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同じ街で違う君と出会う -SIDE キョジン- | PORTRAIT STYLE

どうも、キョジンです。
びわさんとのPORTRAIT STYLEコラボ企画第2弾です。

PORTRAIT STYELのこれまでの記事は、共同運営マガジンでご覧いただけます!


・企画について

本企画は同じモデルさんを同じ場所で撮影して、それぞれの表現や思考の違いを見ていこうと企画です。

Vol.1と同じく加藤歩さんを撮影してみました。
違うのはVol.1は古民家スタジオでしたが、今回はロケ撮影です。

今回は谷中銀座周辺で同じモデルさんを同じ日に撮影しました。
ロケ撮影なので、時間帯も違うので表現の違い以外に時間帯での差も見られると思います。


【今回のテーマ】

  1. ヨリ・チュウ・ヒキの撮り分け

  2. 笑顔とクール

オーソドックスなテーマですが、撮影時のバリエーションとモデルさんの感情表現としては基本となる部分でもあると思います。
モデルはVol.1に引き続き加藤歩さん(加藤歩さんのX)です。

ヨリ・チュウ・ヒキは分からない人もいるかもしれないので、解説しておきます。

ヨリ:アップです。バストアップ〜さらに寄るぐらいで、基本顔が主題
チュウ:ウエストアップ
ヒキ:全身

それでは、写真を見ていきましょう。

・ヨリ・チュウ・ヒキの撮り分け ー ヨリ

ヨリはモデルさんの顔がメインになるので、それゆえの難しさがあるのではないでしょうか?
魔性の画角でもあり、ヨリをとっている時にファインダーを覗いていると、モデルさんに引き込まれそうになる感覚が何度もあります。

まずは、それぞれの写真を見てみましょう。

キョジンのヨリ
びわさんのヨリ


撮影の時間帯は僕が昼間、びわさんは夕方です。
僕の方は、木漏れ日を順光で狙いましたが、びわさんは半逆光ぐらいですね。

僕の方はまず狙ったのは、瞳に光を入れることです。
(モデルさんはかなり眩しかったと思います。ありがたいことです)
こうすると黒目が茶色くなり神秘的な感じになります。
ハイライトとシャドウの明暗さもポイントだと思っています。

びわさんの方は、顔の陰影がなるべく少なく一方で髪の毛の質感や光の当たった部分が綺麗に出ています。
瞳のハイライトもいい感じに入っていますね。

初回の光と影の要素も出てきてしまいました。
初回が気になる方は下記もご覧ください。


・ヨリ・チュウ・ヒキの撮り分け ー チュウ

個人的にチュウはポートレートの基本となる構図だと勝手に思っています。

キョジンのチュウ
びわさんのチュウ


基本と言いましたが、何も考えないとチュウの領域で撮りがちです。
それだけ心地いいのかもしれません。

チュウは打って変わって、商店街の中で直接光が当たらないフラットな光の中で撮りました。
映画のワンシーンで、雑踏の中にいる主人公がふとカメラ目線になるといったイメージでしょうか。
何もないポーズで存在感を出せるのが、加藤歩さんの強みのひとつだと思います。

びわさんの方は、こちらも打って変わって影が印象的な一枚です。
色温度を見たままにして、夕方の色になっているのが良いですね。
手前からくる影も印象的で良いです。

・ヨリ・チュウ・ヒキの撮り分け ー ヒキ

このテーマの最後はヒキです。

キョジンのヒキ
びわさんのヒキ

ヒキはもっと引いちゃう事が最近は多いのですが、アイドルの生写真っぽいヒキの画角にしました。
チュウと同じ場所です。
僕は雑踏中で撮るのが、物語性を感じやすくて好きなんですけど、なかなか全身入れらることがないのでこれは貴重なショットです。

ちなみに僕はここまでは全部望遠ズーム(70-200mm)で撮りました。

びわさんの方は変則ですが、しゃがみ好きなこともありセレクトしました。
あえて右側に寄せているのが面白いと思います。
左に強い光があることでバランスが取れている感じですね。

•笑顔とクール ー 笑顔

続いてはこちらのテーマ。
自分は笑顔はあんまり載せないので貴重です。

キョジンの笑顔
びわさんの笑顔

そもそも作風と違うのもあるんですが、笑顔ってセレクト難しいんですよね。
人によって笑顔の良し悪しの基準が違うと言うか。
と言うことで、今回はおふざけも含めた笑顔。
こう言うのもあまり出さないだけで実は撮ってます。

びわさんの方はこれは可愛いと思って選びました。
ポンポンが良いですね。
構図も斜めにすることで感情が動く感じがあります。


•笑顔とクール ー クール

続いてクール。

キョジンのクール
びわさんのクール

打って変わってクールは得意です。
左手が微妙な位置なのも切り取り感があり良いと思ってます。
ちょうどチュウの写真から流れで使えそうなカットです。

びわさんの方は、日が落ちてきた時間帯をうまく捉えているなと思い選びました。
夜が始まると言う時間帯はクールさが際立つのではないでしょうか?
壁だけでなく蔦の奥行き感もいいですね。

・まとめというか、感想

いかがだったでしょうか?

時間帯が違うとはいえ、アプローチや構図の取り方、光の使い方の違いも見えて面白かったのではないでしょうか。

一方でロケ撮は時間帯で結構雰囲気が変わります。
そちらも楽しんでもらえればと思います。

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そして、びわさん視点のnoteは下記になります。
合わせてお楽しみください!

それではまた会いましょう!


関連リンク


加藤歩さんのX


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