英会話の目的を達成するために、知っておきたい「2人のあなた」
こんにちは、京都とオンラインで英会話力づくりのサポートを行っている日野ゆう子です。
今日の記事では「英語を話すときにいる、2人の自分を意識する」ということについてお話をしたいと思います。
「英語を話すときにいる、2人の自分」とは何か?
これは
学習としての自分
人としての自分
が自分の中に存在するということです。
例えば、道に迷って困っている外国の方がいて、英語でサポートをしてあげようと言うときに、
学習者としての自分は、「これを表す単語、勉強したはずなのに出てこない」とか「道案内を表すときのフレーズなんだったかな?」「これ、この文法でよかったかな?」など自分のパフォーマンスについてチェックをします。
人としての自分は、「この目の前の困っている人を助けてあげよう」とか「この人大丈夫かな?」という気持ちを持っています。ゴールは「目の前の困っている人を助ける」ことです。
この2つの視点のうち、英語力・英会話力を伸ばそうと頑張っている方は、どうしても「学習者」としての見方が強くなり、自分に厳しく当たりがちです。
例えば困っている外国人の方に、ジェスチャーや地図を書いて、何とか道案内ができたとします。
それで、人としてのゴールである「目の前の困っている人を助ける」を達成することは出来ていても、それに価値を置くことがなかなかできません。
ついつい学習者としての視点だけでできごとを振り返り、「どうしてもっと気の利いた言い回しができなかったんだろう」「もっと良い言い方ができたはずだ」とか、「覚えたはずの単語が出てこなかった、だめだなあ」とか。
「まだまだ英語力が足りない」とだめ出しをして、落ち込んでしまったりします。
こういった心理的プレッシャーに加え、脳への負担も大きくなります。
「ここができていない、これを間違った」等だめ出しの作業にエネルギーを使うことになり、だめ出しと英会話での説明をマルチタスクで行わなければならなくなることも問題です。
そうすると、英会話へ使える脳のリソースは限られてしまい、本来であればできることも上手くできなくなってしまったりします。
そのことでますます自分を責め、落ち込んでしまう・・
そんな負の連鎖が起こってしまうこともあるのです。
こういった現象を防ぐために、
英語を話すときには自分の中に学習者と人としての自分、二人の自分が存在することを知っておくこと
会話中に学習者としての自分の存在が大きくなりすぎていると感じたら、会話の最中にはその「学習者モード」を控えめにする
ということをぜひ行ってみてください。
英会話力をつけるためには、自分のパフォーマンスを振り返り、改善点を見つけて、その力を伸ばすという作業はとても大切です。でも、その作業は会話の後に取っておきましょう。
会話が終わった後に
・学習者としての自分
・人としての自分
それぞれの視点から振り返りをしましょう。
人としての視点での振り返りでは、どんな言い方や方法を使ったとしても、タスクやゴールが達成できていたらぜひご自分にあたたかい言葉をかけたり、ねぎらってあげてください。
それこそが、あなたが困っている外国の方に声をかけた理由なのですから。
最後まで記事を読んでくださりありがとうございました。
今日は「英語を話すときにいる、2人の自分を意識する」ということについてお話をしてみました。
この内容があなたの英会話力づくりのヒントになればとてもうれしいです。
音声(ポッドキャスト)はこちらよりお聴きいただけます。
TOEIC750からの英会話力づくり Kyo English Lab
主宰 日野ゆう子
■無料ダウンロード教材■
・5分で出来る!英会話時のだめ出しを解決
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■TOEIC750からの英会話力づくり■
体験カウセリングはこちらより
www.kyo-english.com/first-session
■TOEIC750からの英会話づくり Kyo English Labホームページ ■
www.kyo-english.com
■修了生の方の声
https://www.kyo-english.com/testimonials
ポッドキャスト もう英語が読める方の「話す・聞く」力を育てる番組■
https://anchor.fm/yuko64
■プロフィール■
講師歴通算13年、のべ3000人以上の方に英語を教える機会に恵まれました。
「先生なのに英語がうまく話せない」悩みを抱え、試行錯誤のすえ乗り越えてきた経験があります。
Certificate of Advanced Neuro Language coaching (国際コーチング連盟準拠)上級言語コーチ
TESOL・TEFL(英語教授法)資格/ 英検1級/TOEIC940点/Versant スコア70/英語発音指導士
私自身はCEFAR C1レベルのスピーカーで、学習者としてのトレーニングも続けています。
サポートのベースには、TESOL(英語教授法)や言葉を効率よく習得する研究(第二言語習得論・脳科学や心理学など)コーチング・長年の講師としての経験を取り入れています。