中学生のためのテストの段取り講座 最終回 あなたはお金です。
その10 あなたはお金です
どうですか? 会社を作る練習やってみましたか?
そんなに簡単に行くかい!と思っている人も多いと思います。なぜか知らないけど、みんな会社に関しては、むっちゃ真面目なんですよね。ゲームなら適当にいきなりやるでしょ。失敗しても凹まないでしょ。あれと同じようにやってほしいんですけど、会社となると、みんな馬鹿みたいに真面目になります。会社に関して、真面目禁止でお願いします! ゲームを四角四面にやっても面白くないでしょ? あれと同じなんですよ。なんで、会社になると、突然できない、いきなり言うな、まずは準備が、とか言い出すんでしょうね。ここら辺に何かヒントがありそうですね。みなさんも考えてみてください。
さて、この講座ももう10回目です。そろそろ終わりにしますね。話したいことはたくさんあるんですが、でも、あんまり全て話してしまっても、仕方がないんですね。あとはみなさんが色々と経験していく中で覚えていってほしいです。なぜってね、そうやって覚えた方が楽しいからです!
みなさん、楽しいことを忘れないでくださいね。
死にたい人はみんな共通して、楽しくないって言うんですね。楽しくないのに、仕事をしているんです。お金のためだから、です。だからやりたくもない仕事をやり、一緒にいたくもない家族といて、それで週末も疲れて、寝てばっかりで、楽しくないって言うんですよ。段取りをしないと、こうなっちゃう可能性が高いです。みなさんは今は中学生ですが、みんな自然と時間が経過し、おじさんおばさんになっていくんですね。段取りを知らずに。そうすると、退屈しちゃうんですね。仕事がある時はいいですよ。それで自由を拘束される代わりに、どうやら退屈ではなくなりますから。でも、それって、楽しい作業ではないですよね。楽しむ、って難しいんです。ピアノを渡されても、弾けないと楽しくなれないでしょ。そのように、楽しむためには、方法があり、技術を向上させる必要があるんですね。お金なんかあっても無駄です。それで高価なピアノ買っても弾けないと楽しくないわけです。かといって、ピアノみたいな特殊な技術が必要だというわけでもないんです。それはみなさん、この講座を受けてきて、わかってきましたよね。僕は脅しているつもりはないんです。このままだと将来大変だぞと言っているわけではなくて、段取り覚えまくった方が、それを実践した方が、楽しくなるよってことです。楽しみを見つけることに関して、真剣に生きる。これぞ人生だと思うわけです。だって、楽しいじゃないですか。楽しいことになると、このようにわけのわからない笑えるループに入ります。愉快な循環が始まります。
退屈な世界も同じように、変な循環に入ってしまうんですね。退屈だけど、やるしかない、つまらないのに、働くしかない、お金のためだから仕方がない、だから楽しくない、仕事もいやだ、だから疲れてしまう、だから週末寝込んでしまう、でもまた明日からまた嫌なつまらない仕事をしなくちゃいけない、もういやだ、そうだ、死のう!
