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走りのみのトレーニングはしない! その理由。

今月より始まった大学での指導。
そこで宣言しました。

「走りのみのトレーニングはしない」と。

この宣言、FCカラストで指導している時にもしました。
そして実際にやりませんでした。
(カラストの選手で走りやったじゃないか!って選手がいたら言ってください)

やらない理由はこんな感じです。

確実にトレーナー様たちに怒られると思います。

フィジカルコンディションをバカにしすぎって。

ただ、やらないのは走りだけであって筋力トレーニングや体幹トレーニングは行います。

これだけはボールトレーニングとは一緒に向上させるのが難しいですし、自分は手段を知りません。

理由を説明するもほぼそれが全てなのですが、①の「ボールトレーニング中にゲーム体力をつけたいから」について今回深く話をします。

結論から言うと、「ラントレーニングと試合中の体力が別物」だからです。

別の体力

ラントレーニングの本来の目的は「心肺機能の向上」である事は多くの方が理解されているかと思います。 (メンタル面の強化を狙ったメニューももちろんありますが、今はあまりないのか? 理不尽だって言われて問題になることもありますし)

しかしメニューの一つの問題として、心肺機能にフォーカスしすぎてもう一つ大切な機能の向上ができてないんです。

それが「思考の持久力」

どうしても単調になりがちなラントレーニングでは考えることが少ない為、思考の持久力はつきません。

それが良く言うゲーム体力ですね。

いくら心肺機能を鍛えても試合中に走れないのは「思考の持久力」が戻っていないからです。

ではどういうメニューをしているか

基本的には1分半から2分半の間での対人系メニューです。
1vs1から3vs3の間ですね。

それを絶対に走らないといけないようなルールを設定して。
(例:シュートダイレクトのみ。全員半分より超えないとシュートなし。など)

時間設定としては中距離を走るようなイメージですね。シャトルランなど。
レストも30秒など少し短めに。
セット数はチームに応じて変化させていますが。

最大でオールコートの3vs3をマンツーマンでやったこともあります。

持久力もスプリント力も同時に鍛えられますが、3vs3と言ってもほぼ1vs1の状況になるので使い分けが必要です。

ここで大事なのは、先述した通りボールを使って複数の人数と関わって頭を使い続ける状況を作る事。 頭を使わなければ走ってた方が遥かに効率良いです。

まとめ

こんな感じで走りのメニューをやらずにボールトレーニング、特にゲーム形式を多くして行なっています。

細かいステップ系から長距離まで、どうやったらボールトレーニングでカバーできるか常に考えてます。

そして一番は選手たちが意欲的に取り組んでもらえるか。

中学生、高校生で興味ある方はDMいただければ自分が指導しているチームに実際参加できる可能性もありますので、気になった方は連絡ください。

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