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選挙投票率8割を超える国が大切にしていること
視覚鈍麻があり、
ものを探すのが苦手なりょーやんです。
絵文字の眼鏡をかけた顔のやつ(→🧐)
などが、何度見返しても探せなかったりします。
探してないときは、
逆に見つかるんですけどね・・・笑
共育LIBRARYへようこそおいでくださいました✨
教育、人間、人生など、様々な「知恵」や「情報」が詰まった図書館のような、皆さんがくつろぎ、人生の「気付き」を得たり、知的好奇心を満たしたりできる居場所を目指しています😌
どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
「日本は投票率が低い」
そのようなことが
よく問題視されます。
様々なところで、
選挙に行くことを呼びかける取り組みがありますが、
それらは全て、
大人になってから伝えていることな気がします。
あなたが小学生の時、
選挙についてどれだけのことを
学習したでしょうか。
「選挙に行かなくては!」
と思う授業を、
どれだけ受けたでしょうか。
投票率の差というものは、
そういった教育の思想の部分から、
違いが生まれているのかもしれません。
今回は、
海外の教育にふれながら、
選挙の投票率や、
何を優先して教えるべきかなどについて
記事にしていきます。
何かの役に立つ情報があれば、
幸いです。
世界各国と日本の投票率
![](https://assets.st-note.com/img/1721639209721-625kVFskQs.jpg?width=1200)
まず、
世界各国の中でも、
投票率が高い国は
どのような国かを見てみます。
以下に掲載します。
![](https://assets.st-note.com/img/1721463351428-zUpiak439E.png)
上位の国は驚異的な投票率ですが、
これだけ高いということは、
「ほとんど義務」
となっているケースが多いでしょう。
勝手に代理投票が行われている国、
投票しないと罰金が発生する国など、
様々です。
中には、
投票に行った証明書がなければ、
3ヶ月間給料がもらえない国もあります。
対して、日本はこの時は139位。
しかし、
昔から投票率が低かったわけではなく、
7割を超えている時代も存在していました。
![](https://assets.st-note.com/img/1721463621400-7htnjMLRd4.png?width=1200)
よく、
「若い人が選挙に行かない」
と言われますが、
年代別にみるとどうでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1721463810921-IVvljfpmuD.png?width=1200)
確かにこうしてみると、
10代、20代、30代の投票率が、
相対的にみて低いことが分かります。
「若者は選挙で何かを変えれるとは思っていない」
といった意見も耳にする。
しかし、
少子高齢化が進み、
人口動態に偏りが生まれているのは、
どこの国も同じはず。
なぜ、
若者も選挙に行く国が存在するのか。
今回は、
罰金を設けるわけでもなく、
投票率が8割を超えている、
スウェーデンにスポットライトを当てていきます。
スウェーデンの社会科教科書
![](https://assets.st-note.com/img/1721639336422-j32sp9G3cs.jpg?width=1200)
投票率の高い、
スウェーデンの社会科の教科書。
その中身は
どのようなものなのでしょうか。
この社会科の教科書の中で、
繰り返し伝えられていることがあります。
それは、
「法律や規則は変わる」
ということです。
例えば、
こんな記述があります。
たとえば、髪型やファッションを変えて
規範を打ち破ってやろうとするなら、
それを何度も繰り返しているうちに、
それでいいのではないかと
思われるようになるかもしれません。
この
「打ち破ってやろうとする」
という表現に、
スウェーデンの教育のすごさが現れている気がします。
この表現からは、
意図的に、反抗的に、
規範に迎合せずに抵抗することが
推奨されているような気さえしてしまいます。
日本だったら、
こうはいきません。
「ルールは大切なものだから守りましょう」
が基本です。
「ルールは変えるもの」
「時代によって変えなければならないもの」
であることを前提に、
教えられないと言ってもいいでしょう。
もちろん、
スウェーデンの教科書にも、
法律、規則に従うことは書かれています。
その上ではっきりと、
「法律や規則は変わる」
という章がつくられている。
この辺りに、
投票率が高くなる秘訣がありそうです。
メディアというものの、
使い方にも思想の違いが現れます。
日本では、
メディアは情報を受け取るもの
と思っている人が大半でしょう。
一方で、
スウェーデンの社会科の教科書では、
メディアは発信するものという
位置づけが大きいようです。
例えば、
「あなたも影響を与えることができる」
というタイトルの章には、
以下のようなことが書かれています。
・あなたの友人や親類から、
著名による支援を集めましょう。
・地方の新聞に投書しましょう。
・フェイスブックでグループをつくりましょう。
・人々を集めてデモを行いましょう。
・責任者の政治家に、直接連絡を取りましょう。
ご親切にも、
デモを行う推奨と、
そこに至るまでの手順まで示されています。
海外ではデモは当たり前で、
不当な扱いを受けていると思えば、
結束して抗議をすることが多い。
日本は不思議なくらいデモが起こりません。
しかし、
それが治安の良さにつながってもいるので、
何とも言えないところですが、
もし、デモを推奨する教科書ならば、
日本の教師たちはどう教えればいいか
困ってしまう情景が浮かんできそうです。
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