こうなっちゃうんですね。みなさん笑ってしまってますが、本当にこうなっちゃうんです。僕はそんな世界をずっと見てきてますので、それは心配です。でも心配だからといって、恐る恐る生きていても、何にも楽しくありません。退屈です。そうすると、またあの変な循環に入ってしまいます。そうです。恐怖が、退屈を呼び起こします。恐怖はどうして発生するかもお伝えしました。そうです。知らないからです。知ると、恐怖はなくなります。もしくは正確な恐怖になります。不安ではなくなります。不安とは正体不明の恐怖ってことです。正確に怖がるのは必要です。何も考えずにやっても上手くいきませんから。だから、段取りが必要なんです。段取りは恐怖を正確に、しかも、毎日日課を行うことで、毎日少しずつ恐怖を喜びに変えてくれます。お金はかかりません。こんなに優しくて、お金がかからない道具はなかなかありません。しかも、それを自分で作れるんです。しかも、人に作ってもらっている限りは、いつまで経っても恐怖は無くなりません。全部自分でやる必要があります。そして、この段取りを全部自分でやってみる、これが大人になるために必要な技術なんですね。そうすると、自分は安心できる、喜びも感じる、仕事も楽しさを見出すことができる。そうすると、人を助けることができるんですね。人助けは何もその人のためだけにあるのではありません。見返りを求めてやっても仕方がないですが、自分が好きで、人助けをしている限り、あなたはどんどん、鉄壁になっていきます。豊かになっていきます。それは楽しいですよね。楽しいところには気持ちの良い風が吹き込んできます。いい空気たっぷりです。だから、さらに人が集まってきます。人に優しくするのは、一つの生きのびるための技術なんですね。そうやって人類はこれまで生き延びてきました。殺傷能力があるような牙とか、ありえないくらい早い足を持っていないからです。そのままではひ弱すぎて、すぐに死んでしまいます。それが太古の人類でした。そこで人類は段取りを覚えていったわけです。やればやるほど死ぬ可能性が減りました。そして、余裕を感じると今度は他の人を助けるという行為を始めました。そうすることで、さらに、強くなっていったんです。竹みたいな感じですね。曲がるけど、強い。曲がるけど、ペロンペロンだけど、折れない。こういう強さは人類に特徴的なものです。
このようなことを、まず中学生が自分の周辺で学び、身につけるにはどうしたらいいか。
それがテスト勉強なのです。テスト勉強は僕にとっては生きのびるための技術の訓練に一番最適な機会です。
みなさんも死にたくはないでしょ? そのためにやってみると思うと、やる気が他の人とは変わりますよ。
ただ成績を良くすることが目的ではないんです。
段取りを覚えると、死ぬ可能性が格段と減る。
これは僕が経験を経て、得てきた知恵の一つです。
なぜなら段取りとは未来を予測する技術であり、同時に無いものを求めるのではなく、今あなたが持っている技術を総動員して想像もできないような力を発生させる道具だからです。
今のあなたも実はそんなに悪いものではなく、未熟でもなく、実はすごい力を持っているんです。もちろん、その力を引き出す方法を知らなければその力には気づけません。
段取りは、ありえない力を獲得する方法ではないんです。持っている力の総動員が可能になるんです。
娘もアオも、段取りでクラスで一番になりました。しかも、僕は何も勉強を教えていません。スケジュール表だけは初回ですので、つくって上げましたが、それ以外は全て自分でやったんです。何か参考書を買ったわけでも塾に行ったわけでもテスト攻略のコツを教わったわけでもありません。ただ自分で、スケジュール表通りに、コツコツ勉強しただけです。勉強の内容は変わりません。でも、勉強を進めていくに当たって、前もって、全ての量を把握し、それを均等にわけて、少しずつ、網羅していっただけです。でも、そうすることで、力が発揮できることをアオは知りました。それはただの自信です。もう僕がいなくてもできるわけです。だって、自分でやったんですから。
自分の力を確認する。
段取りにはこの効果があるんです。
自分に力があることを感じれるんです。そんな機会って実はあんまりないんですね。みんな実は、自分たちのこと、どこか劣っているとばかり考えているんですね。社会でやっていけるかわからないどころか、多分やっていけない。お父さんもお母さんも会社に入れって言うし、勉強しとかないと大変なことになるって言うし、私は出来損ないだから、みたいな考え方になっちゃってます。それは正直、現在の教育の方法が結構な頻度で間違っているからだとは思います。でもそこで社会に文句を言っても始まりません。そこで僕は自分でできる段取り講座を開いたわけです。自分で簡単にできちゃいます。笑っちゃうくらい簡単に。そうです。そのことも忘れないように。
コツさえ覚えたら、むっちゃ簡単です!
