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イエルバブエナを育て始めた話
昨年の7月、実家で飼っていた犬が死んだ。
まだ、名前を出して「亡くなった」「お空に行った」などと擬人化するほどの心の余裕はない。
大病だったので、覚悟はしていたんだけど、意識が戻らないことを聞いてその場で安楽死の決断するの、マジでつらかった。
「あなたが死にたがっている今日は…」的な文句が、反吐が出るほど嫌いで、正直「命を持っていけるなら、必要な分持っていってくれよ、やるから」と思っている。
もちろん、アイツにも少しくらいわけてあげたかった。
11月、家族で旅行に行く機会があった。
この間、大きな喪失のついでに左膝を捻ってぶっ壊しており、心身ともに元気になりきってはいなかったけど、祖母の誕生日なので、生まれた地の近くである八ヶ岳に行った。
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酒屋さんとかで買うと高いし、レアでなかなか見つからない「うちゅうブルーイング」のお店があるので、ちょっと飲んでみようとお店に入った。
どんなにテンションが低くてもビールはうまい。
いや、今ならわかる。テンションが低いからうまいんだ。
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ふた株、よくモヒートに使われるミントのひとつである「イエルバブエナ」を買った。
「食っても死なないペット」とか不謹慎なことを思いながら。
トップ画のように、ちいかわで彩っているからなのかもしれないけど、可愛い。
何かを愛でるのに、理由とかいらないよなってことを、少しずつ思い出してきて。
どんどん大きくなるから、摘んで、水につけて根を出させて、また植えて、あまりは水に入れていただく。
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もっと大きくなったら、ほんの少しモヒートを作って、飲むことにした。
それまで、お酒はおやすみ。
あとは、配れるくらい増やして、お世話になった人にお渡しすることに勝手に決めている。