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スマホとの付き合い方を・・・そろそろ考えていかなきゃかもなぁ・・・

金曜日~!!

今週もよくがんばった~!!

折角の週末を無駄にしないように、
生活の乱れがないように、
体調を整え、
睡眠の質を確保していきます♪


共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨

教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌

どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。

共育LIBRARYりょーやん、元教師です。


落ち着かない子どもが増えている・・・

読書に集中できない子どもが増えている・・・

そんな現状を聞いて、
様々な原因となる可能性を考えるとき、
誰しもその選択肢に入れるものがあります。

「スマホのせいでは?」

スマホが世に普及して、
約10年が経過しました。

10年もの期間があれば、
様々な研究機関が追跡調査を行っていた
結果が明らかになってきます。

この記事では、
そういった調査のデータをもとに、

「スマホをもつことが何を意味するのか」

を書き記していきます。

子どもだけではなく、
大人も同じように影響があることです。

筆者自身も、
自分自身に反省点を刻むように
書いていけなければと思います。

ただ、現在は、
どうしてもスマホに頼らざるを得ない
ご家庭の方もいます。

そういった方は、
メンタルヘルスによくないかもしれないので、
読んでも大丈夫な方が、
読み進めてもらえればと思います。

ご自身でよく考えて、
意思決定をした上で、
先にお進みください。


スマホの普及率

今や、
小学生でもスマホをもっているのが
当たり前の時代。

スマホの普及率は
どれぐらいなのでしょうか。

2021年度のデータですが、
小学5年生~中学3年生までの普及率は以下です。

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

■ 5年生・・・65.5%
■ 6年生・・・66.6%
■ 中1・・・77.3%
■ 中2・・・84.6%
■ 中3・・・88.4%

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

これは、
地方の研究機関が
プロジェクトの対象学校の
生徒に対して行った調査の結果です。

2024年の現在はさらに、
都心であればあるほど、
パーセンテージは上がっているでしょう。

日本だけではありません。

2020年の時点で、
スウェーデンの11歳児の
98%が自分のスマホをもっている
という
記述をしている方もいます。

さて、
これだけ私たちの生活に、
深く入り込んでいるスマホ。

果たして
どのような影響があるのでしょうか。


スマホが脳に与える影響

スマホとは別に、
インターネット依存症という症状が、
一時期非常に取り上げられました。

台湾で
1890人を対象に行われた調査では、
インターネットを過度に使用することにより
以下の症状が出ることが報告されています。

「注意が散漫になって1つのことに集中できない」

「気分が落ち込んでしまってやる気が湧かない」

「小さなことでイライラしてすぐにきれてしまう」

インターネットということは、
すなわちスマホも同じです。

なぜこのような症状が起こるのでしょうか。

どれぐらいの時間を超えると、
「過度の使用」にあたるのでしょうか。

さて、
脳には前頭葉という
おでこの裏側にある脳の部位があります。

前頭葉の前方に、
前頭前野という部分が存在し、
「実行機能」を司っています。

実行機能とは、
以下のような能力です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・計画を立てる
・感情や行動を抑制する
・集中力の持続と切り替え
・特定の情報を選択して注意を払う
・コミュニケーション

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

つまり、
人間の「意思決定」を担っている
機能とも言えます。

ちなみに発達凸凹の子は、
実行機能障害とも呼べるほど、
この実行機能に凸凹をもっています。

ここである実験が行われました。

仙台市教育委員会と
合同で研究をしている
東北大学加齢医学研究所
行った実験です。

この研究所は、
全仙台市立小中学生約7万人に対し、
大規模調査を行っています。

まず行われたのが、
スマホのメッセージの通知音を聞くと、
集中力が下がるのかどうかという研究です。

LINEの通知音と、
ただのアラーム音を鳴らして比較した結果、
LINEの通知が鳴った時の方が、
課題に反応するまでの平均時間が長くなりました。

よって、
LINEの通知音は集中力を
下げている
ことが分かります。

では、通知音を出さなければ
いいではないかという話になってきます。

そこで子どもたちに、
メッセージに対するやりとりについて、
アンケートを行ったところ、

「どれぐらいの時間で返事をしなければいけないと思っていますか」

という項目に対し、
以下のような分布になりました。

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

■ すぐに返す・・・29.4%
■ 30分以内・・・22.0%
■ 1時間以内・・・7.9%
■ その日の内・・・27.9%
■ 翌日以降でもかまわない・・・12.8%

▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢

かなり頻繁に、
返事を返していることが分かります。

ということはどういうことか。

頭の中に、常に

「スマホにメッセージが来ているかも?」

というアンテナを張っておけなければ
ならないということです。

つまり、
複数のことに実行機能を使う
マルチタスクの状態になっているということ。

人間は一度にひとつのことしか集中できません。

スウェーデンの精神科医、
アンデシュ・ハンセン氏も

・マルチタスク派は集中が苦手であること
・マルチタスクは作業記憶が劣ること
・課題の間違いが増えテストの点数が下がること

を実験によって、
主張しています。

では具体的に、
どれぐらいの影響が
脳に出るのでしょうか。

それを数値で示します。

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