見出し画像

【活動報告23 Ron & f ペアリングディナー】

2023年2月15日(水)
福岡県北九州市小倉北区にある
Bistro Chinese RON(ビストロチャイニーズ ロン、中華料理)様にて、
「第15回 ペアリングディナーイベント」を開催致しました。
毎月、定期的に開催させて頂いているイベントです。


入江シェフ(右)とソムリエ塚里(左)

今年、初めての開催となるペアリングディナーでした。
今回のお飲み物は、「ワインと日本酒」にテーマを絞ってご用意し、
入江シェフの「ココロとカラダを元気にする中華料理」のコースに
ペアリングさせて頂きました。

【第15回目のお料理とお飲み物】

鶉 ワンタン 
×
 NV アンプラント・ド・テロワール - ドメーヌ コレ

最初のお料理は、「鶉 ワンタン」と題して、
温かいスープをご用意しました。

ワンタンの具材は鶉(ウズラ)、そしてスープもウズラの出汁をつかい、
ウズラをしっかり楽しむ一皿でした。
まずは温かいスープでカラダを温めて頂きたいという
シェフの思いがこもったスープです。
クリアーで優しく、味わい深いスープでした。

お飲み物は、「NV アンプラント・ド・テロワール - ドメーヌ コレ」という
シャンパーニュをご用意しました。
タル発酵(70%)、タル熟成された、ややコクのある辛口シャンパーニュで、
ブドウは、シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%です。

乾杯時には、よく冷やした状態でサーヴし、フレッシュな味わいを中心に味わって頂きました。そして、温かいスープで出る頃には、シャンパーニュの温度が上がり、爽やかながら、味わい深くまろやかな果実味が出てくるタイミングになるようにご用意させて頂きました。
スープも爽やかながら味わい深い味わいでしたので、シャンパーニュで柑橘のニュアンスを加えながらスープの旨みに寄り添えるようにと考えました。


椒麻 平目
×
2021 ワトソン ヴィンヤード ピノ・ノワール - クロッソン・チェイス・ヴィンヤード

2皿目は「椒麻 平目」で、平目の中華風刺身です。
ソースは、椒麻ソース(ジョーマーソース)という主に山椒を使ったピリッとした辛味のあるソースです。このソースで平目をマリネして、お野菜と召し上がって頂く一皿です。

お飲み物は、
「2021 ワトソン ヴィンヤード ピノ・ノワール
          - クロッソン・チェイス・ヴィンヤード」
をご用意しました。

お料理には、柑橘のニュアンスがあることと、やや辛味のある一皿でしたので、
やわらかい味わいの辛口ロゼワインを選びました。

カナダのピノ・ノワールを使ったロゼワインですが、
酸味は穏やかでピュアな果実味を中心のジューシーなロゼワインです。

ロゼワインをつくる「クロッソン・チェイス・ヴィンヤード」は、私のオススメで、カナダを代表するワイナリーだと思っています。白ワイン(シャルドネ)や赤ワイン(ピノ・ノワール)もオススメです。

大根 カラスミ
×
大賀 純米吟醸 辛口

3皿目は、もちもちっとした食感の「大根餅」にたっぷりのカラスミをかけた一皿です。
こちらのお料理は、お好きな方も多いのでは無いかと思います。

お飲み物は、「大賀 純米吟醸 辛口」という福岡県で最も古い酒蔵の日本酒をご用意しました。ワインで合わせるならシェリー酒かな?などと考えました。

最終的に大賀のクリアーな酒質で食中酒にピッタリな辛口スタイルは、
大根餅の塩味や旨味とピッタリと合うのではないかと考えセレクトしました。
福岡県にも、まだまだ知らない酒蔵があり、ペアリングを考えることが毎回楽しみでとても迷います。

あん肝
×
花の香 雪花 瓶内二次発酵

次のお料理は、ペアリングディナー定番となっている春巻きシリーズでした。春巻きの中身は、あん肝です。「豆腐よう」という発酵食品でチーズのような風味があります。これをソースにしてあん肝とともに巻いて揚げた一皿です。

