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【日記】12月9日〜12月15日

12月9日
寒い朝。今日は定時上がりさせてもらう日。
先週お休みした別部署の方が再び体調不良でお休みしたためにヘルプで入る。そうしているうちに自分の部署がどんどんまずいことになってきたので、昼過ぎから必死になりつつやる。
定時が近づく頃には配送さん達が手伝ってくれてある程度の目処がたち、少し安心しつつ定時で上がる。そのまま大急ぎで着替えて駅まで走り込む。予定より一本早い電車に乗って渋谷へ。

Spotify O-EASTで水曜日のカンパネラのライヴを見る。開演時間が早いのとタイムテーブルを公開しないイベントだったので一番手は…と思っていたらまさかの一番手。3曲目「バッキンガム」途中からの参加になる。
ひらかたパークでのサプライズだった「シャルロッテ」を始め新曲はなく、POP DELIVERYツアーから続いてきたセットの美味しいところを凝縮したようなセトリ。「桃太郎」では初見さんが多いフロアがパニックになるくらい盛り上がっていた。
ライヴを見ながら「1年前は知らなかった音楽を聴いていて、フロアのあちらこちらにこの1年で知り合った方々が見える。人生って不思議だなあ」とふと思う。そんな思いを噛み締めながら詩羽さんやケンモチさんと同じ振り付けをしながら「エジソン」を聴いていた。

大漁旗がなぜか年末感を出していた

終わってご挨拶もそこそこに遠くからいらしている方と新宿までご一緒する。真夏のある日、六本木のテレ朝アリーナでこの方に話しかけて仲良くなったのをきっかけに様々な方々と繋がれたので感慨深いものがあった。

12月10日
精神的に満たされた状態で出勤。
朝から元気に動き回る。寒いくらいがちょうど良い。

今週末開催の忘年会に先日退職した配送さんも来るよ、という話を事務所のレジェンドさんにすると「そうなんだ!じゃあ潰そう」と笑顔で返されて配送さんの身を案じてしまう。

夕方、仲良しの某急便のおじさんがやって来て思わず笑顔になる。年末なのでちょいちょい来てくれるらしい。忙しくてお互い大変だけど、こういう時だけはとっても嬉しい。

夜、THE BOOMを聴く。

12月11日
新しい課長はご家族の体調不良でお休み。不在だからこそ残業は避けたいのでのっけから飛ばす。

事務所の派遣さん2人の仕事へのクオリティが拮抗していることを思い知らされる事案が立て続けに起きる。明らかに少し前に入社した方が勝っているのは教育の段階での差なのか、個人的なスキルの差によるのか。そしつ立場的に仕方のないことだけど、最近指導や叱らなくてはいけない場面が多々ある。

色々ありつつも2日続けて全員定時上がり。土曜日出勤があるので漸く半分が終わった。

夜、YMO「ウィンター・ライヴ1981」を聴く。

12月12日
朝、身支度が早めに整ったので普段乗らない時間の電車に乗ると事務所のレジェンドさんがいらっしゃった。20年先輩に気安く話しかける訳にもいかず、姿を見届けるのみ。

引き続き落ち着いた状況なので先回りしてやれることをやる。合間に課長とデスクワークやレイアウト変更の話し合い。

定時で上がって乗り換え駅まで歩くと駅のホームに何故かつばめさんがいたので途中まで一緒に帰る。

12月13日
極寒の1日。寒さに耐えかねてジェットヒーターが2階から下ろされた。灯油が燃焼する匂いに本格的な冬の到来を感じる。
明日は土曜日出勤なので深追いしない程度に作業しようと心がけるもいつのまにか膨大な量にまで膨れ上がりそうだったのでひたすらやる。合間に課長が慣れない倉庫内をフォークリフトで走りながら悲鳴を上げる。ゆーっくりリフトアップする様は数年前の自分の姿を見るよう。

