J2視覚化計画2024〈第13節〉

#J2視覚化計画2024

清水が連勝を伸ばし、勝点×2を大きく上回るハイペースで飛ばす。長崎は秋田に引き分け、今節勝利の横浜FCが3位浮上。5位には連勝で上がってきた伏兵・いわき。6位以下は前後2つの集団を形成。群馬は藤枝とのボトム対決に敗れ、置いていかれたまま。

J2予報士 夢叶のJ2天気

みなさまこんにちは。「J2天気」のキャスター・J2予報士の塩鶴夢叶（しおかく ゆめか）です。大型連休の真っただ中、全国的に気温もぐんぐん上がって、「ちょっと暑いかな？」と思ってしまう季節ですが、真夏からみればとても快適な季節…なんですよね。好天に恵まれた今節ですが、J2各地の空模様はどうだったのでしょうか？

徳島は曇り時々晴れ。荒れ模様の監督交代からようやく連勝したところでライバル愛媛との四国ダービーになりました。前半からボールを持って優勢にゲームを進めましたが、後半は愛媛に流れが傾きかけましたが、途中投入のチアゴアウベス選手や杉本選手、髙田選手が流れを変えましたね。お互い惜しい場面もありましたが、結果はスコアレスドロー。しかし交代選手が光っていたのはよい兆候だと思います。どうしても勝ちたかった相手でしょうが、空はかなり明るくなってきました。

大分は晴れ。今節は力のある甲府との対戦でしたが、実際にウタカ選手やアダイウトン選手に個の強さを前に後手にも回ってしまいましたが、コーナーキックのチャンスを生かして先制。すぐにアダイウトン選手の絶妙シュートで追いつかれ、その後も個の脅威にさらされ続けましたが、粘り強く守ったことで、保田選手の勝ち越し弾が生まれました。相手に圧倒されながらもしぶとく掴み取った、気持ちの入った勝点3だったのではないでしょうか。風林火山の甲府を倒したのが堅心（けんしん）選手というのは面白いですね。

群馬は降り続く雨が止みません。4月勝ちなしの状況で迎えた今節は、19位藤枝との直接対決。前節は怒ったサポーターがバスを止めてしまうなど一悶着ありましたが、今節は後半早々にロングスローの流れから佐藤選手が決めて先制。いい流れを掴みたかったところですが、すぐに同点ゴールを決められ、さらにはアディショナルタイムのいつ笛が吹かれてもおかしくない時間に逆転弾を浴びてしまいました。試合後の大槻監督のインタビューは、運命を受け入れるかのようなおだやかなものでした。次節は中2日で首位をひた走る清水との対戦。なおも厳しい気象状況を予報せざるをえません。

いわきは快晴。2連勝で臨んだ今節は、満員札止めのホーム・ハワイアンスタジアムで千葉に勝ちきって3連勝を達成。しかも3連続無失点です。タフな千葉相手にも、球際に寄せる、人にしっかり寄せる、パスコースに入るという基本がしっかり。有馬選手の決勝点はコーナーキックからでしたが、前線で身体を張る選手が複数いるので前で時間が作れますし、この強さは偶然ではありませんね。これで5位をキープし、序盤に走っていた岡山に肉薄する上昇気流を起こしています。去年の町田ほど強い個はいませんが、ちょっと似たしたたかさを感じます。

【発令中の警報・注意報】
〈群馬〉荒天注意報

【対戦相手への警戒・注意情報】
〈清水〉パルちゃん絶好調ノリノリ注意報

次回は全試合が中2日という連戦。お天気コーナーはお休みです。その次の週末にまた。この下の有料ゾーンに特になにもありませんが、ご支援大歓迎です。