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スタートアップで強くなりたい人にお勧めの書籍・webサイト・漫画

本記事は2022年に書いたNotionを記事化したものです。
アップデート版をいつか書きます

「スタートアップ実務を通したアウトプット」こそ最大の学びを与えてくれますが、書籍等のインプットも並行して行うとより効果的です。
(スタートアップでの実務経験を経ずに起業するは受験勉強せずに東大目指すようなものなので、インターンは絶対にしてください)

僕は下記で読書冊数を稼ぎました👇
「オフィスにある本を片っ端から読む」 「宣伝会議マーケティング選書を片っ端から読む」 「スタートアップの書籍購入補助を利用して本買いまくる」 (フォトリーディングに近いことができるので、ビジネス書程度なら20~30分で読了できるのもあります)

スタートアップ・マインド

いわゆる「仕事ができる人」のコミュニケーションを習得する。 スタートアップに限らず大企業等あらゆる環境で有効なスキル

『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せる』


ビジネススキル基礎

『99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ 決定版』

  • 本書に書いてあることはよく実践してます

  • 頭を使うというよりビジネス気配り力。ですが、社内外で信頼を得るためには欠かせない工夫です

『イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」』

  • インターン先のCEOに勧めてもらいました

  • 問題解決における、コンサルタントのような整理・分解する思考法が身に付きます

  • 個人的には次の『ゼロ秒思考』の方がおすすめです

『ゼロ秒思考』

  • コンサル的な整理・分解する思考法や仮説の精度を高めるメソッドが身に付きます

  • 『イシューからはじめよ』が有名ですが、こちらの方がおすすめです

『変える技術、考える技術』

『考具 考具シリーズ』

  • けんすうさんがよく勧めている本

  • アイディアメソッドの名著

会社法・労働法

会社法に無知なままで仕事することは「ゲームのルールを知らないままポーカーに参加する」ようなもの。
初歩的な知識だけでも抑えておくと会社組織の理解も深まる

併せて労働法の基礎も抑えておきたい。多くのスタートアップを見てきたが、労働契約をめぐる係争を経験しない会社などない。
雇用する側/される側どちらの立場でも必要な知識

『教養としての「会社法」入門』

読みやすく体系的。これ一冊で十分

『教養としての「労働法」入門』



スタートアップファイナンス(エクイティ, M&A etc.)

会社経営や事業開発の基礎教養としても、簿記3級程度の知識があるとベター

『起業のファイナンス増補改訂版』

  • マインド養成やスタートアップ入門としても良書

  • 必須ではないですが、簿記3級程度の知識を身に付けてから読むとなお理解が深まります

『増補改訂版 起業のエクイティ・ファイナンス』


『外資系金融のExcel作成術―表の見せ方&財務モデルの組み方』

  • 外資コンサル・金融等の新卒への課題図書

  • Excelのショートカット云々は飛ばして良いが、基本的な考え方等がよくまとめられている

MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣

  • 決算という観点から事業への理解が深まります

  • IT企業の決算が多いのもGOOD

マーケティング

マーケティングとは、それぞれの専門性に対してレバレッジをかけて価値を最大化してくれる武器です。ビジネスにおける共通言語でもあります。

デザイナー・エンジニア・営業・コーポレートetc. 職種問わずマーケティングの知識・スキルは役立ちますが、「興味がある」「いつか学びたい」と口にするだけの方が多いです。今日から学び、明日から実務に取り入れましょう。

キャッチフレーズやビジョンの言語化は極めて重要だが、スタートアップにおいては経営層しか作れない。だから経営層・コアメンバーこそ言語化能力やマーケティングセンスを磨くべき

『影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか』

  • 不朽の名著

  • ビジネス書100冊読むより『影響力の武器』を3回読む方が有益。世の中の多くの心理学やマーケティングの本は『影響力の武器』の内容の一部を希釈したようなもの

『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—』

  • SEOの書籍だが、webライティングと言う具体的な領域を通して実践的にマーケティングの本質を学べる一冊

『沈黙のWebマーケティング ─Webマーケッター ボーンの逆襲─ アップデート・エディション』

  • 上記の続編

『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』

  • 実務でジョブ理論を使うというより、考え方のインストールが目的。また、個人的にはこの程度の教養がある人は話しやすいです

『新・コピーライター入門』

  • コピーライティングのスキルはすぐに実務に役立つ。

  • まずコピーライティングの構成や基礎知識を抑える。

  • 基本を抑えたら、あとはひたすらインプットとアウトプットを繰り返す。

    • インプット:

      • 良作・名作とされるコピーを読む

      • 日常生活の中で大企業やスタートアップの広告に目を光らせてその内容や狙いを咀嚼する

    • アウトプット:

      • プレスリリースからSNSの投稿、営業先へのメールまで、実務で作成するあらゆる文章で「わかりやすく、魅力的な表現」を意識する

『完全教祖マニュアル』

  • 新興宗教を立ち上げるための本

  • 直接ビジネスと関係ある書籍ではないが非常に有益。コミュニティ形成の本質を学べます

宣伝会議(月刊誌)

  • 毎月とは言わずとも2~3ヶ月に一度は読みたい

  • 経営層こそ読むべき

営業・セールス

セールス系は『THE MODEL』一冊だけで良いかもしれません。
ただし、KPIやPDCAなどの基礎的な事業開発の知識は身に付いていることは前提です(よって『鬼速PDCA』がおすすめです)。

書籍等でインプットするより、営業成績が最も優れている人の商談に同席させてもらう方が良いです。僕は一人目標にしている人がいて、その人の話し方や声のトーン・ペースを徹底的に真似ました。その人に「まるで若い自分を見ているようだ」と言わせたら勝ちです

