しい」ことを伝えられないとだめじゃないかなと思った。

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KyoKannazuki21
AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!