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松田宣浩選手との思い出Vol.3

皆様、こんばんは。

今日は、4ヶ月温め続けた、松田宣浩選手との思い出Vol.3です。

Vol.1

Vol.2

温めすぎて自分自身は何をどこまで書いていたのかを先ほど、読み返したほどです。

これは、松田宣浩選手が全身アンダーアーマー、Head to Toeになるまでの思い出って、感じのnoteです。

前回までのあらすじは、元々、ミズノさんを使用している選手であり、そこからアパレル、革手、リストバンド、そして、遂にスパイクの着用までに辿り着きました。

次に我々が動いたのは、グラブとバットです。

スポーツマーケティングの仕事は、花形でもありますが、残酷な仕事です。

柳田さんの思い出でも書いたと思いましたが、基本、我々は、他社を使用している選手から奪ってしまう側です。

もしかしたら、他社にとっては、かけがえのない選手であることもあります。我々としても戦略上、無くてはならない選手たちであるので、立場は違えど、互いに必要な選手であったりするケースがほぼ100%です。我々も時には、奪われるケースもあります。

獲得できた時は本当に嬉しさもありますが複雑な感情が入り混じるのは間違いないです。思い出すだけでも胸が苦しくなります。

話は、松田宣浩選手とのグラブ、バットの話に戻ります。

2010年12月

私と企画開発担当者とほぼ二人三脚でこのグラブとバットの展開に情熱を注ぎました。細かくは、もっと沢山の方に支援頂きましたが、まぁ、二人でかなり気合い入れて頑張ったのを今でも覚えております。

まずは、国内工場開拓、そして、海外。あらゆる工場に行かせて頂きました。国内外問わず、製造工場、タンナー、問屋などなど。

国内のバットは、限られた工場しかなく、そこにも行かせて頂きました。(私は、初回ではなく2回目からだったりしましたが)

国内、まず一番取り組みたい工場、2件に即断られる。何故にこの工場に拘ったかというと、松田宣浩選手が使用しているミズノさんの打感と近しいものが作れるのがこの2社だったからです。

バットには、大きく真空乾燥と熱乾燥があり、熱乾燥の方が打感が柔らかいと言われています。その熱乾燥をしているのがその2社だったのです。

正直、ここで我々は頭を抱えます。

「どうしよう」

でも、ここで諦めることはできないので他も色々な伝手を使いあたります。

国内の最王手ともいえる工場にも行きました。ここは、真空乾燥です。そのために例の打感をだせるかは、わかりませんでした。

実際にサンプルを作って頂き、松田宣浩選手に試してもらいましたが「あかんす」とのこと。企画開発担当とまた、頭を抱える。

そして次にあたったのは、中国に工場をもっているブランドです。つまり、OEMでお願いするという形です。

早速、日本でコンタクトをとり、何度もMTGを重ね、そして、中国へ。

そこで工場を見学させて頂き、職人さんと会話もし、松田宣浩選手の試作品の打ち合わせをし、オーダー。夜は、白酒(パイチョウ)をみんなで飲みまくる。当時は若かったのでなんとかついていくことができました。

約1か月後、サンプルが届く。そして、松田宣浩選手のもとへ。

「やっぱりあかんすわ」

とのこと。

頭を抱える。

ここの時間軸は、実は、2年経過しており、この時点では、2013年。思い出しながら書いているので端折りまくってしまっております。申し訳ございません。

2013年4月

実は、松田宣浩選手と並行して、柳田選手や他の選手にも一緒にサンプルオーダーをしており、柳田選手は、国内最王手の当時から貴重なアオダモで、なんと確定するという。松田宣浩選手より先に柳田選手が使用できてしまい、実は、松田宣浩選手をHead to Toeになるより、結果的に柳田悠岐選手の方が先にHead to Toeになってしまったという。今では、簡単に書けますが当時は、かなり必死でした。ですが、当時は、松田宣浩選手は、不動のサードです。プライオリティは、松田宣浩選手でした。

でも裏話ですが、ある関係者からは「柳田悠岐をソフトバンクホークスのスター選手に育て上げるのは、球団としての至上命題になっている」と聞いており、柳田悠岐選手のポテンシャルの高さを再認識し、絶対に一緒に新しい野球界、野球のSTYLEを確立したい。と強く思ったのを今でも覚えております。

上記、時間軸で言うと、2013年の4月頃です。

今回は、ここまでです。

次回、松田宣浩選手は、いつバットを使うのか。

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『Never too late-人生に遅すぎることはない-』

日々精進

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読了ありがとうございました。

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松坂恭平|マツザカ キョウヘイ 株式会社ONE4ALL 代表取締役CEO
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