それが僕が教えていることです。しかも、効果テキメンです! 即日に効果が出ます。
理由も簡単です。それはあなたの力だからです。ドーピングしているわけではないから、その力はいなくなりません。
ちゃんと集めて、然るべきところで放出するコツさえ覚えたらいいだけです。
段取りは、自分の自信の持ち方の練習にもなりますよね。それも大事なことです。みんな社会に出ることをビビりまくって、周りの大人たちもビビりまくっているので、なおさらビビっちゃうわけです。
でも本当はそんなに大変ばっかりの人生ではありません。
まずは何よりも楽しむってことがコツです。でも楽しむにもコツが必要です。でもみんな大人は楽しんでいない人が多いので、そのコツが上手く広まっていきません。
楽しむコツは、夢を抱くのではなく、毎日の24時間の円グラフを描いてみるってことでしたよね。これもまた簡単です。
僕は無い力を、ありえないくらい厳しい訓練をして、作り出せと全く思いません。
持っている力を存分に発揮するコツさえ覚えたらいいんです。
テスト勉強で成果が出たら、今度はどんどん社会で実践していきたいですよね。そのための練習はやればやるほどお得です。
恐怖心がどんどんなくなるからです。見えない恐怖は経験を積むことで、知識に変わっていきます。こうすれば、こうなる、こうすると痛い、こうすると楽しい。こうやって、悪いことも良いこともどんどん学びましょう。中学生ですから、失敗も全然オッケーです。もっと言うといくつになっても失敗はどんどんオッケーなんですが、人はなぜか失敗を恐れます。失敗を恐れるあまり経験を積むことをサボり、結果的にどんどん恐怖を感じています。それが現在の大半の大人です。ぜひ見習わないでほしい! まあ、ちょっと手厳しい意見ですが、でも何事も正直に話すのが僕の特徴です。こういう人がいてもいいんです。みんなが右向いている時に、左を向くのは勇気が必要です。でも慣れていくと、人と違うことやっていた方が、敷地が余っているというか、コロナだからみんなも感じていると思いますが、なんか一箇所にたくさんの人が集まるより、家族と静かに人のいない海とかにいると、ほっとしませんか? そういうこともあるってことです。慣れていくと、恐怖心なんかなくなって、実は、あれ、誰もやっていないことをやる方がお金が稼げるんだ、という当たり前のことにも気づけたりします。学校というのは、先生の段取り通りに進まないと先生がパニックになりますので、先生の言う通りに生きていかなくてはいけない世界ですので、右向け右の世界です。だから、そんな中で左を向けと言うのはしんどい。
そこで、僕は長期休暇を使って、会社をやってみようぜ!と伝えました。
これはみんなと比べられる環境ではないところで、まずは挑戦してみようっていうコツです。それなら怖くないでしょ。先生にも怒られませんよ〜。しかも、先生って、学校に所属しているので、自分で自立して、会社をやるなんてやったことがありません。だから本当は、もしもあなたが会社を始めたら、怒るどころか、どうやって会社作るの?って聞いてきますよ。だって、知らないんだから。知りたいんです。怒る人は、自分にはできないと諦めている人です。とにかく怒る人には近づかないこと!それも生きのびるコツですよ。
最後に、自分で会社をはじめるにあたってのコツをお話ししましょう。
会社をやるんですから、もちろん、お金を稼ぐんです。だから、お金の話ですね。
職業に縛られずに、どんどん自分のやりたいと思っていることを、1日の日課の中に取り入れて、毎日を過ごしてみて、とお伝えしましたよね。
何か一つのことに秀でなさい!と言われてきて育っているかもしれません。まあ、それも一理あると言えば、ありますが、そんなに能力のある人ばかりではありません。
ましてや、この段取り講座を受けているみなさんは、テストのやり方がわからないわけです。つまり、そんな特別に秀でた人じゃ無いんだと思います。
すみませんね、悪口じゃないんですよ。僕も同じってことです。
僕も別に何か一つのことができるわけじゃないんです。ただ、色々攻略するコツはたくさん知ってます。なぜなら、無駄に色々経験してきたからです。
だから無駄なことは何もありません。おかげで、こんな自発的な講座を開ける講師になったんだから、いいんです。
僕は秀でているものは何もありませんでした。僕が学生の頃、秀でているからこれをやりなさいと言われたこともありませんし、何かで受賞したみたいなこともありませんでした。
でも何も気にしませんでした。なぜなら、楽しむことは得意だったからです。僕に唯一何か秀でていることがあるとすれば、それは楽しむことのプロってことかもしれません。
楽しむことの専門家です。どんなことでも楽しめちゃいます。死にたい人からの電話を無料で10年受け続けるって、とんでもない精神の持ち主だと思うでしょ? お金にならないことなんか仕事じゃ無いってみなさんも人から教わっているじゃないですか? だから意味わからないでしょ? もう意味わかりますか?