全員が定時で上がり忘年会に行く者はぞろぞろと会場へと向かっていった。

夜、デヴィッド・ボウイ「ザ・ネクスト・デイ エキストラ」を聴く。

12月14日
今年最後の土曜出勤。
朝、電車に揺られながら12月22日に水曜日のカンパネラが出演するイベントのチケットを予約していたらつばめさんが乗り込んで来た。
「私、今日は18時11分の電車に乗ろうと思ってるんです」と話していたので「よーし、一緒に11分を目指そう!」となる。会社に着いてから先日、今度は金沢に引っ越した彼氏へ会いにいった際のお土産にリクエストしていた「にゃんこのバウム」を買ってきてくれたので感謝しつついただいた。

年末ということで心して臨むも過去イチの閑散とした土曜日となる。途中で先月退職した配送さんが来て差し入れのプリンをいただく。勤めている会社は変わらないものの新しい職場でのストレスについて聞く。
しばらくして最近入社した事務所の新人さんが「近くまで来たので」と差し入れを持ってサプライズ登場。ゲストがいっぱいで嬉しい。そして新人さんから前日の忘年会で同じ部署の後輩が「泥酔〜酔い潰れて寝る〜みんなの前で嘔吐」という3連コンボをやらかしたと聞かされてひたすら謝る。飲み会ではしゃぐ姿はお馴染みだったけれど、ここに来て飲み慣れない大学生のような飲み方をしたとは。

即完食。美味しかった!

定時が近づく頃、"絶対に18時11分の電車に乗る"という謎の団結をするふたりの姿を見た別部署のおじさんから「戸締りは俺がやるから定時になったらすぐ帰っちゃえ」という有り難いお言葉。
お言葉に甘えて定時ピッタリに退勤、「急げっ!!」を合い言葉に駅まで並んで走る。無事に11分の電車に乗り、さらに乗り換えの電車にも走り込む。ちなみに2人とも特に何の用事もない。とりあえず早く帰りたかっただけ。
なんとも慌ただしい帰り道になったけれど、おそらくあと数ヶ月で離れ離れになるであろう我々の思い出がまたひとつ出来た土曜日だった。

晩ご飯はまたしても「孤独のグルメ鍋スープ」を使った鍋を食べる。

夜、佐野元春「ヴィジターズ」を聴く。

12月15日
朝のニュースで北九州市で起きた痛ましい事件について知る。事件を伝え終えたアナウンサーが一瞬唇を噛み締めてから次のニュースを伝え始める姿が印象に残った。

午前中はTVerで先週金曜日に福島テレビで放送された「LIVE AZUMA 2024」のダイジェスト番組を見たりマイルス・デイヴィス「オン・ザ・コーナー」を聴いたりして静かに過ごす。ここ最近、週末は東京にいないことが多いからかこんな風にポンと家にいるとなんとも不思議な感覚になる。

昼は前夜のスープで作った煮込みラーメンとミニザーサイ炒飯。
そのまま昼寝してから夕方になる頃買い物に出る。思えばこの定期券もあと少しでただのPASMOに変わる。ということをふと思い出して自転車を物色してみたりする。先代の自転車をシンガーソングライターの西山小雨さんに譲って以来、10年近くの間一切乗っていないので今すぐに乗れるのだろうか。異動日がちゃんと決まったら早いうちに買って慣らし運転をせねば。

晩ご飯は前夜あえて残した食材を用いて豆乳鍋を作る。冷凍していた鶏もも肉やなんこつ入り肉団子も投入したので食べ終わる頃には豚や鶏や野菜の旨味がギッシリ溶け込んだスープが出来上がった。ひと晩寝かせてから春雨を入れて坦々風にして食べるのが楽しみ。

bloodthirsty butchersを色々聴く。自分は電子音楽が好きなんだと最近気づいた。けれど、このバンドの音がどうしても必要な時がある。吉村秀樹氏と会うことが出来なかったことは自分にとって一生の後悔だ。

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