これから(はじめて)ジャズギターを聴きたい方にオススメするなら

やはり
「Wes Montgomery」
です

たくさん音源出てますが
その中でも敢えて一枚選ぶなら

「The Incredible Jazz Guitar」

です

なぜWesなのか

結論:聴きやすい


あ、すみません
目次機能使ってみたくて使ってみたけど
もう結論です

なぜWesをオススメするのかと問われれば
そう
とにかく聴きやすいのです

メロディー(テーマ)も
アドリブ(ソロ)も
音色はとても綺麗で
楽器のことを知らない人でも
「あ、これがギターだね」
「ここがメインのメロディーっぽいね」
「これがいわゆるアドリブなんだね」
ということが
とにかく分かりやすいです

これからジャズギターを聴き始めたい方は
ぜひ
「Wes Montgomery」をお聞きくださいな



聴きやすい理由:起承転結がわかりやすい

ジャズというと
一般的に次のような流れがあります

メインとなるメロディー(テーマ)があって
メロディーを演奏し終えたら
順番にアドリブ(ソロ=即興演奏)を回す
全員のアドリブが終わったら
再度メロディーを演奏して終了
なお、アドリブ中はメロディーのときのコード進行を
繰り返す

ジャズのルールとしては
ほとんどこれだけで
これが分かればだいたいは対応できます

Wesの演奏は
テーマからソロ、そしてテーマへ戻る
という流れが非常に明快なのです


聴きやすい理由:まるでボーカルのように

ではなぜ
Wesの演奏はテーマとソロの境目が分かりやすいのでしょう

たとえば
ジャズボーカルを聴くと
当然ボーカリストが歌っているところはテーマで
楽器隊が奏でているところがソロ
という具合で
これまた分かりやすい構成になっています

しかしながら
楽器だけのジャズになると
テーマからソロへの流れが
なんとなく掴みづらいものもあったりします

Wesの演奏においては
そういった
アレ?いまテーマ?ソロ?
みたいなことが少ないように感じます

演奏中の構成が分かると
「ちゃんとジャズ聴けてるじゃん」
という気持ちになるので満足感があります


聴きやすい理由:ソロ中の進行パターン

ジャズメンそれぞれに
ソロのパターンがあります
手癖とでも言いましょうか
お決まりフレーズみたいな
得意技があったりします

Wesの場合でいえば
単音フレーズからはじまって
オクターブ奏法(オクターブ違いの2つの音を一緒に奏でる)
コードソロで盛り上がって〜
というのが定番
(もちろんそれだけではありませんが)

ソロの途中で奏法が変わる=音が変わるので
展開が分かりやすいですよね

なにをやっているのか聞き取れなくて
ジャズって難しい
分からない
面白くない
という感想を持たれてしまうと寂しいですが
Wesの演奏はそう感じにくいと思います



補足:しかしWesのように演奏しようとすると無理

無理すぎる

親指だけでピッキング(=弦をはじいて音を出すこと)
してるのにあのスピード感
どうなってるのか謎すぎる

一応ぼくが演奏してみた
Wesの楽曲動画を載せておこうか

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