スタートアップにおいては、セールス職として差をつけたい場合、セールス知識を深ぼるよりマーケティングやプログラミングなど総合的な知識を増やしていく方が奏功します。

『THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス』

  • セールスフォース発の「科学的な営業組織」を解説した名著

  • まさに営業を科学する本。組織作りにも役立つ

  • たとえセールス担当者でなくても必読

『図解 鬼速PDCA』

  • KPIを徹底的に使い倒せるようになる一冊

  • 原著より図解版の方がお勧めです

  • セールスの実務と相性が良い

PM

本を読むよりとにかく実践。 Biz/Dev/Designとルートは違えど、経験を積んだら自ずとPMも行うようになります。 とにかく経験を積み、スキルを習得しましょう。 自身に知識やスキルがなく、実務能力の低い者が良きPMになることはあり得ません

『プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで』

  • 鉄板本

『プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける』


『ザ・ゴール』

  • TOC(制約理論)について解説した名著。TOC理論は現代の開発プロジェクト管理の定礎となっている概念

  • イスラエル発。著者の意向で日本でのみ翻訳禁止だったというユニークな経歴を持つ本

『現役LPO会社社長から学ぶ コンバージョンを獲る ランディングページ』

  • 非エンジニアでもLPディレクション程度は出来るようにしたい

  • LPは新規事業の仮説検証の手法としても有効

  • 正直なところLPO(ランディングページ最適化)はどの本でも良い

デザイン

デザインとはアートではなく問題解決の手法です。感性ではなく論理の世界。学習と訓練によって身に付く、再現性の高い手法です。すなわち科学

『ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]』


『ほんとに、フォント。 フォントを活かしたデザインレイアウトの本』


『融けるデザイン ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論』


『誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論』

採用・人事

『経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術』


  • 起業家なら必読。「優秀で有害な人」を見分ける重要性。その具体的な方法。スタートアップ組織に関わる人間なら間違いなく頭に入れておくべき内容

『マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力』

  • 組織やマネジメントに悩んでいた折、Tofu沼崎さんに紹介して頂きました

  • スタートアップ組織に関わったり、チームを率いる立場なら必読

  • 「自らの経験や過去の振る舞いの答え合わせ」する機会を提供してくれます

『新訳 道は開ける』

開発・プログラミング

基本的に紙の書籍やプログラミングスクールより、有志のつよつよエンジニアたちが更新しているWeb上のコンテンツの方が優れています。 また、Youtube等の動画教材の活用もお勧め。
Progateのようなブラウザ上のドリル式もあまりお勧めしない(結局身に付かないから)。 MacにVSCodeインストールしてコード書きましょう

PythonやSolidity、Ruby On Railsは最初に触る技術としてはお勧めしない※      下記で何かWebアプリを作るのがお勧め
- JavaScript, React, Firebase
- FlutterとFirebase
(※個人の見解です)

プログラミングがゼロイチが一番きついので、TerminalやVSCode, Githubの操作についてはエンジニアに60分くらいで教えてもらうのがお勧めです

Web上の資料

  • MDN Web Docs

    • MDN Web DocsはGoogleやMicroSoftの有志が更新している、最強のWeb開発についての資料。紙の書籍より説明が丁寧かつ正確でわかりやすい

    • まず読みたいのは『Web入門

      • プログラミング以前にそもそもネットとは?Webサイトとは?から理解が曖昧なら必読

  • VCS入門

    • 『Gitをはじめから丁寧に』を理解するための前提知識

  • Gitをはじめから丁寧に

    • Gitは「ゲームのセーブ機能を最強にした」ようなものです

    • Gitを覚えるだけで人生チートモード

  • JS Primer

  • サバイバルTypeScript

    • TSはいずれ必須。JS介さずにいきなりTSでも良いかも…? それだと挫折する?

    • TSは僕もまだまだ勉強中です

  • 苦しんで覚えるC言語

    • 名前と裏腹にとても親切で丁寧な良サイト

    • 書籍版もあります

書籍

その他書籍

『ユダヤの商法(新装版)』

  • 日本マクドナルド創業をはじめ、日本史に大きな影響を及ぼした経営者藤田田の代表作

  • 「女と口を狙え」「金持ちを相手にしろ」はじめ、古今東西で普遍的なビジネスの法則多数

  • 個人的に大ファンな経営者

『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』

  • チーム内にGiverを入れてTakerを排除するのは大事

『起業の科学 スタートアップサイエンス』


『クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法』


漫画

モチベ上げるのにお勧めです。 あと勉強になって、結構実務にも役立ちます。例えば『左ききのエレン』に登場する「超高解像ペルソナ術」は習得すると便利です。 要件定義/マーケ/営業/採用等に応用が効きます

『左ききのエレン』

  • 僕の仕事論は大体エレンから

  • 広告業界の働き方も勉強になります

『トリリオンゲーム』

  • 読んだらモチベ出ること間違いなし。ドラマも名作

  • スタートアップのハードなリアルも描写されています

『ハルロック』

  • 女子大生がハードウェアスタートアップを作る話

  • 他の起業漫画に比べてマイナーだけどお勧め

  • エンジニア的視点も参考になる

『はじめアルゴリズム』


『王様たちのヴァイキング』

  • 天才ハッカーと早大卒エンジェル投資家のコンビ

  • ハードシングスの想像がつくようになります

『インベスターZ』

  • 投資がテーマですが、スタートアップも度々取り上げられています

『マネーの拳』

  • ITスタートアップとは違いますが、経営の勉強になります

『映像研には手を出すな!』

  • 金森さんが理想的なPMムーブしています

  • クリエイティブのモチベ出ます

『スティーブズ (コルク)』


『スティーブ・ジョブズ』

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