でも僕は楽しむことができちゃうんですね。理由は簡単です。自分で、作り上げた日課に従って生きているからです。やりたいことだからです。みなさんもお金にならなくても、やりたいことやれていれば、楽しいでしょ? その感覚がなぜか仕事を始めちゃうと、体だけ大人になってしまって、すべて忘れてしまいます。今はあらゆることに理由がないとだめな世界です。どんな細かい行為であろうと、お金にならないことをやっていると首を傾げる人が出てくる始末です。僕は現在、行われている戦争よりも、この日本の今の状況の方が戦争っぽいなあと思っちゃいます。なんか窮屈なんですよ。
まずもって、楽しくない! これじゃ息苦しくて誰も笑顔になりません。
そんな中、僕、結構楽しくやっているんです。いのっちの電話ですら。いわゆるお金にならないのですが。
それは円グラフのおかげでもあります。僕は社会の掟、お金の掟、仕事の掟、の前に、自分で楽しい円グラフ、楽しい段取りを設定したんですね。だから、興味あることだけが1日の中で何回も訪れますので、多様な刺激が頭の中に身体中に行き渡ります。そうすると、気持ちに余裕ができるでしょ。そうすると、確かに、大人になれば、やりたいことだけじゃないんですね、嫌なこともしなくちゃいけない時もあるんですよ、それが余裕があるとできるようになります。さらに余裕があると、大変な子育て、家事とかも、もはや、一つの創造活動だと思うと、楽しくなっちゃいます。こうやって、自分なりにどんどんご機嫌にしちゃうんですね。それが段取りです。段取りってすごいと思います。ほんと、魔法かよって思うくらいです。ただ行動する前に、自分で前もって、決めるだけ、なのに、です。やることはそれだけですもんね。
僕の場合で考えると、
子供が二人いるので、部屋の掃除、洗い物とか洗濯とか、料理つくってあげるとか、色々大変なんですね。
でも僕は料理も、絵を描くことと一緒だと思って、全て記録に残してます。料理本までつくってしまいました。そうすると、楽しい創作の一つになる。洗濯ですら、僕は本に書こうとしてます。そうやって、自分が研究したいことにすると、なんでも本格的になるし、やる気が出てくるという段取りの方法です。研究すればするほど家族は喜びますし、それはいつか仕事にもなるかもしれません。かつ、大事なことは仕事にならなくてもいいんです。なるかもしれないし、ならないかもしれないくらいでちょうどいい。なぜなら、そうやって考えるだけで、めんどくさい作業が楽しくなるからです。そうすれば、退屈な作業ではなくなり、楽しい作業になる、そうすると、一日がご機嫌に過ごせるというわけです。変でしょ? 楽しくないことをわざわざ楽しんでいるように見えますか? そうじゃないんです。何事も実は研究するほどの真剣な眼差しで見たら、面白いことばかりなんですよ。めんどくさいと言っている人は、基本的に知らない人ばかりです。知っている人は掃除が楽しいってことを知ってます。知らない人は掃除をしたことがない人です。このように知るを楽しむってことが、楽しいですよ。知るを楽しむ、これが哲学という言葉の語源でもあります。
英語のPhilosophyは古代ギリシア語の二つの言葉を組み合わせたものらしいです。philosが愛情を抱くってことで、sophiaが知恵ってことです。それが集まってphilosophyになっているんですね。知恵に愛情を抱く、つまり、僕の言葉で言うと、知ることを楽しむってことです。sophiaは知恵ですが、これはsehp、試すって言葉から生まれました。ほら、なんか言っていることわかりますよね。言葉ってそういうものです。だって、人類が経験を積んで試してきて、得てきたコツが全部詰まっているんですから。なんでも試すと知ることができます。それを楽しむんです。それが哲学です。つまり、今回のテストの段取り講座は哲学の勉強でもあったんです。知る喜びを楽しむ講座です。いいでしょ哲学も。中学校でなんで教えないのかなって僕は不思議です。まず知るべきは数学よりも哲学です。その基本がなってないと知ることを恐れる人間ばかりの社会になってしまいます。それが悲しいかな、今の日本です。哲学がないんですね。でもみなさんは大丈夫です。ここで哲学を学んできましたから!
