日本語は美しい
いよいよ明日がハロウィン♪
ハロウィンの文化がある国。
普段はただの住宅地なのが、
ガレージを利用してハロウィンライブに変身!
それぞれのやり方で、
ほどほどにハロウィンを楽しんでいきましょ~
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教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌
どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
私たちが普段
当たり前に使っている日本語。
日本語は
日本人ですら
操ることが簡単ではない言語です。
近年は日本語の能力が
全体的に低下していると言われていますから、
その操縦はさらに簡単ではなくなっているでしょう。
筆者も怪しいですし、
現在80~90歳以上の年代の方に比べれば
遥かに日本語の力は劣っているでしょう。
一方で、
そんな日本人ですら難易度が高い日本語を
学ぶ人が海外で増えているようです。
日本語はなぜこれほど
難易度が高いのか。
なぜ魅了する要素があるのか。
そんな視点で
記事を起こしていきます。
楽しんでいただけると幸いです。
日本語の難易度はSSクラス
日本語は難しいと言われますが、
一体どれほどなのでしょうか。
アメリカ合衆国が提唱している
世界の言語習得難易度ランキングにおいて、
日本語は唯一の最高ランクの「5+」となっています。
全ての言語の中で
頂点に君臨していると言えるでしょう。
日本人は潜在的に
最も賢い民族だと言われたりしますが、
これだけ複雑な言語を操るのですから、
環境的にも自然と賢くなるのでしょう。
フランス語は、
上位1000語の言葉で
日常会話などの83.5%が
理解できるという説があります。
英語は、
上位3000語の言葉で
90%の理解。
対して日本語は、
上位5000語で
81.7%の理解です。
最低限必要な語彙が
圧倒的に多いと言えそうです。
確かに、
英語は難しい単語を覚えずとも、
中学校で習う英語を習得していれば
日常会話はほとんどスムーズに行えます。
日常会話では、
簡単な単語の使用率が圧倒的に高いからです。
この語彙数の差に加え、
日本語はひらがな、カタカナ、漢字、
ローマ字と、扱う文字数の数と組み合わせが異次元。
中には
「日本人は6つの言語もっている」
という意見もあり、
上記の4つに加え、
「絵文字」と「空気」が加わるそうです。笑
ひらがなやカタカナを
ようやく習得したと思えば、
地獄の漢字が待っている。
日本語の知識ゼロの状態でいちから学ぶのは
筆者は絶対に嫌ですね。笑
日本語を習得している人、
特に欧米人など
言語の類似性がまるでないのに話せる人は
本当に尊敬します。
日本語は天才である
日本語はどうやら、
世界的にみても極めて特殊な言語のようです。
言語学では
文法、人称指示代名詞、
規則的音声対応という視点で
言語の系統を分類する考え方があります。
ただ、日本語だけは唯一、
同系統の言葉が日本国内にしかない言葉なのです。
しかも、
日本語という言葉は
日本国内に通じます。
日本人にとっては、
当たり前に感じるかもしれませんが、
人口600万人のパプアニューギニアは、
800以上の言語が存在する。
それは、
各部族が統一されることなく
それぞれの言語体系を築いていったことにより、
それだけの言語が生まれているからです。
日本という南北に長い国土であるにも関わらず、
1つの言語に統一されており、
それが長きに渡って継続してきた言語は
特殊中の特殊なのでしょう。
日本が島国であることだけでなく、
日本人という民族の気質が
大きく関係していると言えそうです。
日本語は変幻自在
日本語の中の特殊性の1つが
主語の多さだと思います。
英語でいう「 I 」を表す一人称が、
これでもかというぐらい存在する。
私、わたくし、俺、僕、吾輩、某、
我、自分、オラ、儂、予、あたし・・・
筆者が欧米人だったら、
この時点で発狂します。笑
このように、
相手との関係性、地位、性格などの条件で
変幻自在に変えていくのが日本語の1つの特徴。
これには、
文脈を読む力が必要です。
「大丈夫」
という言葉も、
状況によって幾重にも意味が変わります。
つまり、
状況や環境、人の気持ち+言葉という
一括りそのものが1つの言語となっているのです。
これだけ複雑な要素を統合し、
変化できる言語を操る日本人だからこそ、
細かい感性が優れており
柔軟に変化していけるのかもしれません。
日本語は美しい
日本語の大きな特徴に、
主語を省略するというものがあります。
欧米であれば、
「誰が」主体となっているかは
非常に重要です。
しかし、日本語はそれを重視しない。
これには
宗教観も関係していると言える。
西欧の宗教では、
神と人は明確に違います。
人は神に似せられて作られているとしても、
「神が」と「私が」の主体は
天と地ほども違う。
よって、境界線をしっかり引くために、
「私が= I 」を主張しなければならない。
対して日本はどうでしょうか。
八百万の神々では、
生命あるものは皆神様のようなものです。
自然も、動物も、人間も、無機物だってそう。
全てが神性をもってつながっているのですから、
わざわざ「私が」と主張する必要性もない。
だからこそ、
行間を読むことが必要とされ、
空気を読むことが自然となっていく。
受け手に判断を任せる曖昧さが
言語にも反映されていると言えるでしょうね。
そんな日本語は、
「音」がキュートに聞こえるようで、
海外の人にとって人気のようです。
オモテナシ、
モッタイナイなどの
日本語そのままの言葉が
海外に広まっているものもある。
カワイイも広まっているのだとか。
面白かったのは、
「コンドー」という日本語が広まっているという話です。
意味は、整理整頓。
片付けコンサルタントの、
こんまりさんがあまりに人気になったため、
「コンドー=片付け」を意味する言葉になったとか。笑
筆者個人としては、
「オタガイサマ」
「アリガタイ」
などの言葉が
思想と共に広がってほしいですね。笑
飛行機で有名なリンドバーグの妻は、
日本語の別れ際の言葉が
接続詞になっていることを
美しく感じたそうです。
「さらば」は「左様ならば」、
「それでは」は「それじゃあまた」など。
「また会おう」と
はっきり語尾まで伝えるのではなく、
余韻を残して去っていくのは
確かに美しいかもしれません。
人も動物も自然も神も、
同じ目線で生きてきたという日本人の感性が
言語に込められているからこそ、
美しいと感じたり、
愛を感じたりするのかもしれませんね。
まとめ
他にも、
日本は「言霊」の文化があるので、
日本語に含まれる全ての「音」に意味があります。
そして、
昔から継承してきた大和言葉は、
その1つ1つの意味と音が
ちゃんと対応するようになっている。
だからこそ、
たった1つの言葉の音に
その何倍もの意味やエネルギーが
込められているようになっている。
「日本語がかわいい」
と感じる海外の人がいるのは、
そういった癒しの音を
感覚で感じ取っているのかもしれませんね。
そして、
そういった言葉の背景には、
日本人の万物に敬意を表し、
柔らかい感性で共に生きてきた感覚が
込められている。
日本語というものは
世界に誇ることができる財産であり、
世界の人に
思想と共に広まればいいものだと感じます。
筆者ももっと、
日本語を上手に操れるように精進していきたいです。笑
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共育LIBRARYりょーやん元教師