「現実離れ」

道を歩いていると、老猫と思しき猫がトボトボと歩いていた。

何気無しに見ていると、トボトボとしながらも迷いの無い足取りでとある家の敷地内に入って行く。

するとその猫は鳴き声というには違和感のある声を発する。

その声に反応するように家の中から家主であろう老婆の声で「おや、おかえり」。

一時的に現実から引き離された不思議な感覚に陥った。

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