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【日記】6月12日〜6月18日
6月12日
先週金曜日に発熱でお休みした派遣さんは引き続き熱が下がらないためお休み。先週退職した後輩の呪いではないかという声が多数上がる。
雨降りながら比較的穏やかな月曜日。そろそろ一旦落ち着いてもらわないと身体が持たない。
スピッツ「Crispy!」を聴く。
6月13日
朝から蒸し暑く日差しも厳しい。急に夏っぽくなったのでいつもと同じ作業をしているのに疲れてしまう。
それでも動き回り続けて比較的早くに終わる。
スピッツ「ハチミツ」を聴く。
6月14日
新人さんが入社。ぱっと見はなんとなく昨年派遣で数ヶ月だけ働いていた人に雰囲気が似ていて少々不安になる。
仲の良い配送担当さんが「リーチ」という商品を配送することになったので向井秀徳の口調で「ツモ!18000」とか「ロン!48000」って訳もなく口にしていたら周りも麻雀の雰囲気になってしまい「商品持って行ったら役満っすよ」と言い出す者まで現れて職場の一角がまるで雀荘のようになってしまった。
一日が終わって課長に新人さんについて聞いてみると厳しい表情になってそこから色々と話してくれた。普通ならば初日は午後から実際の作業をするのに一日中会議室から出て来なくておかしいなと思っていた。
スピッツ「インディゴ地平線」を聴く。
6月15日
しばらく休んでいた派遣さんが復帰、久しぶりに賑やかさが戻って来た。
昼休みに先輩や後輩の方々とたまに行くお店に行く。生姜焼き定食を頼んだら「わりい、ボーッとしてたら"肉マシマシ増し"になっちゃったから腹一杯食っていきなよ」と店主が言い出した次の瞬間、お皿からこぼれそうな量の生姜焼きが現れた。それを見た大食いの後輩は「自分の親子丼もボーっとしながら作ってぇ!」と嘆願するも悲しいかな何も起きなかった。
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一日を通して穏やかな日。たまにはこういう週があったって良い。
ゴリラズ「ザ・フォール」を聴く。
6月16日
夏らしい青空が瞬く間に暗くなり土砂降りの雨、そしてまた夏空。真夏に突入しつつあることを実感。
急遽上司が土曜日出勤することになり、今日は最初から定時に上がれることが確定したので気持ちを楽に作業する。そこまで忙しくなかったものの急な暑さにへばる。合間に食べたみかんのアイスバーがことの他美味しかった。
スピッツ「色色衣」を聴く。"大宮サンセット"がこんなにも良い曲だったなんて。
6月17日
朝から美容室へ。毎日帽子をかぶって仕事してるのでこれからの時期は髪が蒸れて辛いので久しぶりに短く切ってもらった。
少し昼寝してから渋谷のディスクユニオンへ向かう。スピッツ「ひみつスタジオ」のアナログ盤を購入。発売と同時に全国の店頭から消え去り、発売から僅か2週間の現時点でプレミア価格が付いているので定価で買えたのは奇跡だと思う。
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そういえば渋谷の街を歩いていたら"いとうもっこりくらぶ"のギターヴォーカルさんを見かけた。ちゃんとギターを背負っていた。
人身事故による遅延でノロノロ運転の電車に揺られて京王堀之内へ。3年3ヶ月ぶりのカタカナ、そしてライヴハウス。
開演前にメンバーさんと再会して感涙する。メーコさんやセイヤさんとこの3年間について話しているとずっと止まっていた時計が音を立てて動き出した。個々が自分自身に問いかける孤立の日々は終わり、また未来に向けて前向きに色んなことを考える時期がやって来たのだと思う。
胸いっぱいの気持ちで見たカタカナのライヴはとにかく良かった。
様々な状況を経てかなり久しぶりのライヴだったからか、4人がそれぞれ胸に秘めている"カタカナへの熱い想い"みたいなものが音に包まれて鳴らされているようで、聴いているこちらもカタカナへの強い気持ちを込めて見守っていた。
たとえ空白の時間があっても決して消えることのない、自分たちが鳴らす音への絶対的な自信が存在していた。今のカタカナの音はこれまでで一番見通しが良くてカッコいい。
あと個人的にセイヤさんが曲によってスネアを叩く方のスティックを逆さまに持ち替えて太い音を出そうとしているのが印象的だった。
きっとここから再び始まるカタカナの偉大な歴史、その姿をずっと追いかけていきたい。
そしてカタカナと初めて出会った日と同じように今日という日をいつまでも忘れない。
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大音響から耳を休めるために早めに退出。帰る前にはライヴハウスで良くお会いする知人の方々とも3年ぶりにわいわい話せて嬉しい気持ちのまま帰宅。
6月18日
異様に暑い日曜日。
朝からブラー「ザ・ベスト・オブ」のアナログ盤を聴く。
先日、自分の不注意で盤面に指紋をベッタリ付けてしまったナンバーガール「スクールガール・バイバイ」アナログ盤の大掃除をする。液体レコードクリーナーとクロスでピカピカになるまで拭きあげると指紋はなくなり、音もかなり良くなって大満足。レコードは繊細だけどこんな風なひと手間で音がガラリと変わるから楽しい。
気分が昂ったので「アンダーカレント」アナログ盤もピカピカにしてご満悦。
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村瀬秀信「気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている」を読む。刊行されたのは2016年。コロナ禍や昨今の大規模な値上がり前の幸せだった外食店の記録みたいだ。レッドロブスターって懐かしい言葉も出てくる。続編も読んでみよう。
夜、ZAZEN BOYS「半透明少女関係」を聴く。
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