【日記】1月11日〜1月17日
1月11日
伊丹十三「問いつめられたパパとママの本」を再読。中公文庫版は持っているけれど、やはり絶版になった新潮文庫版が欲しい、と探していたら昨年末に手に入れた。という訳で久しぶりに読んでみることに。理系の話なので何回も読み返してやっと合点がいく場面も多々あるものの、全体的には伊丹エッセイらしい読みやすさ。
昼食にチャーハンを作る。YouTubeで得た知識や技術をフル活用するいつものやり方。今回はラードで炒めてみる。油で作るよりもパラっと仕上がるし胃にも重たくないのが良い。美味しかった。また作ろう。
ジョージ・ベンソンやジョー・パスを聴く。最近ギターによるジャズにハマりつつある。どれも良い。
レコード屋のアプリでジョー・パスとミルト・ジャクソンの共演盤を680円で発見。早速家の近くにあるお店で受け取れるよう注文する。
1月12日
連休明け。
朝の電車は相変わらず混み合っていた。
夜、ビートルズを聴く。「レコーディング・セッション」を片手に聴くのがいつものスタイル。その姿はもはや勉強しているみたいだ。
1月13日
廃棄処分になる品物をカッターで切る作業のみで終了。またしても昼過ぎに終わる。コロナの影響で引き続き生産する商品の数を抑えているらしい。
夜、「あたしンち」のDVDを見る。久しぶりに見たら止まらなくなってしまう。毎週金曜日の夜7時半を楽しみにしていた頃が懐かしい。もう20年くらい前になるのか。
1月14日
えらく暖かい日。
来月頭のガレージセールの準備。ひたすら値札を取り付ける。そもそもこの状況下で開催出来るのか。
今週のカタカナ配信はドラマー、セイヤコバヤシさんのお父さんについての質問あれこれ。
セイヤさんのお父さんにお会いしたことはない。それなのに質問への回答がどれも可笑しくて、ずっと「えーっ!?」とか「何故?」とか画面に向かって呟きながら見る。結果的にまたしてもコメントを打ちすぎる。
1月15日
前日とは一転して寒い日。
大量のバッグ、マスクを送る。また春物もちょこちょこ送る。いよいよ一足早く春がやって来た。
夜、The B-52'sのヴィデオクリップ集を見る。
1月16日
朝早く起きて台所に立つ。まずカツオ節で簡単な出汁を取る。前夜に塩昆布で和えておいたサーモンをフライパンで炒めてからご飯にのせ、先ほどの出汁をざぶり。少し贅沢な鮭茶漬け。美味。三つ葉があれば尚良かったな。
ジョー・パス「カードラント」を聴く。ミルト・ジャクソンのヴィブラフォンを中軸に置きつつ、オスカー・ピーターソントリオでお馴染みのレイ・ブラウンとともに奏でられるゆったりとしたグルーヴが良い。ミルト・ジャクソンとの掛け合いもどこか飄々としていて楽しい。あと小さく囁きながらベースソロを弾くレイ・ブラウンが自分は大好きだ。
子母澤寛「味覚極楽」を読む。
伊丹十三のエッセイに出てくる本で、伊丹さんは海外旅行に出向く時には必ずこの本を携行していたという。あと「美味しんぼ」はこの本からいくつかを引用していると知る。
新聞記者だった作者が様々な人達から「美味しいもの」について聞いたものを纏めた作品。取材してから何年も経って編纂されたらしく、作者による後日談や取材した相手に対する印象が載せられていてそれがなかなか辛口で面白い。「期待して食べに行ったら全く美味しくなかった」とか。
ちなみに"薄切りにしたカステラにわさび醤油をつけて食べると美味しい"らしい。本当?
夜、キンモクセイ「音楽は素晴らしいものだ」を聴く。名盤中の名盤。
1月17日
阪神大震災から26年、そして坂本龍一の誕生日。
朝、短い散歩に出る。いつも人で溢れている場所は閑散としていたものの、近所の公園は家族連れで賑わっていた。
知人が主催するイベントが無事に開催されてひと安心。配信で見る。
今回は大好きなバンド"りぼん"も出演していたけれど、コロナの影響でイッキさんとホクトさんが出演出来なくなってしまい、二人が事前に収録した音と映像に合わせてセイヤさんがステージで生演奏する、そんな異例のライヴとなった。
始まる前は余計なお世話と分かっていながら心配していた。でも、それは杞憂に終わった。しかも見終わった後「すっごく楽しかったなあ!カッコ良かったなあ!!」って幸せな余韻に浸るくらい素晴らしいライヴだったのだ。スマホで見ていたからか音も映像も違和感は無く、「こういうやり方もありかも」と思いながら見る。改めてりぼんのことが好きになった。
夜、前夜にBSプレミアムで放送されたドラマ「金色の海」を見る。
ほぼ全編秋田県大潟村で撮影されていて、次々と映し出される景色がとにかく美しい。特にタイトルの通り金色に染まった広大な田圃の風景は鳥肌が立つほどに綺麗だった。田植え作業後のシーンなのに演者さん達の服が新品同様にピカピカしていたのが謎だったけれど、それ以外はとても良いドラマだった。