別に哲学って、誰かの哲学者が言った言葉を覚えていることじゃないんです。そういうことではなく、楽しむ技術なんです。
なかなかお金の話になりませんね。
みんなお金のことばかり考えるようになります。大人になると。それが今の日本。その理由は、仕事が、自分がやるべきことを見つけることではなく、税金を払うためにお金を稼ぐことになってしまっているからです。それはお伝えしてきました。しかし、本来、仕事とは、自分が持っている力を余すことなく発揮することです。それが古来の人類がやってきたことです。その力を結集するために段取りが必要だと僕は言ってきました。仕事は死ぬまで続くものです。それがお金稼ぎのためだけになってしまったら、死にたくなりませんか? それが今の日本です。たくさんの死にたい人がいます。これはなんとかせにゃならん!と僕は思っているわけです。大人は簡単には変えられません。なぜなら試すことを恐れているからです。だからこそ、中学生のために講座を開いているんです。
死ぬまで続くのですから、仕事はやはり、あなたが一番やりたいと思うことをやってほしい。
やりたいことをすることは楽をすることではありません。でもやりたいことをすると、体は楽になります。体が楽になるから、変な力が入っていないから、やりたいようにできます。力を発揮できるんです。苦労することは必要ではありません。そうではなく、必要なことは毎日、一定量自分がやりたいことをやる時間作りです。それは辛いことでしょうか。そりゃ日課を続けるのは大変ではありますよ。楽しくないと絶対に続きません。継続するためにこそ、楽しさが必要で、そのためにも自分が何をやりたいのかということを、夢レベルではなく、現実レベルで、つまり、一日24時間の中で具体的に何をするかレベルで、知る必要があります。どんなに小さな力でも毎日継続し、死ぬまで続けたいと思い、楽しんでやっていると、自然とそれがあなたの才能であると言われるようになります。
僕も今では、あなたは本を書く才能がある、絵を描く才能がある、歌を歌う才能がある、なんてことを人から言われることがあります。
でも13歳の時、同じことをやっていた僕には誰もそんなことは言いませんでした。いい大学に入れ、としか両親ですら言わなかったのです。
つまり、結論は簡単でしょ。継続することだけが才能ってことです。継続していないことはどんなに力があっても才能にはなりません。
そして、才能って言葉は英語でtalentでしょ。これって、また古代ギリシアの言葉なんですが、talantonっていう言葉から発生しているのですが、これは古代ギリシアでは金の単位だったんですね。キログラムみたいなもんです。つまり、これがお金ってことですね。
つまり(才能=お金)ってことです。
僕は無能でしたが、しかし、継続をしたわけです。段取りを組んで。そうすると、ある一定の継続によって、その人の力は才能になります。才能とは持って生まれたものを指すのではありません。もちろんこれは僕の中ですが。才能とはその人が何をどれくらい継続したかに過ぎません。だから才能がないから、やらないというのは論理的におかしな言葉なのです。試さない限り、そしてその挑戦を継続しない限り、才能は発生しませんから。
僕はお金を稼ぎなさいとはあんまり思わないんですね。だって、そのためには楽しくないことをしなくちゃいけないじゃないですか。楽しくないことをする、って本当に、効率は悪いし、へまはするし、失敗しても技術向上させようとしないし、本当に意味ないんですよ。僕は今、会社の社長だから、感じますが、やりたくない仕事をやっている人は雇いたくないですもん。だって、全然仕事にならないと思うから。だからお金を稼ぎなさいとは僕は言いません。代わりに、
お金になってください!と言います。あなた自身がお金になる。お金=才能ですから、あなた自身が才能になる。あなたという才能を磨く。未来のあなた=将来の現実ですよね。だからあなたが一日24時間の中でやっていること=才能=お金です。もう意味わからないですか? 分かりませんか。焦っても仕方がありません。この辺は何度も読んで反芻してみてください。大人になるとすぐ勘違いして、お金を稼ごうとしてしまいますので、よく読み返してみてください。もちろんこれも僕の考えですから。一つの考え方です。でも、実際に僕はこうやって生きてきたので、一つの生きた経験です。試した結果です。一つの言葉です。一つの知る喜びです。一つの楽しみ方です。
だから、やることは一つです。
お金を稼ぐんじゃなくて、お金になるんです。つまり、お金を稼ぐんじゃなくて、あなたがいくらなのかを自分で決めてみましょう。
