見出し画像

アルコールの正しい使い方と効果的な手指衛生

コロナの影響でどのお店にいってもアルコールスプレーやジェルがこれでもかと置いてあります。
使わなければお店に入れない的な威圧感を感じてしまうのは私だけでしょうか?
今回はこのアルコール除菌を手指消毒で使うのは大きな間違いであること、正しい除菌法、
アルコールの正しい使い方について話していこうと思います。

・アルコールが手指消毒で逆効果な理由
・アルコールを使うより、流水で流す
・アルコールはモノにかける


・アルコールが手指消毒で逆効果な理由

医療業界や飲食業界に勤めている人にとってはアルコールで手指消毒をすることは当たり前となっていますが、多くの人はそうではありませんし、やる必要がありません。

医療の現場では、感染力が非常に高く、致死率や重症化率が高い感染症患者に接する機会があるので、手指消毒を行います。

また食べ物を加工したり、提供する人も手についている細菌が食べの中に入り、食中毒を起こさせないために手指消毒が行われます。

これはあくまで緊急時であって、普段から当たり前のようにアルコールで手指消毒は逆効果になってしまいます!

なぜならアルコール消毒によって、外敵となるウイルスを殺すだけでなく、私たちのカラダを守ってくれる常在菌まで殺してしまうからです。また皮膚を荒れさせ、外敵から身を守ってくれるバリア機能を破壊します。
感染対策のつもりが、そこから菌などが侵入してしまうため、より感染症に罹る可能性を上げてしまうのです。

私の周りではアルコール消毒に躍起になっている人ほど風邪にかかりやすかったり、皮膚トラブルを抱えていたりします。
普段手指消毒をするタイミングとしては食事を作る時くらいしかいらないのではないかと思ってしまいます。



・アルコールを使うより、流水または純石鹸で手を洗う。

もしウイルスだけを取り除くことを目的とするならば
流水で10秒くらい手を洗うだけで十分な効果が期待できます。
もしそれでも不安なのであれば界面活性剤フリーの純石鹸で洗うことです。
普通の石鹸に比べて、肌に優しいし、ウイルスをきちんと除菌してくれます。界面活性剤の入っている石鹸で洗ってしまうと、アルコール除菌同様に肌バリアを壊してしまい、きちんとケアしなければそこからバイ菌が入ってきてしまいます。過度な石鹸の手洗いも逆効果なので、氣をつけましょう。


・アルコールはモノにかける

アルコールは本来どのような使い方をすべきなのか?
これは非常に重要になってくるのですが、空間に振りまいている様子をニュースで見ますが、あれは無駄です。
やるならば人の手が触れやすいドアノブ、手すり、スマホの画面などのモノを除菌しましょう!
特にスマホの画面は便座と同じくらい汚いと言われています。
多くの人はスマホを触った手でご飯を食べたり、顔を触ったり、目を擦ったりするのですが
手にアルコールかけるよりも優先順位は明らかにスマホ画面ですよね?




今回はアルコールの手指消毒や正しい使い方について話してきました。
多くの人は除菌のために当たり前のように手にかけていますが、感染対策になるどころか、良い常在菌を殺し、皮膚を荒れさせ、肌ばりを壊すことにつながるのです。
しかしアルコールが正しく使われれば除菌効果を最大限に発揮しますので、人の手が触れやすい場所やモノに吹きかけて正しく使いましょう!


まとめ
・アルコールの手指消毒は感染対策において逆効果になることがある。
・除菌するのであれば、流水または純石鹸で洗うことで感染対策、皮膚の保護になる
・アルコールは正しく使い、除菌しましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?