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教育委員会が変われば公立でもここまでやれる!建前、形式はいらない。

今週も迎えた金曜日!

暑さに負けずにがんばった自分を癒しつつ、
今週末へのガソリンを注入していきます♪


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


「教育委員会」

と聞いて、
あなたはどのようなイメージを
思い浮かべるでしょうか。

筆者のイメージでは、
何かのニュースになる度に、
公衆の面前で謝罪をしているイメージです。

正直、
プラスのイメージは、
そこまでないのではないでしょうか。

しかし、
組織のトップであるということは、
行動しようと思えば、
抜本的な改革ができるということです。

相当な軋轢を生むでしょうし、
相当な覚悟をもたなければならないでしょうが、
それを実現しているところは存在する。

今回は、
そんな切り口から
記事を書いていきます。

何かしら響くものがあれば、
幸いです。



どんな人が教育委員会に?

教育員会は、
どのような人がなるのでしょうか。

筆者は
教育委員会に知り合いが
いるわけではないので、
体験に基づいて語ることはできませんが、

教員がどうやって昇進していくのかは分かります。

担任を何年も経験すると、
学年主任を任されるようになります。

これは、
誰でもなり得ることであり、
昇進を望まないパターンの場合は、
ここでストップの方もいるでしょう。

そこから上に上がっていくには、
教務主任というポストにつかなければなりません。
(筆者が勤めていた地域の場合)

では、どうすれば教務主任になれるのか。

それは、
労働組合の執行部を経験していたり、

研究会という、
学校の本務とは別の教科ごとの研究チームで、
がんばっている人に白羽の矢が立っていました。

近年は、
人材不足ということもあり、
ミドルリーダー研修というものを受ければ、
教務主任になれるルートもできていました。

なにぶん、
心身を壊してしまう人が多いポジションなので、
敬遠する人も一定数いるのです。

そして、教務を経験した人が、
教頭になり、やがて校長になっていく。

つまり何が言いたいか。

公務員であるから仕方がないのですが、
先輩たちが築いてきたルートと同じように
言われたことをこなして育っていくので、

これまでの慣習を続けるといった、
変化に慣れない人材になりがちだということです。

教育委員会が、
もしそのようなメンバーから選ばれるのならば、
抜本的な改革をするのは、
なかなか難しいのかもしれません。

よって、
外部の力が必要になります。


広島県のエキセントリック人事

教育委員会こそが主体になって、
攻めの姿勢でどんどん教育を変えていっているところ。

それが広島県です。

もっと言えば、
教育長のリーダーシップで、
これまでの固定観念をどんどん打ち壊したと
言っていいでしょう。

その元教育長の平川理恵さん。

別の案件でニュースなったこともあり、
筆者もその詳細は知りませんが、
彼女がやってきたことの事実は事実として
ここでは捉えていきます。

元リクルート社員であり、
退社後に南カリフォルニア大学に留学。

その後、留学支援ベンチャー企業を設立。

企業は順調にいっていたが、
シニア向けのビジネスばかりで、
日本に活力を与えられているのかと疑問をもち、

横浜にある公募の民間人校長として、
公立中学校に就任したのです。

学校改革、
キャリア教育、
図書館改革、
英語学習改革などの取り組みが
目に留まることになり、

広島県の教育長に、
40代で抜擢

なかなかこのような人事は、
民間の企業でも珍しい。

こういった人事には、
必ずといっていいほど、
裏に同じ思想をもった立役者がいます。

その立役者が、
広島県知事の湯﨑英彦さん。

スタンフォード大学への留学。
シリコンバレーのベンチャーキャピタル出向。
通信ベンチャー設立。

そんな人物が後押しすることで、
抜本的な改革が始まりました。

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