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お金について考えてみる

っていうテーマで募集されていたので、なにか書いてみる。

お金、お金、お金、僕はサラリーマンでいながら不動産、投資信託、株なんかに投資する投資家である側面を持つ。お金を使うことでなにか物事を頼むことがスムースに行くようになる、そんなもんだと思っている。そしてお金の最大のメリット、それは価値の保存だと思う。

お金が登場する前は、物々交換が主流で等価であるものを交換していたという過去がある。隣の村で取れる米と隣の村で取れる魚を交換、お互いにとって価値のあるものであるので、等価交換が成り立った。

でも、米は物持ちが良くていいけど、魚は物持ちが良くない。何かを媒介しなければ、せっかく用意した価値を保存することができない。

そこで価値を保存するものとしてお金が生まれたという認識だ。

日本の一番最初のお金は708年に生まれた和同開珎(わどうかいちん)
お金っていつからあるの?どんなもの?|わらしべ瓦版(かわらばん) (am-one.co.jp)

さらに、価値を保存するためには、信用が必要で、お金についての信用を高める必要がある。ルールの違う海外との信用の交換として為替取引が生まれたし、それを利用して価値の増減にレバレッジをかけることでも受けることが可能になった。また、お金の貸し借りなどを管理するために銀行というシステムもできた。

いろいろと考えることはあるけども、国際社会の中で通貨の信頼なんてものは、すぐに壊すことが可能で、市場にお金が溢れれば必然としてその価値が薄くなる。さらに国家が通貨に関わることで嘘をついていれば、信頼なんてなくなる。あくまで相対的な価値なので、もしも私達が持つ日本円の価値を高めたければ、日本円の信頼を高めること、日本円で取引することの価値を高く保つために良い国であること、日本円でしか変えない海外にとって価値のあるものを増やすこと、が求められる。

普段、日本にいて、日本で消費をしているときにはなかなか気が付きにくいことであるが、日本円は国際社会で認められ、多くの為替取引が日々行われていることを忘れてはならない。そして、いまでも価値のある通貨として他の通貨と対等な取引が行われている通貨なのだ。

日本円とドルの為替相場が決まったのは、”1871年に明治政府の新貨条例”によるもので、当時は1ドル=1円であったそうだ。その後、第二次世界大戦後に急激なインフレを避けつつ360円とし、そこから円高が加速し、今は100円近辺で落ち着いている。
「1米ドル=1円」の時代もあった【ドル円相場150年の歴史】(幻冬舎ゴールドオンライン) - Yahoo!ニュース

ということを書いて、円の価値が高まる=円高が進むことがいいことだと思いがちだが、そんなことはなく、円高が進むと、日本からなにか輸出するとき、損をする可能性がある。そのため、円の価値を操作する必要がある。また、デフレ、インフレ、どちらかに大きく振れることは、日本市場において大きなメリットがないので、それを安定化する必要がある。だから日本の中央銀行である日本銀行は、市場に円が足りないときにはお金を刷って、政府経由で国民にお金を渡すようにする。そのため、公共事業と名を打って政府はお金を使い、給与として国民に還元する。財政拠出という名前の国や日本の通貨の安定施策である。

日本の借金が膨れ上がっているということを言う人がいるが、これは、日本の円の価値を安定化するため他ならない。

最後に自分の考え。基本的にお金は価値を保存するもので、保存しておけば今の日本において、その価値が大きく失われるということはない(と思っている)。でも、価値が大きく増えることもない。だからこそ、コロナで内需が下がっているときに、どんどん使い、多くの人にお金が行き渡って、そのお金を手に入れた人が新しいアイデアでビジネスを興し、さらにお金を回すというサイクルを作り出して、内需を高めて行き、そのビジネスアイデアを海外に輸出していき、内需、外需ともに広げて行くことが大事なんじゃないかと思う。また、やっぱり基本的なお金の使い方として、自分が応援したい人や会社、モノやコトにたいしてお金を使いたいと思う。株式投資についてもその姿勢は変わらない。



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