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1月27日のフジテレビの会見は「ガラパゴス」体制の「終わりの始まり」を象徴するできごと
中居正弘自身女性トラブルの件でのフジテレビの関与、そして先日のフジテレビの港浩一社長の限りなく「クローズド」な会見により事態は大幅に悪化ーフジテレビの番組スポンサーの地滑り的な撤退が起きたため、社長と会長が辞任、そして新社長を含めた会見が昨日フジテレビ内で行われた。
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■日本のワインスタイン事件といっていい中居正弘の女性トラブル事件のフジテレビの末期症状的対応
https://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2025/01/post-a15079.html
会見の長さ実に10時間24分!!
いずれも70歳を過ぎるお爺さん連中がこれだけ長時間の会見をやること自体、体力的にかなり負担ではあると思うが、一方でこれでスポンサーが戻る内容とは到底思えない状況だ。寧ろスポンサーが総撤退するのではないか、とすら思う
会見の結果はは70歳以上のお爺さんたちの骨折り損で終わるだろうと残念ながら思われる。そしてここまで異常な長さになってしまった原因は寧ろ自業自得といっていい
なぜなら会見の内容に最大の疑問である次の二点が結局は答えられなかったためである
1.なぜ「最高実力者」の日枝氏が会見に現れないのか
2.中居の女性トラブルの件でプロデューサーのA氏がなぜ無関係と断言できるか
この二点は質問者の間で繰り返し出てきたが結局は納得できる回答が得られなかった。明らかに日枝氏やプロデューサーAを擁護し保護しようという印象が拭えなかったからである。それらの質問の回答にきちんと答えてなかった。そこがこんなにダラダラ長くなった原因の1つであろう。10時間24分もかけてフジテレビの状況は良くなるどころか寧ろ更に厳しい状態になったと言わざるを得ない。
長い会見だったが今回はオープンな会見だったためフリージャーナリストが多く参加したが、その人たちを批判する人を見受けられた。確かにシロウト同然と思われても仕方ない人も少なからずいたが、今回の会見では強い口調のジャーナリストに嫌悪感を抱く人が少なからず見受けられた。
しかし海外の記者会見ではあの程度は寧ろ普通である。日本人は国会記者クラブと政府のなぁなぁな会見を見慣れていてあれが普通だと思っているようだが「予定調和」ばかりを目指す日本の国会記者クラブの会見の方が異常である、ということが理解されていない。強い口調の方が寧ろ肝心の論点がはっきりするのでいいと思うんだが(それ故国会記者クラブでなぜフリージャーナリストを嫌がる傾向が強い) 日本人はやはりディベートが得意でないのかな。実際肝心な論点ー一番聞きたいことーに答えていないことと、同じような回答を延々と聞かされたら記者が怒るのも無理はないとすら思う
私見では今日のこの会見でフジテレビの放送局の事実上解体がほぼ確定したといっていい。しかしこれは本当にフジテレビだけの問題なのか?これはいわゆる音事協を中心とした「芸能界」(私はこの言葉が嫌いだ)と地上波テレビといったオールドメデイアの癒着による「ガラパゴス体質」が問題なので、他局とて他人事のように考えているとしたらとんでもない。次はどこが槍玉にあがるかわからないのである。
つまり今回の事件の背景にあるのは「芸能界」とオールドメデイアの「ガラパゴス体質」が問題で、ここにメスをいれないと日本のエンタテインメント産業の明日はない
そもそもこの「ガラパゴス」などという揶揄もちょっと前なら安易に口にできなかった。少し前なら日本の「芸能界」をグローバルスタンダードにする、などといえば命すら狙われかねない状況だった。実際私は既に音事協から目をつけられているし、4年前につぶされそうになったこともある。(何とか生き延びたが.)
昨日の会見はいわゆる日本の芸能界とそれに癒着するフジテレビを始めとするオールドメデイアによる「ガラパゴス」な体制の「終わりの始まり」である。日本のガラパゴスな常識は世界の非常識であると認識すべきである。そしてこの「ガラパゴス体質」を日本全体が改めないと本当に世界から取り残されるのだ。いい加減オールドメデイアの人たちもこのことに気づいてほしい。
参考記事
フジテレビにはびこる“不適切すぎる昭和体質”…他局の元TVマンも「お台場だけ時が止まっている」と厳しい指摘
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/366821