Keith Jarrett Trio のブルーノート・レコーディング
こんにちは❗️京平です。
1994年6月にニューヨークのブルーノートにて行われたキースジャレット、ゲーリーピーコック、ジャックディジョネットのピアノトリオによるライブレコーディングです。
一言でいうと、ほんと素晴らしい❗️トリオ盤は他にも色々聴いてるけど、特にこのレコーディングはお客様とのアットホームな一体感が感じられて 好きですね。
複数枚盤だけあって曲数が多いのも魅力です。「Everything Happen To Me」「酒とバラの日々」「Alone Together」「Skylark」「I'm old fashioned」など、この盤でしか聴けない曲も多々収録されています。
個人的にこの盤で一番の聴きどころは「枯葉」です。
キースのピアノによるイントロでは、テーマの後半部分(GメジャーKeyでのミ♭ミ♭ドドラ〜から)のモチーフを展開していき、転調を繰り返して比類なきキースワールドを創造します。
これは本当にもはやジャズではなくキースの波動的なインプロヴィゼーションによるファンタジーですね。
で、導かれるように主題に入っていき、アンサンブルになります。
ここでも単にコード進行通りに演奏するのではなく、コードを絶妙にズラして既成のハーモニーからは離脱していきます。
しかし着地はしっかりとドミナント(属和音)からトニック(主和音)に解決して、これがたまらなくカッコいい。
そして最後のアウトロは3人によるインタープレイが続き、テーマの後半部分が現れて曲は締められる。
この盤の「枯葉」は特にいいね❗️「Still Live」のリリカルなヴァージョンと並び好きです。
また、引き続きレポしていきますね❗️
京平でした。