マイケル・ビューチャンプの背中
オーストラリアサッカー界のレジェンドの一人。 2006年、2010年の2回でワールドカップを経験して、ドイツやデンマークのチームにも在籍経験がありチャンピオンズリーグも経験。 小野伸二さんも所属したウエスタンシドニーワンダラーズの初代キャプテンでもあり、小野さんと共にタイトル獲得にも貢献。
そんな彼とは2015年、2016年のチームメイトでもありました。 あれだけの栄光があり当時35歳を過ぎていても練習では一切手を抜かず、ケガでの欠場も記憶にないです。グランドには必ず45分前には現れウォームアップを淡々とやっています。
さて今回なんで5年も前の事を書くというと、その時の事をよく思い出すからです。2021年で海外でプレーする事は不可能だなと思った時に日本でどういうチームでプレーして来年に繋げるかを考えました。 自分が100%で取り組みコンディションとプレーを向上させるのは当たり前のことだけど、この機会に自分の経験した事をプレーを通して伝えるのも大切なことかなと。 2020年は脳震盪の影響もありコーチングで伝えはしたけど、プレーしながらだとまた違う接し方にもなる。自分が日本でプレーするなんて想像もしてなかったけど。
その時にパッと思い浮かんだ背中がビューチャンプ。 当時の彼ほどまだ自分は年齢はいってないけど(失礼かな?笑 まあいいか。)、経験を伝える事であったりプレーで何かを伝える姿は鮮明に覚えています。 多くを語るわけではないし、声を張り上げたりもしない。それでも大事な時にプレーで魅せて、センターバックとしての安定感や存在感を出す。大事な時にはセットプレーから点も取る。ごく稀に笑いも取りに来る。
年が近くなるほど彼がどれだけ偉大な選手だったか身に染みます。彼のようにはなれるとも思ってはいないけど、少しでも彼が自分たちに与えたような影響を日本でプレーすることによりチームメイトに与えられるのか。
そもそもビューチャンプはどういう心境でBankstownに加入したんだろうか。 言ってしまえば完全にプレーレベルを落とす事にはなる。監督のレオとは昔からの知り合いらしいけどそれだけなのだろうか。 経験を下に伝えるとか色々考えてたのかな。 聞いてみたいけど、そうそう返事も電話も出ないのが彼。大体返信は1週間は平気ですぎるし、電話は出た試しがないです(一応番号は知っている)。
ありがたいことに選手として求めてくれているチームが日本にあります。 あとはどう言うビジョンを持ってチームが活動し、そこに自分が何を伝えてチームと自分いプラスを加えられるか。 ビューチャンプの背中を意識し思い出しながら考えることにします。
Kyohei Kimura
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