「次の時代を率いるのは日本」妙な噂が世界で流れているワケ
秋になったかと思ったら、
一気に肌寒い時間帯が増えてきました。
紅葉の季節もすぐにやってきそうです。
紅葉が美しく染まった自然を観に行くのが
楽しみですね♪
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どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
「日本が再び世界から注目を集めている」
最近、
そのような声を聞くことが
多くなってきた気がします。
日本国内だけの視点からすると、
少子高齢化が進んでおり、
GDPが減少し、
物価上昇によって
生活が苦しくなっているなど、
ネガティブなことを想起する内容が
目立っています。
しかし、
それらを十分に分かっていながらも、
尚且つ、
日本は海外から高い評価を
得始めているようなのです。
中には、
「次の時代を率いていくのは日本である」
などといった意見まで存在します。
なぜ、今、
このタイミングで日本なのでしょうか。
世界では一体
何が起こっているのでしょうか。
そんな視点をベースに
記事にまとめていきます。
楽しんでいただけると幸いです。
世界で何が起こっているのか?
筆者は何度も、
「これからは心の時代」
「精神面が重んじられる時代」
ということを
ここまで書いてきています。
経済的な発展や
物が豊かに溢れるだけでは
心が満たされないことが、
先進国の間で分かってきているからです。
そんな時代の流れを踏まえ、
これから各国で
精神面を成熟させていくのかと思いきや、
世界は以前よりも
混沌感が増してきている気がする。
先進国の至るところで、
国内での国民の分断が起きたり、
治安が悪化したり、
医療制度が崩壊したりなど
暗雲立ち込める話を耳にします。
加えて、
各国の争いも激化し、
罪のない人の血が流れ続けている現状がある。
そんな世界の背景を抱える中、
円安の影響もあり
外国人観光客が多く日本に訪れています。
彼ら彼女らは
一様にに日本の様子に驚きを見せる。
日本国内至るところが清潔であること。
日本人が大声で騒ぎ立てることなく
調和を保っていること。
日本の自然が美しいこと。
日本の伝統的な文化の成熟度と
その素晴らしさ。
どこの店に行っても、
チップを払うことなく
トップレベルのクオリティーの料理や
サービスが提供されていること。
そして、
おそらく世界の3本の指に入るであろう
圧倒的治安の良さ。
警察の姿が見えなくても
自分たちで秩序を守っている。
日本にいると当たり前に思ってしまいますが、
昨今の海外の治安の悪さを見ると
驚くのも無理はないかもしれません。
そのような観光客や
以前から日本に注目している方たちが
SNSなどを通して拡散していることにより、
「日本の精神性が成熟している」
ことが
徐々に広まり始めているのかもしれません。
もちろん、
国民性が良い国は他にもあると思うのですが、
ある程度の経済的な発展と
ハイレベルの伝統や文化という
精神的な成熟度が共存しているバランスは、
確かに世界トップレベルなのかもしれません。
日本のアニメが世界を救う?
とあるSNSのコメントに
以下のような言葉を見かけました。
このようなコメントや言葉を
様々なところで目にしたり
耳にしたりすることは、
ジワジワと増えている実感があります。
確かに、
海外の視点から日本の作品を振り返ると
なかなか気付かなかった点に
目が留まります。
例えば、
海外でも人気の高い
スタジオジブリの作品である
「もののけ姫」。
このような作品は、
海外の視点からみると
極めて特殊な作品なのかもしれません。
なぜなら、
「誰が正しいのか、何が善悪なのかがはっきりと分からない」
からです。
アメリカのヒーロー作品であれば、
倒すべき悪が存在し、
ヒーローがそれをやっつけるという
分かりやすい構図が多い。
しかし、
もののけ姫の場合は、
「自然を破壊する人間」
という視点もあるし、
「弱い立場の人を守るために戦う村の人間」
という視点もある。
様々なものが曖昧であり、
解釈を受け手に委ねる作品は
実に日本らしい。
諸外国では、
日本よりも熱心に特定の宗教を
信仰しているイメージです。
そして、
一神教の宗教が多い。
一神教ということは、
教祖が言っていることが
正しいということであり、
他は間違っていると捉えることもできる。
だからこそ、
「どちらが正しいのか」
が、争いの火種になってしまう。
世界は今まさに、
そのような状況の渦中にいます。
一方、
日本は古来から神道が根付く国です。
神道は八百万の神ですから、
あらゆる神が存在し、
仏教だろうとキリスト教だろうと
受け入れる器があった。
大自然崇拝とも言える神道は、
自然の動物、虫、植物、
全ての生命へのリスペクトの精神がある。
人間に限らず、
全ての生命へのリスペクトの精神を
「もののけ姫」からも感じますね。
