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写真展|いとをかし写真展に出展したお話
どうもキョジンです。
先日、初のモデルさん個人展に出展しました。
その際の展示振り返りになります。
いとをかし写真展とは?
モデルの櫻井まちさんが主催の個人写真展です。
モデルさんの個人写真展は昨今では多く行われていますが、僕が出展するのは初めてです。
https://twitter.com/dededechan05 櫻井まちさんのX
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今回は、1人のモデルさんを17人のカメラマンが撮影して展示をしました。
同じモデルだからこそ、より撮る側の個性が試されると感じました。
写真作家を目指すために腕の見せ所と言えるでしょう。
さて、どんな展示になったのか見てみましょう。
出展作品について
タイトルとテーマ
写真展のテーマが「自然と闇」でした。
僕は迷わず闇を選択しました。
というのも、櫻井まちさんとは「side light photo」という夜撮フォトウォーク企画で出会い、その後も夜撮フォトウォークが中心だったので、迷いはありませんでした。
展示タイトルは「Another Night」
今回のお話の内容については、展示フォトブックを無料公開してますので、そちらをご覧いただけると幸いです。
フォトブック閲覧ははこちら
今回もフォトブックは超短編のストーリー調になっていまして、下記のようなストーリーになっています。
繰り返される日常に嫌気がさした主人公は、衝動的に知らない駅で降りる。
知らない町の知らないBarでお酒を飲んでいたら、明けない夜に閉じ込められてしまった。
それでは、実際の展示を見ていきましょう。
出展作品(全体)
展示の全体はこちら。
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今回はかなり特殊なブースです。
構想から二重の展示にしようと思っていたのと、想定より大きいスペースをいただい他ので、いっその事入る形にしてしまおう。
遮光もして、閉じ込められた夜を感じる展示にしようと考えました。
会場では18禁ブースではないかと話題なりました。
話題ならないより良いので、この点は成功です。
懸念は中まで見ない人が多くなるのではないかと思ったのですが、自分が見てた限りだとみてくれないのは20人に1人ぐらいで、ちらっと覗くだけの人が2人ぐらいという感じでした。
表に作品を飾ることは、見てもらうためにも必須の要素だと思ったので、表の展示は布製のタペストリーにしました。
紙だと入る時に、邪魔だし折跡などが出そうと思っていた所、前回出展した千載一遇展で出展者のHANAさんが布製のタペストリーを使用されていたのを思い出し、使わせていただきました。
中の展示はこんな感じでした。
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壁は黒布で、A1サイズをマグネットシートを使って直貼りしました。
現場に行くまで横幅が把握できずだったので、安全な大きさを狙ったのですが、作品サイズはもう少し大きくてもよかったかもしれません。
天井側にも、幕を張って斜光が差し込む形にしていたのですが、こちらまで気が付いた方は少なかったと思います。
気づいた方は目がいいです。
簡単なミニチュアを使って光はシミュレーションしたいなのですが、ここに関しては最終的な効果も含めて50点ぐらいの出来でした。
機会があればリベンジしたいです。(もうないと思いますが)
また、写真だとわからないのですが、暗幕の裏側にもタペストリーの作品があるという構成になっていました。
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続いて、個別に作品を紹介します。
出展作品(個別)
今回のメイン展示です。
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何気ない郊外の街頭を利用して撮影しました。
この街頭だけ暖色系で奥の街頭は寒色系で雰囲気が面白かったのと、モデルさんが闇の中に浮かび上がる感じが、今回のブースとテーマに合っていると思いメインの展示に据えました。
街頭の灯りのみでの撮影です。
続いて、表のタペストリー写真です。
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今回シェアでお借りしたBARの棚の隙間から撮影した1枚です。
「好き」と言っていただいた方が多かった1枚です。
モデルさん個展で顔全体が写らない写真を1番目に入るところに置くことは良し悪しあるかと思いますが、中に入ってもらうにはなんだろうと思ってもらうことが必要だと思ったので、違和感や他の人と違うことを重視しました。
最後は裏側のタペストリー写真です。
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こちらは裏側ということもあり、展示に気が付かなった方もいました。
歯車の写真はフォトブックのストリー的には鍵になっており、夜しかない世界線に歯車によって移り変わった事を意味しています。
フォトブックについて
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フォトブックの表紙です。
今回はフォトブック表紙と展示は別にしました。
表紙はメインの展示と迷った写真で、自分では気に入っていた1枚なので、表紙に入れました。
メイン展示は暗闇で見るから良い部分出ると思ったのもあります。
フォトブックの詳細は全編公開していますので、下記の記事で御覧ください。
展示を終えて
初のモデルさん個人写真展ということで、モデルさんは同じ方なので、撮る側が試されるなと思っていたのですが、櫻井まちさんの多彩性も手伝ってみんなが違う感じの展示になっていました。
出展していたカメラマンの皆さんも良い人ばかりで素敵な写真展でした。
素敵な機会を与えていただいた櫻井まちさんありがとうございました。
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