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医療こそ、日本の生命線。

今日から9月スタート!

ここまで来れば、
1年のうち3分の2が過ぎたことになります。

最後の3分の1を納得いくように過ごし、
2024年のフィニッシュを迎えたいですね!


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


教師、保育士、介護士などの、
教育職や福祉職。

日本という国の、
最も大事な基幹となる仕事であることは
間違いないです。

そんな
日本の生命線とも言える仕事で、
決して忘れてはいけない仕事。

それが、
医者や看護師という
医療関係の仕事です。

これらの仕事が
どれだけ大切かということは
論を待たないでしょう。

一方で、
その大事な人を守ってくれる方々が、
どのような量の仕事をこなしていて、
どのような状況にあるのかは
なかなか理解が及ばないところが多い。

今回は、そんな
医療機関に関する仕事について
ふれていく記事にしていきます。

この記事は、
メンバーシップである
はしさんとのコラボ記事
です。

最後まで読んでくださるとうれしく思います。



看護師の仕事内容

看護師と聞くと、
非常に忙しくしているイメージが浮かんできます。

そして、
緊張感がある職場という印象です。

なぜならば、
病院に来る人、入院している人は、
身体にどこか治療が必要な部分があり、
一歩間違えればその症状が悪化し、
場合によっては危険な事態になりかねないから。

本当に、センシティブな仕事だと思います。

そして、
人の命を預かるからには、
様々なことを勉強していきているはずです。

かなり初心者向けに書かれている
看護師の入門本を開いてみても、
その項目数の多さと本の分厚さにびっくりします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・バイタルサイン
・心電図
・薬剤
・検査
・輸血、血液製剤
・呼吸管理
・褥瘡、創傷、ストーマ
・栄養管理
・緊急対応
・糖尿病、透析
・ドレーン管理
・がん、緩和ケア
・リハビリテーション
・認知症、せん妄

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1つ1つの項目が、
超重要事項なので、
どれも非常に詳しく解説されている。