あなたが動いたらいくらになるか。あなたが決めるんです。他の誰も決めない。自分で決めてみてください。
僕の場合は、
絵は15センチ✖️20センチくらいのポストカードサイズの小さな絵です。それをパステルで描いてます。それは一枚165000円です。税込です。僕が自分で値段をつけました。どことも比較してません。どこにも比較する対象がないし、自分がお金だからです。自分で決めるんです。ギャラリーとかで売ると、三割ギャラリーにあげます。税抜きで15万円ですから、七割だと10万円です。一枚絵を売ると、僕の手元に10万円が手に入る。それだと嬉しいと、自分で感じたんですね。理由はそれだけです。一枚売ると、10万円が現金で入ってくると楽しい。15万円だと入りすぎ、10万円切ると、なんかちょっと物足りない。そうやって値段を決めました。
文章だと本の印税は10%と相場が決まってます。でも僕は馬鹿みたいに毎日書いてますから、こうやって、オンラインで文章を公開しているのですが、先日はこういった文章を公開して、ある講座だったんですが、それが受講料が10万円だと僕は自分で決めました。30万人くらい読んでいたのですが、ほとんどの人が冗談だと思ってました。それでいいんです。人に文句は言わない、って伝えましたよね。そうじゃなくて僕が楽しい方法を自分で見つける。それでも百人の方が、僕がつけた値段をそうだ、と納得してくれたんですね。それで百人が10万円を払ってくれましたので、1000万円になったわけです。これは無料の原稿ですが、それでも百人の方はそうじゃないと理解してくれて1000万円稼ぐことができた。
そして、いのっちの電話は無料です。これも自分で値段を決めました。これは僕が心に余裕があるから、人助けをやりたいと思ってやっているんです。だからお金は取らない。でも、この電話をやっていることに納得している人が、もしかしたら、絵を買ってくれているのかもしれません。
このように僕が伝えたい唯一のことは、自分がやること全てに自分で会社を作ったのなら、自分で値段をつけてみてということです。
自分でやるんです。もちろん相談するのはいいですよ。でも、決めるのはあなたです。
そして、自分で値段を決める。自分がお金だと知る。これこそ、最後に僕が伝えたいことで、それがこのテスト勉強の方法からはじまった僕が伝えたい、段取りの最終形です。
自分のお金を磨き、自分で値段を決める。これも段取りの一つです。そして、こうすることで、お金を稼ぐ、どこかから嫌なことをやって引っ張ってくる、という今の日本の社会のお金の捉え方、つまり、お金の捉え方ということは、生活における段取りの方法です。そこから抜け出て、自分なりの生活を手に入れるってことです。
これが僕が伝えてきた自立の方法です。
こうしないと自立できません。
そして、この現実は自立していない大人ばかりの世界です。
そこから抜け出ていくためには、試すしかありません。
知る楽しみを、忘れないでください。
恐れず試してください。
もちろん困ったら僕のスマホに電話すればいいんです。
090-8106-4666ですよね。もういい加減、登録しといてください。
もちろん、本当に困ったらですよ。試す前に電話するのはナシにしましょう。
自分で試さない限り、いつまでもお子ちゃまのままです。
自分で試すんです。僕は経験者だからお伝えします。
ここまで自分で試せと言っている理由は試すと、どんどん怖くなるからです。
みなさんの動きを止めているのは、方法を知らないからです。つまり、知らないから怖いんです。
みなさんの壁は恐怖心です。世界が怖いのではありません。それは誤解です。勘違いです。
恐怖心はあなたの心の中にいます。あなたが作り出してます。原材料は無知です。
もちろん、全て知ることなんか不可能です。だから僕も無知です。でも経験したことだけは知ってます。知ることが楽しいことも知ってます。
さあ、この講座はもう終わります。あとがきなんかありません。
もう色々わかったはずです。
まずはテスト勉強から試してみてください。それでこのテスト一辺倒な学校社会に蹴りをいれてみてください。そんなのへっちゃらだと怖くないと言ってやってください。
そして、すぐに会社を作ることに向かってみてください。
お金を自分で作り出してみてください。
稼ぐために働くんじゃありませんよ。
円グラフを忘れずに。
いつか、楽しく今度はご飯でも食べにいきましょう。
どこで何を食べるとかの段取りも僕、得意なんで、幹事やります!
時々、厳しい意見もあったかと思います。でも、試してみたら分かりますよ。
試すことが楽しいってことに!
それじゃね、また会いましょう。
素敵な大人になってください。
坂口恭平