神道について研究しているある人物は、
「私は、千人の神主・神道家に会ったが、同じ言葉に出会うことがなかった」
と述べています。
神主たちの間ですら、
統一された文言というものが存在しない。
人それぞれ解釈が違っていたとしても、
それすらも認めてしまう。
そんなあらゆる多様性を受け入れ、
自然にすら寄り添うことができ、
平等に、フラットに、
それぞれの立場の価値観を描くことができる
日本のアニメーションが注目されているのではないでしょうか。
面白かったのが、
『聖☆お兄さん』というアニメが
一部の海外で人気であることを
耳に挟んだことです。
イエスとブッダが
バカンスを満喫するために下界にやって来て、
普通に日本で生活をするギャグ漫画が
原作となっている作品です。
確かに、この発想は、
日本人でなければあり得ないでしょうね。笑
しかし、このような構図こそが、
本当の平和な世界なのかもしれません。
あらゆる文化の融合の真骨頂
ブッダとキリストを
漫画で共演させてしまう感性を
自然に受け入れることができる日本人。
クリスマスも、
お正月も、
ハロウィンも、
お盆も行ってしまう。
こんな国は世界中探しても
どこにもない。
全ての生命をリスペクトする精神を
根底に宿している国民性だからこそ、
あらゆる文化が融合しつつ、
それに敬意を払って独自の発展を遂げてきた。
それが、
音楽や食文化にも宿っているのでしょう。
食材1つ1つに命が宿っていることを考え、
「(命を)頂きます」の精神があるからこそ、
調理法や食し方も敬意がこもり
高度な文化的発展を遂げてきたのではないでしょうか。
SNSなどで、
ハリウッド俳優が
日本に来日した時の様子をまとめた内容を見ると、
興味深い発見があります。
例えば、
アフリカンアメリカンである
モーガンフリーマン。
彼は、日本の料理店で、
黒人であることを差別してくる
白人のお客に対して、
日本人スタッフが、
毅然とした態度で
その白人を追い出したエピソードが
忘れられないと語ります。
確かに、日本では、
今に限らず昔から、
肌の色で人を差別する風潮はない
ような気がします。
筆者の好きな
ハリー・ポッターの俳優である
ドラコ・マルフォイ役のトムフェルトンは、
役柄のせいで世界中から嫌われ、
ふさぎ込みがちであったところを、
キャラと俳優の人格をきちんと切り離し
歓迎してくれる日本人に救われたと言っています。
そのような
小さな小さなエピソードが
塵も積もればで
徐々に影響力を増してきているのかもしれませんね。
日本の歴史的価値は世界一?
そして、
日本の歴史は世界でも注目されています。
日本という国は、
世界最古の国と言われています。
王政の継続を基準にすると、
古来から天皇を継承している
日本が最古の国であることがギネスでも認められています。
そのぐらい、
歴史的文化的価値が高い国と
捉えられているのでしょう。
筆者が個人的に好きなのは、
万葉集のエピソードです。
万葉集は、
天皇の和歌も、農民の和歌も
同じように掲載されているという
日本の文化的価値をもつ文学作品です。
自然を含め、
全ての生命へのリスペクトや平等性が
根底にあるからこそ、
天皇と庶民が同じ作品に掲載されるという、
多様性と同じ目線の極みとも言える作品が
生まれているのだと思います。
このような作品は、
世界中のどこを探しても
存在し得ないそうです。
海外の視点を通してみると、
日本人が忘れかけている日本の魅力、
日本人の誇りを思い出させてくれるかもしれませんね。
まとめ
資本主義が暗雲立ち込める感じになり、
「次なる何か」を探している現在の世界。
「経済や成長以外では精神性が大切なのでは?」
と気付き始める人が多くなってきた。
そして、ふと世界を見渡してみると、
精神性が非常に突出している国が幾つか存在している。
その1つである日本国の、
日本人の精神性に焦点が当たり始めているのかもしれない。
日本を含め、諸外国では、
若い世代を中心に
環境や動物、生命に対しての尊厳や平等性への
感度が高くなっている気がします。
そんな中、
アニメや日本訪問を通した日本文化の体験により、
日本の全ての生命への尊厳を感じる文化が、
支持されてきているのかもしれません。
つい先日も、ノーベル平和賞に、
日本被団協が選ばれたことも、
世界の流れを象徴しているとも言えるでしょう。
世界が目指すべき方向の先を
日本が走っているという
メッセージが含まれているのかもしれません。
日本国内から見れば、
きつい、厳しいことは山ほどありますし、
様々な不満もたくさんあるでしょう。
しかし、
海外の人から称賛されると、
日本の誇りを取り戻す気持ちが
湧き出てくる気がします。
課題はたくさんありますが、
美しい日本の精神性や文化を
守っていきたいですね。
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共育LIBRARYりょーやん元教師