他言語を話してると性格まで変わっちゃうのはなぜ?
あっという間に11月も後半戦。
ここから師走に向けて、
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どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
日本人は真面目。
イタリア人は陽気。
フランス人はクール。
私たちは
国によって、
様々な国民性のイメージをもっています。
国民性を決めるのは、
その国のそれまでの歴史や
何の価値観にウェイトを置くかが
要素として関わってくる気がする。
加えて、
その国の人々が扱っている言語も
非常に影響を与えている気がします。
場合によっては、
話している言語を変えると、
自身の人格すらも変わってしまうかもしれない。
言語というのは、
思っている以上に
多大な影響力があるのかもしれません。
今回は
言語の影響力について
記事にまとめていきます。
楽しんでいただけると幸いです。
言語によって性格が変わる?
よく、
英語は直接的な表現をする
言語だと言われます。
日本語が直接的な表現を避ける言語であることの
比較対象として、です。
筆者自身、
そのことを様々実感した経験があります。
カナダに留学していた頃、
滞在期間が長くなればなるほど、
自分の性格が影響を受けて
変化していることを感じている自分がいました。
その中でも大きな変化を起こした要因の1つが、
言語だと言えます。
例えば、
学校にあるエレベーターで、
同級生たちと一緒に上に上がろうと乗っていると、
一人のコロンビア人が
乗ってこようとしました。
すると、
一緒にエレベーターに乗っていたチリ人の女の子が
「I hate you」
と言って、
エレベーターに同乗させませんでした。
確かに、
このコロンビア人の人は、
女性へのアプローチがしつこかったり
嫌われる要素があった人物でもあった。
しかし、
「私はあなたが嫌いだ」
と、非常に直接的に表現をする様は、
何とも日本との違いを感じさせるものであった。
まだ10代であったその女の子は、
めちゃくちゃクールで、
それでいて
国籍によって差別するような態度はなく、
かっこよかったことを覚えています。
この子だけが特別かと言えば
そうでもありません。
海外ドラマなどを見ていても、
「I don't like you」
と、非常にはっきりと
相手への態度を示す様子を
様々見て取ることができます。
そのような
直接的な表現が多い英語を話しているうちに、
段々と暗喩的な言い回しをすることが
面倒になってくる傾向が筆者にもありました。
言うべきことははっきり主張する。
そうでなければ、
相手に勘違いをさせてしまい
自分の身を危険にさらしてしまうこともあり得る。
日本では、
「察する」「空気を読む」という要素で、
それをカバーしてくれます。
もし、
日本にそのような文化がなければ、
日本語も直接的な表現が増えていたかもしれませんね。
サピア=ウォーフ説
言語学者の中に、
サピアとウォーフという人物がいました。
この2人が唱えた論の中に、
サピア=ウォーフ説というものがあります。
別名、
言語相対仮説です。
言語というものは、
その国の文化や民族性、行動の気質を
反映しているというものです。
例えば、
兄妹を表現するとき、
日本では様々な種類があります。
兄、弟、姉、妹、長男、長女、次男、次女、
末っ子などなど。
しかし、英語で言えば、
「brother」「sister」
だけであり、シンプルです。
これは、
生まれた順番によって
様々な社会的役割が変わる
日本の文化を反映しているとも言える。
逆のパターンで考えてみると、
英語では様々な移動の種類を表す
単語があります。
run=走る
jog=ゆっくり走る
sprit=全速力で走る
などなど。
それに対して日本語では、
「走る」
という一単語で表すという
シンプルなものです。
言語が
生活様式や文化に影響を与えているのか。
生活様式や文化が
言語に反映しているのか。
おそらく両方だと思いますが、
言語から生活様式、文化、
何に価値観を置いているのかが
分かる1つの現象な気がします。
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