お飲み物は、「花の香 雪花 瓶内二次発酵」をご用意しました。
熊本県のスパークリング日本酒で、グラスに注ぐ雪のような綺麗な色合いを見せるお酒です。
大変、泡が強いため、抜栓する際はお酒が飛び出してしまわないようにじっくりと時間をかけて抜栓しました。
華やかな香りで、味わいは甘味とコクが強いため、今回が氷をグラスに入れて、皆様に飲んで頂きました。

あん肝も深い味わいと春巻きの香ばしさは、甘味の強い日本酒で相性がいいのではないかと考えてセレクトしました。また、スパークリングの泡立ちで、食べた後の余韻も爽やかなに仕上げたいと考えました。

麒麟蒸し
×
2017 サンジョセフ - ドメーヌ ミュッサン

お魚は、甘鯛を使った麒麟蒸しをご用意致しました。
甘鯛、椎茸などを縞模様のように重ねて蒸す伝統的な広東料理です。ソースは、ほうれん草を使った翡翠ソースで、鮮やかな彩りの一皿となりました。

お飲み物は、「2017 サンジョセフ - ドメーヌ ミュッサン」という
フランス ローヌ地方の白ワインを合わせました。
素材の味わいをしっかり楽しめるヘルシーなお魚料理でしたので、穏やかな酸味で、口当たりがやわらかい白ワインをご用意致しました。


2018 ヴァルポリチェッラ リパッソ クラシコ スペリオーレ – ラルコ
猪 柱侯醤
×
2018 ヴァルポリチェッラ リパッソ クラシコ スペリオーレ – ラルコ

お肉料理は、猪を柱侯醤(チューホージャン)という味噌をつかい味付けされた一皿でした。少し回鍋肉に似た味わいで、猪との相性も良く、猪に美味しさに皆様からご好評を頂きました。

お飲み物は、「2018 ヴァルポリチェッラ リパッソ クラシコ スペリオーレ – ラルコ」を合わせました。イタリアのヴェネト州の赤ワインで、優しい酸味とまろやかな果実味がタップリのの赤ワインです。
若いヴィンテージですが、今飲んでも楽しめる味わいで、猪肉や味噌の甘味などと寄り添うワインです。

豚肉 お米
×
鬼ごのみ

締めのお料理は、「魯肉飯(ルーローハン)」で、ご飯は卵炒飯でご用意しました。皆様、締めのご飯までしっかり召し上がって頂きました。

お飲み物は、「鬼ごのみ」という「鬼もこのむ旨口の酒」をテーマにお米の旨味が凝縮された奈良県の日本酒を合わせました。ルーローハンの甘辛い味わいを意識し、ご用意しました。

白木耳
×
人参烏龍茶(蘭貴人)

デザートは、白木耳(シロキクラゲ)やフルーツを使い、味わいとしては重すぎず心地良い甘味のデザートでした。

お飲み物は、人参烏龍茶(蘭貴人)というお茶をご用意しました。
まろやかな甘味を感じさせるお茶で、中国の清の時代の西太后が病を患った時に漢方医が蘭貴人を飲ませて病を治したといわれる、ココロとカラダを元気にする入江シェフのお料理にピッタリな特別なお茶を合わせました。

当日のワイン

ご参加頂いた皆様、ロン様、ありがとうございました。

今年一年も、Bistro Chinese RON様でしか味わえない特別な時間になるように
引き続き頑張ってまいります。
よろしくお願い致します。

次回の日程のご案内です。
「第16回 Ron & f ペアリングディナー」

日時:2023年3月15日(水)
   19時スタート
会費:¥22,000(お料理代、お飲み物代、税込)
会場:ビストロチャイニーズ ロン

「第 17回 Ron & f ペアリングディナー」

日時:2023年4月19日(水)
   19時スタート
会費:¥22,000(お料理代、お飲み物代、税込)
会場:ビストロチャイニーズ ロン

ご予約は先着順とさせて頂いております。ご了承くださいませ。
ご予約が4名様となった時点で開催致します。
お一人様でのご予約も大歓迎です。

また、ご予約や内容についてのお問い合わせは、Bistro Chinese RON様、
または塚里にご連絡下さい。

皆様のご参加を是非お待ちしております。

f 代表
塚里恭平
ワインを日常に🍷

ビストロチャイニーズ ロン
Bistro Chinese RON
https://bistrochinese-ron.jp

いいなと思ったら応援しよう!