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何も変わらない代表戦。

先日のW杯アジア最終予選でベトナムに1ー0で勝利。
戦前の予想や期待だともっと得点を取れるものだと思った方も多いと思うので、ものすごく寂しい結果になったのは間違いないと思います。 オーストラリアもアウェーでベトナムとは1ー0でしたが。

実際に点が入りそうなシーンはあったのは間違いありませんが、終始圧倒出来てたかというとそういう印象はありません。 

圧倒できなかった原因として

①コンディション
②選手配置
③アタッキングサードへ掛ける人数

かなと。

①コンディション

コンディションに関しては改めて言うまでもないかと。 移動でのトラブルで全員で練習出来たのが1日のみ。 前日に着くとなるとコンディション調整に軽く体を動かすくらいしか出来なかったと想像できますし、移動途中でのトラブルだから待ち時間に体を動かすことすらも難しいのは誰もが分かるはずです。

しかし森保監督はそこを考慮しなかったようにも思えます。あくまでも自分の決めた序列の中でのチョイス。 それが証拠となるのはベンチ外の選手のチョイス。Jリーグで得点ランク上位の前田選手と上田選手、フロンターレで主軸としてプレーし続けてる旗手選手をベンチ外。酒井選手はケガもあると思うので。

そこの考え方は監督それぞれです。 初招集の場合は雰囲気に慣れさせたかったり、思ったよりも練習でプレーが出来てないからプレーさせないなどはあると思いますが、今回に限って言えばそんな事はありません。

上記の全員はオリンピック組で常連メンバーとも違和感なくやれるなずですので。

②選手配置

その次の選手の配置ですが、試合中に何点か気になる配置がありました。

まず一つ目。
ボールを中盤のエリアで保持している場面で、守田選手が幅を取って南野選手が中に入りバイタルを取ろうとしているシーンが多々ありました。 

これだけ見ると特に何も違和感がないように思えるかと。 南野選手は中に入っていってのプレーを好んでいますから、守田選手がそのプレーのスペースを作って。

しかし前半の左サイドバックは長友選手です。 年齢による衰えが見えてきたとはいえ、上下の運動量は未だにチームの武器の一つになるはずです。 うまく使えば。

多くの方が指摘されている点ではありますが、長友選手のサイドレーンでの上がるタイミングは良いとは思えません。 実際相手が背後のスペースの対応が完全に出来て中のスペースも作れない状況なのに走ってしまうシーンや、タイミングが早すぎて出し手がパスを出せない状況を作ったり。

なので前半に守田選手が高い位置で相手右サイドバックを食いつかせたとしてもサイドレーンを効果的に使えないわけです。 それであれば最初から長友選手が高い位置を取って守田選手が長友選手と冨安選手の間に入るような形になった方がよりボールが動かせて相手を引き出せたのではないかなと。

二つ目が・・・また左サイド。
後半途中から浅野選手と中山選手が投入されて左サイドの2人が入れ替わる形になりました。  この時に浅野選手が高い位置で幅を取り、中山選手が低い位置で低い位置で幅を取るか少し中にポジションを取るのかと思いました。

しかし実際は浅野選手が南野選手と同様に中に入ってプレー。そこからサイドレーンに抜けて行くシーンが目立ちました。 ゴールを目指すプレーというより、サイドで一度起点を作ろうとする意図がありそうなプレーですね。

個人的にはあまり効果的なプレーには見受けられませんでした。 それより一度だけサイドレーンからサイドバック裏に飛び出した場面の方がチャンスになりそうな雰囲気はあり、それを続けないのかなと思ったくらい。 

なかなか浅野選手にしろ古橋選手にしろ途中から入ると交代した選手と同じプレーを求められて自分のプレーの長所を活かせなくチームとして機能不全を起こしています。

これは今回の試合だけでなく毎試合ですが。

③アタッキングサードへの入っていく人数

最後に入っていく人数。

これはある意味昔からな気もしますが、サイドで崩せても中に人数をうまく掛けられない現象が起きてます。

せっかく右サイドで伊東選手が仕掛けてクロスボールを上げられるシーンでも中の人数が1人、2人だとなかなかシュートまで持っていくのは厳しいです。

そこに3人プラスペナ外にいられるようになったらもう少しチャンスが増えるかなと。 それだけディフェンスの意識が分散されてスペースも空くので。


かなりポジティブにいえばこの試合の勝ち点3は他の試合が引き分けたことを考えたらかなり大きいです。 特に移動のトラブルも考えたら。

しかしそれはあくまでも結果論。 得点の形が継続して狙って出来ているわけでもありませんし、毎試合いろんな方に戦術面の指摘を受けているほど成長はしていません。 セットプレーだってなかなか決まらず。 それは解任論も出ます。

ただ個人的には解任するのであれば次の試合のオマーン戦後かなと思ってます。 これが予選中はラストチャンスで、そこで変えないのであれば予選終了後まで選手頼みでやるしかないのかなと。

オマーン戦から中国戦まで2ヶ月以上空きますのでその間にコーチ人事や試合の視察も出来ます。 

監督は長谷川健太さんになるんだろうなと思ってます。 そうでないと残り3試合で辞任はしないと思うので。ACLも降格も関係ないのに。 
(長谷川さんが代表監督に合っているかどうかは分かりませんので何も言いません。)

着々と裏で準備が行われてそうな気がする代表監督の座。

結果も内容も伴わなければ次の試合で交代かもしれませんね。

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