自社株買い
上場企業が、自己資金で発行済の株式を購入すること。
購入された株式は消滅させるか、会社が「金庫株」として、株式のまま保有するケースもある。
どちらの場合も、総発行済株式総数からはマイナスされる。
株主還元のイメージが強いため、自社株買いを実施すると発表されると株価が上昇する可能性がある。
■効果
発行済株式総数が減ることでEPS(一株当たり純利益)が上昇しやすい。
(EPSは当期純利益÷発行済株式総数で求められる。)
株主還元となる。
また、自社の株を買うとはいえ、株が買われることに変わりはないので、株価上昇の期待もある。
敵対的買収(M&A)を防ぐ効果がある。
■注意
自己資金で行うので、十分に自己資金を貯めた状態でないと、自己資本比率が下がり、投資家からマイナスの印象を持たれることになる。