教員の多忙化はいつから始まったのか。

教員の業務は40年前から比べるとあまりにも増えている。
なぜこんなにも増え続けているのかを考察する。

まず、バブルの時期、公立学校の教員は一般企業に比べものにならないくらい給与が低かった。また、年功序列もあり有能な人も上に上がれるチャンスがなかった。若きころの私も何もしていない50代の教員が倍以上の給与をもらっていることを知り愕然とした。

その後、教員にも評価制度が取り入れられ、特に上昇志向が高い教員は「児童・生徒のために○○をやるのが効果的だ」と評価を得るために案を出し実行した。当然のことながら以前からある仕事を整理することなく追加だけを続けた。なぜ、整理することが無かったかといえば先輩が始めた仕事を整理すれば「みこが悪くなる」からである。

児童・生徒のため、子ども達のためという使い勝手が良い言葉を旗印にして仕事を増やしていったのです。その結果、時代の変化もあり、学校業務の量が限界に達したと言うことです。

現在の70代から50代くらいの教員が出世のために頑張ってしまった結果が現在の教員が抱える問題の出発点であると考えます。

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