ポートレートカメラマンの表現 -SIDE キョジン- | PORTRAIT STYLE
どうも、キョジンです。
カメラ友達のびわさんと以前から相談していたのですが、コラボ企画をやることになりました。
企画内容は、同じモデルさんを撮影して、表現の違いを見てみようというものです。
本記事はびわさんのnoteを受けて書いているので、先にびわさんの記事を見ていただいた方が良いかもしれません。
びわさんの記事は共同運営マガジンでご覧いただけます!
びわさんとは、アイドル、アニメ、ゲームが好き、出身地が同じなど共通点も多いのですが、撮影する写真は結構違うので面白いです。
びわさんのX↓
・企画について
企画は先にも書きましたが、同じモデルさんを撮影して、表現の違いを見てみようというものですが、それぞれが好きなように撮っても比較が難しいので、今回は事前にテーマをいくつか決めて撮影しました。
今回のテーマ
光と影
広角と望遠
文字を入れる前提での写真
他にもテーマはありましたが、今回は上記を取り上げていきます。
モデルは僕のnoteを見てる方にはお馴染み、加藤歩さん(加藤歩さんのX)です。
それでは、それぞれ見ていきましょう!
・キョジンの光と影
元々の発端がこのテーマでした。
それぞれの写真で光と影に特色があるというような趣旨で、びわさんから提案があったのがはじまりです。
写真の根源的なテーマなので奥が深いです。
まずは、僕の写真を両方一気に見ましょう。
僕の方は撮影時の組み立て方でセレクトしました。
光の方は、窓の光を利用して光を捉えようと撮影したものです。
髪の毛に入る光が印象的ではないでしょうか。
影の方は、こちらも光を捉えていると言えばそうなのですが、モデルさんの位置と明るさは見てはいるものの、撮影時には影をどこまで絞って出すかを考えてます。
余談ですが、影の方は設定が理にかなっていないですね。
現場でのバタバタ感が伺えます。いまだにこういう事はよくあります。
この2点は、ほぼ同じ場所で撮影しています。
出てくる絵が全く変わるのも写真の面白いところです。
•びわさんの光と影
びわさんの方は、共有された写真を見て僕が感じた光と影をセレクトしてます。
びわさんの思っていることとは違うかもしれませんが、それもこの企画の面白さだと思ってます。
光の方は、フォギーフィルターを使っていると思います。
これは分かりやすいですが、ふわっとした感じが光を感じます。
フォギーフィルターは使い方が難しいフィルターだと思うのですが、使いこなしているのはびわさんならではですね。
影は僕の写真と同じ理由で選びました。
ここで撮ろうと思ったのは光ありきだと思いますが、撮影時やレタッチ時に影を考えているんじゃないかと思いました。
たまたま寄り目と引き構図になりましたが、今回の古民家だとヒキで光を感じさせれのは難しいかもしれない(あくまで僕の基準として)と、新しい発見がありました。
・キョジンの広角と望遠
続いて、画角です。
広角は同じ写真です。すみません。
広角は28mmで撮影しました。
広角だと入りすぎたりするので、屋内スタジオだと雰囲気が変わるものが入らないように気をつけたいと思ってます。
でも、家帰ったら、あれ?なんか入ってたわー!となるのは定番ですね。
この写真は広い画角ならではの場所の説明がありつつも、影ありきでモデルさんが引き立つようにと考えました。
さて、望遠は122mmです。
比較のために同じ場所から取りました。
ポートレートでは、望遠は背景がなんでも良くなるのでイージーですが、差異を出しにくくもあります。
今回は素直に撮りました。
•びわさんの広角と望遠
広角は分かりやすく広角な写真を選びました。
データ見たらなんと10mmでした!
10mmだと結構歪みが凄そうですがまとまっているのが凄いですね。
望遠の方は、一覧から選ぶのはクイズみたいになってましたが、ちゃんと70mmでした。
自分の見るも養われているのが実感できました。
これも一見画角なんでも良さそうですが、標準だと足が入りすぎたり、窓枠が入りすぎたりしそうです。
あとこれはフラッシュ使ってるのかな?
・キョジンの文字を入れる前提での写真
つづいてはこちら。
すごい白いです。
なので入れやすいと言えば入れやすいです。
セーラー服と振り返りと手前の緑と大きめの余白に、物語性を感じてもらえるんじゃないかと思ってセレクトしました。
今見たら余白が左右逆でも良かったかもしれません。
•びわさんの文字を入れる前提の写真
こちらもびわさんの意図はわからずにセレクトしているのですが、下の絶妙な余白はそうではないかと。
今回の企画にも沿っていてタイトルを入れたくなる感じですね。
・まとめというか、感想
今回1番面白かったのは、他の方の撮影データを丸ごとじっくり見るということはなかなかなかったので、新鮮でした。
さらに他の方の写真をセレクトするのもなかなかない機会です。言うなれば、編集者の作業ですね。
セレクト自体にも差があるので、人の好みは差があるというのをあらためて認識しました。
そして、普段自分がどう考えているのかを整理する機会にもなったと思います。
びわさんとは、また何かやると思うのでまた見ていただけたら嬉しいです。