ちなみに、
バイタルサインは
体温、血圧などの身体の生命活動や
健康状態を示す重要な指数。

褥瘡は、皮膚の一部がただれたりする状態。

創傷は、皮膚や皮下組織などの損傷。

ストーマは、人工肛門、人工膀胱のこと。

項目を見ているだけで、
あまりの学ぶべきことの量
業務の責任の重さ
頭がクラクラする思いです。

検査に関する小見出しだけで、
20種類以上

ものすごい専門性の高い仕事であることが
分かりますね。

看護師は資格が強い仕事であり、
一度、育児などで職場を離れても
再就職するには有利である。

などと言われる理由が分かる気がします。

人の命を預かるが故に、
あいまいな情報しかもっていない
ハンパな人は雇えない。

よって、
資格という専門性を証明するものが必要。

凄い勉強量と
実習で苦労して時間を費やした
濃密な時間が詰まった資格なのでしょうね。

さて、
知識の幅だけで大変さが伝わってくる看護師ですが、
具体的な仕事内容は何が忙しいのでしょうか。


看護師の1日

看護師の1日は、
とにかくドタバタで忙しいようです。

朝は早めに出勤し、
その日の業務を事前に確認するところから始まる。

昨日からの申し送りの確認。
午前中に投与する点滴の用意。
薬の準備。

中には、
朝いちで手術を行う患者さんもいるので、
その準備を行う日もある。

入院している患者さんの、
細かい健康管理も必須です。

発熱などで体調がすぐれなければ、
採決、尿検査など、
医師の指示を仰ぎながら原因を究明する。

患者さんによっては
発熱がどのような影響を与えるか
分からない職場であるが故、
慎重な上にも慎重な判断が必要です。

そのような突発的な対応が生じるたび、
もともとのスケジュールがどんどんズレていきます。

患者は、1人あたり7~8人を担当。

ただ、
一人に何かあった場合は、
その人を見ている間は
他の人から目が離れることになります。

その間に何か起こった場合は、
そうそう対応できません。

その看護師も、
自分の担当の患者で手一杯だからです。

中には、
入院患者の対応もある。

昼食を食べる時間もままならないままに、
すぐに食べて業務に戻ることが
日常茶飯事の病院もあるようです。

本来なら、
その都度患者さんの様子を
記録する必要があるそうですが、

患者さんを診ながら
そのようなことに費やす時間はない。

後でまとめて行うことになるが故に、
残業時間が増えていくことになります。

常に、マルチタスク

聞いているだけで目が回りそうですね。

そして、何と言っても夜勤があります。

生活リズムが乱れる、
この夜勤は体に響く・・・。

ただ、ただ、頭が下がる思いです。

しかし、
もっと過酷な状況で働いている職業があるようです。

それは、医師です。


医者が1番医者を必要としている

看護に関するSNSの動画を見ていると、
自然と同じ医療関係の
医者についての動画などが目に入ります。

見てみると、驚愕。

「教員は忙しい仕事である」

と世間で言われるようになりましたが、
医師は少しレベルが違う

例えば、動画の内容やコメント欄には、
以下のような内容が流れていました。

「旦那が120連勤」
「家に帰る時間がないから病院に住んでる」
「家に帰ったのは10日ぶり」
「休日を100日連続で取れていない」

そして、極めつけは、

「医者が1番医者を必要としている」

という声。

医師の2割が過労死ラインを越えて
働いているという調査もあります。

もちろん、
開業医であるか
病院に勤務している医者であるかによって、
圧倒的な差があります。

当然、より忙しいのは、
病院に勤務する医師です。

病院によっては、
夜働ける人が圧倒的に足りないという実態。

学会発表なども行われているが、
それは「自己研鑽」の時間であって、
勤務時間には含まれないという謎の文化。

出勤から35時間勤務。
その中で仮眠をとれるのは4時間。

そんなサイクルが
月に4~5回あり、
残業時間は月150時間越え

そんな事例が山ほど出てきます。

2022年には、
激務によって追い詰められた若き命の
悲しい事件がありました。

その青年の1ヵ月の残業時間は
207時間50分。

物凄い量の勉強をして、
ようやくなることができた医師なのに。

病院という、
夜も患者さんの様子を
見なければならない仕事だからこそ、
長時間労働になってしまうのが
常態化してきたのでしょう。

国民の命を守ってくれている
医師の命をまず1番に考えなくては・・・


日本の医療の未来

少し前に、
イギリスの医療現場が崩壊していることが
ニュースになりました。

医療費が無料であるという国の政策故に、
数多くの患者が殺到し、

それと相反するように
医師や看護師たちが人手不足になっているイギリス。

治療を予約しても、
治療までに100日待たなくてはならない

癌などの手術も18ヶ月待ち

救急車が病院の前で20分待たされている

そして、
あまりにもひどい労働環境に、
全国規模で一斉に看護師たちがストライキを起こし、
7万件の診療や手術がキャンセルになったそうです。

中には、
闇医者のようなプライベートで費用を払えば、
措置してくれる医者もいるそうですが、

胃カメラを使った検査をするだけで、
50万円の費用がかかるそうです。

そのような費用では、
とてもやっていられない。

これに対し、
高齢化が進む日本の医療はどうなのでしょうか。

様々な角度からの切り取り方があるようですが、
医師の数や看護師の数自体は、
色々と対策をしているようです。
(様々な見方があると思うので、ふれるのはこの程度にしておきます)

しかし、数うんぬんの話ではなく、
医師や看護師の激務が改善されなければ、

若い世代の子たちは、
あまりに過酷な労働環境
耐えられないと思います。

教員はブラックだと言われてから、
教員志望者は軒並みに減っています。

どの業界も人手不足なので
そう単純な話ではないかもしれません。

様々な複雑な事情があるのでしょうけど、
それでも、医療現場で働く人のことを
大切にする心をもっていたい。

そのためには、
自分の健康を自分で守り
予防をして医療現場の負担を減らすことが
一人ひとりにできることだと感じます。


はしさん×看護師

はしさんは、
看護師として働いています。

今回の記事をきっかけに、
看護師や医師の勤務環境について
調べさせてもらいましたが、

調べてから、はしさんの記事を読むと、
重みが全く違うと感じます。

例えば、この記事。
看護師と子育ての両立について。

「いかないで~」と追いかける子供を払うようにして、夜勤に出る。
仕事だからと割り切って義母に預ける。
病院までの車の中、(なんのために、仕事をしているんだろう)と、思って泣きながら運転した。

職場に着いたら、母の顔から看護師へ切り替える。

30年前、子供が1歳になったら職場に復帰が当たり前の時代。
正職員の看護師は、夜勤をするのが条件であり、夜勤ができなければ、正職員を退職し、パートになるしかなかった。

職場は、自分たちで工夫して乗り越えるようにと言うが、ご近所との付き合いも希薄な中で、子供を預ける手段がない。

夜勤の時には、子供とすれ違いに出勤。
夫婦共働きの家庭も多いため、学校からの帰宅後、もう一人の親が帰宅するまでの時間など空白の時間ができてしまう。

なんらかの理由で、子どもだけで夜を過ごす世帯もある。

子育てしながら、働けるように個人が努力するのではなく、
職場や自治体で、働ける環境作りが必要だと思う。

子どもがまだ小さい中でも、
夜勤をこなさなければならない文化があった。

その時代を生き抜いてきたはしさんの想いが、
ズシンと心に響いてきます。

そして、
看護師という仕事を愛していることも
同時にはしさんの記事から伝わってくる。

看護師は医療を提供する仕事なので、医学的知識も必要ですし、科学的な根拠をもとに仕事をすすめていきます。

ただ、それだけではないんです。

どんなに科学が発展しても、
看護には、寄り添う、手を添えるという言葉にできないことから全てがはじまると、看護師になった新人の頃から、今も変わらずに思い続けています。

たくさんの、
本当にたくさんの人たちの
人生の節目に立ち会ってきたはしさん。

その身に、心に、
様々な人の人生のカケラが、
深く深く刻まれているのでしょうね。


まとめ

リスペクトしかない。

それが、
この記事を書くにあたって、
様々情報収取した筆者が
真っ先に思うことです。

患者の命を預かる身だからこそ、
自分が休むわけにはいかない。

人手が足りなくても、
自分が支えなくてはならない。

そんなたくさんの医療従事者の、
崇高な精神使命感によって
日本という国はここまで守られていたのだと感じます。

しかし、もうそれも
物理的にも精神的にも限界を迎えている時。

医療現場の働き方改革は始まったばかりですが、
教員が4年、5年とかけて
少しずつ変わっていったように、
医療現場も負荷が少なくなるようになってほしいと願います。

そして、できるだけ、
自分の身は自分で守る。

医療関係者に甘えるのではなく、
自分のことをしっかり管理していきたいです。


この記事が、
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共育LIBRARY×メンバーシップの仲間のコラボ記事は、これからも発信していく予定ですので、楽しみにしてもらえるとうれしいです♪


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