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藤井聡太/GAFAを育てた!? モンテッソーリ教育
金曜日到来!!
1週間のお疲れ様の時間が終わったら、
土日を如何に充実させるかの
個別ミーティングタイムが始まります。
共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨
教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌
どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
現在、日本でも、
様々な教育改革の必要性が唱えられています。
これまでも記事で語ってきたのですが、
発達凸凹を抱える子どもというのは、
可能性の塊です。
現在日本でも世界でも、
人よりもとびぬけて成果を上げている人物は、
すべからく発達に凸凹を抱えている可能性が高い。
ただし、それは、
幼少期から適切な環境のもと、
才能が発露する場で
教育を受けてきたからこそとも言えます。
発達凸凹の子どもは、
精神疾患の発症率が非常に高いです。
だからこそ、
本人の自己肯定感を守ることができる
スペシャルな教育が必要だったりします。
その1つがモンテッソーリ教育。
この記事では、
モンテッソーリ教育の内容や特徴を
解説していきます。
全員に知らせるべきというよりは、
スペシャルな教育寄りの記事ですので、
途中から制限ありですが、
制限なしでも楽しめるように書いていくつもりです。
では始めていきます。
藤井聡太/GAFAを育てた!?
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今や将棋界のレジェンド、
藤井聡太がどのような教育を受けていたか
ご存知でしょうか。
彼は、幼稚園で、
画用紙を編んで作るという
ハートバックという袋を
ひらすら作り続けていました。
毎日毎日飽きずに作り続け、
その数は100個ぐらいだったそうです。
実は、藤井聡太は、
モンテッソーリ教育の幼稚園に通っていました。
当時は、
「ハートバックを作りたい」
という欲求をもっていた聡太くんを、
とことん満たしてあげる教育を行っていたのです。
また、
今や世界にすっかり浸透している、
GAFAという企業。
(GAFAMという視点もあります)
Google
Apple
Facebook
Amazon
の4つの企業のうち、
Appleを除く3つの企業の創始者は、
モンテッソーリ教育を受けて育ったのです。
モンテッソーリ教育には、
それだけ人間の力を引っ張り出す何かがあるのでしょう。
では、モンテッソーリ教育が、
どんなものなのかを見ていきますね。
モンテッソーリ教育の特徴
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モンテッソーリ教育は、
藤井聡太の例にみられるように、
その子が発達段階上必要な活動を、
満足するまでとことんやらせてあげる教育と言えます。
「人間の成長の普遍的な原則に則った教育法」
とも言われます。
その中で最重要となるのが、
「敏感期」
という考え方です。
敏感期とは、
「子どもが何かに強く興味を持ち、集中して同じことを繰り返す、ある限定された時期」
のことを指します。
子どもが発達上で本能的にやりたがる活動を、
子どもの力を信じ、
子どもが一人でできるように手伝うのが、
モンテッソーリ教育の大枠だと言えるでしょう。
別の切り口で見てみると、
モンテッソーリ教育は、
認知能力(テストなどで測る力)よりも、
非認知能力に圧倒手ウェイトを置いた教育と言えるでしょう。
マサチューセッツ州で行われた調査で、
450名の生活保護家庭を追跡したものがあります。
IQ80以下の失業者と、
IQ100以上の失業者の率を比べたのです。
結果は、どちらも7%でした。
これは認知能力では、
人間の幸福を測れないという一例。
そして同時に、
ペリー就学前プログラムという調査により、
子どもの将来の年収や幸福度は、
非認知能力によって左右されることも謳われ始めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・意欲/主体性
・自制心
・やり抜く力
・自律性
・思いやり
・共感性
・社会性
・創造性
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
などの能力ですね。
モンテッソーリは、
「0~6歳の期間には、その後長い人生を生き抜いていくのに必要な80%の力が備わる、人生で一番大切な時期である」
と主張しています。
そんなモンテッソーリ教育に、
光が当たるようになっているのも、
当然の流れと言えるかもしれません。
モンテッソーリ教育のサイクル
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モンテッソーリ教育は、
正しいサイクルで子どもを育てていけば、
様々な不適応行動は正常化すると考えます。
そのサイクルとは以下です。
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
❶子どもの興味関心
❷集中現象が起きる
❸満足感/達成感/生の躍動感
❹様々な能力が身に付く結果
❺主体性/意欲/自己成長/自信/自己肯定感
▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢▢
つまり、全ては
子どもが何に興味関心をもつかから出発し、
それをとことんやらせることで、
様々なよい循環が生まれていくということです。
不適応行動を起こしている子どもは、
自分がやりたくもないことを、
抑圧されたり、
命令されたりされている場合があります。
抑圧をすると、
やりたいことを抑えている子どもになり、
その抑え込んだ不満が外に出ると、
人へのいじわる、他害が出ることになり、
内に抑え込むと、
メンタルをやられてしまうことになったりします。
そんな子たちが、
このサイクル通りに活動をしていくと、
不適応行動が減り、
子ども本来の生き生きとした姿になっていくという、サイクルを示しているのです。
モンテッソーリ教育を実際に受けている子で、
中度知的障害のIQの2才児がいたそうです。
その子がモンテッソーリ教育を受け、
4~5才になったときに再検査すると、
IQが100になっていたそう。
このようにIQというものは変動します。
認知能力よりも、
非認知能力を、
正しいサイクルで育成していくのが、
大事なことだと言えるでしょう。
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