【日記】5月9日〜5月15日

5月9日
新しい会社での初出勤日。
青色の制服に袖を通して会議室に入る。膨大な数の入社書類の記入と座学研修を受ける。覚えることはたくさんあるけれど、実際にやって叩き込んで行くのがいつものやり方なのでとにかく目で読んで耳でしっかり聞く。
座学研修の担当者さんに連れられて昼食は近くの和幸へ。平日限定カツ2枚定食。凄まじいボリュームだったけどあっという間に完食。

夕方から実際に作業をする。商品の洗浄と消毒の作業。

夜、米米CLUB「RICISM」DVDを見る。
"KOME KOME WAR"と"FUNK FUJIYAMA"のMVは内容からしてもう二度と一般発売されることはないだろうなあと思う。近年リリースされたベスト盤に付属されたMV集にも入らなかったし。どちらも素晴らしいMVなのだけど。

5月10日
急遽、出荷担当に配属される。研修というより基本的にはここが新しい自分の居場所になる模様。
ハンディスキャナーを持って右往左往するのは久しぶりなので逆に新鮮な気持ち。
扱っている商品や作業の内容が特殊なので何となくピンと来なかったけど、出荷作業は今までの仕事内容に近しい。

5月11日
朝、スマホのニュースを見ると悲しい知らせ。
人を笑わせるために生きている人はとても繊細な側面を持っていると思う。

引き続き出荷担当として働く。巨大な脚立に登って重量物を持って降りる。2か月間についた脂肪が燃焼するのを感じて密かに微笑む自分。

5月12日
なんとなく1日のルーティンのようなものが分かってきたので時間の経過によってすべきことも少しずつ理解しつつある。膨大な数の商品がどこにあるのかを頭の中で判別するのもそこまで時間はかからないように思う。この辺りは長年の勘を頼りにする。問題は組み立てや調整といった作業か。

5月13日
新しい会社での最初の1週間も今日で終わり。
金曜日ということで前日までより多少忙しくなる。部品や特殊な商品以外の置き場所はなんとなく理解して来た。が、紙を見てすぐに解読するまでには至らない。その辺りにやる気を見出す。

今日から週末は恋人の家に泊まる。乗り換えの駅からバスで行けるのが非常に便利。

5月14日
朝、さくらももこ「そういうふうにできている」を読み終わる。

昼前に急遽恋人の実家へ行くことに。詳しくは書かないけれど、とても考えさせられることの多い時間になった。先のことを自分なりに見据えていたけれど、そこに巨大な目に見えないものが覆い被さって来たような感覚に近い。
ふとデヴィッド・ボウイが「モダン・ラヴ」という曲でこの"目に見えないもの"を取り上げていたことを思い出す。

5月15日
思うところあって昼過ぎに帰宅する。
色々なことが頭の中をぐるぐる回っていて疲れてしまい、夕方まで横になる。なんだかかなしい。

米米CLUB「The Last Symposium」DVDを見る。完璧過ぎるくらいにカッチリと細部まで作られた解散ライヴ。
結局のところ自分は音楽があればそれだけで良いのかもね。

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