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2021_J2勝手に準備録~愛媛FC編

∽昨シーズンはどうだった?

21位(勝点34) 愛媛FC 2020 シーズンサマリー | Football LAB
前半0-3の大敗ムードから後半の4得点で大逆転勝ちし「0-3は危険なスコア」というJ2流行語大賞を生み出した四国ダービー(第2節徳島戦)が昨シーズンのクライマックス。38節大宮戦でも0-3から3-3に追いつくというバカ試合を演じている。一方で3試合連続4失点とか、琉球に0-6とか、ガバガバ試合も多かった。青年監督・川井監督は理論的な戦術に基づいてオーガナイズしていくタイプで、若手指揮官として大きな可能性を感じるのだが、単純にパワー勝負、個人能力勝負に持ち込まれると分が悪かった。結果は21位。降格なしシーズンだったので、勝敗にとらわれないチャレンジもしていたのだろうけど…。

∽昨シーズン気になった選手

MF33山瀬功治(→今季:MF33)
16節町田戦で21年連続ゴールを達成。昨シーズンはこの1ゴールだけだったが、輝ける金字塔である。年々ポジションも下がり気味になり求められる役割も変化しているが、山瀬の真骨頂だったのは14節大宮戦。終了間際に必死に球際に当たりに行ってボールを回収し、長沼洋一に預けたところからその突破を倒されてPK→横谷繁が決めて2-1劇的勝利の導火線となった。もはや泥臭く這いつくばってでもプロの第一線で戦い続けるベララン。昨年末のJリーグTVの山瀬回(123)は必見。奥様のTwitter等でたびたびコスプレ姿も晒されているが、好きなんだと思う。たぶん。

◆今オフの動向

【公式】明治安田生命Jリーグ移籍情報まとめページ 2021:Jリーグ.jp

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◆今シーズンの展望

タクティカルなサッカーにチャレンジしていた川井監督が未完のまま退任し、愛媛サッカー界を知り尽くす?和泉茂徳監督が就任。コーチングスタッフも愛媛出身者&クラブ出身者で固め、オール愛媛と言えば聞こえはいいが、かなりドメスティックな印象を受ける。GK秋元陽太やDF内田健太、浦田延尚、MF近藤貴司らも「オレんちは愛媛」とドメスティックに復帰。FC今治の台頭を前に、愛媛への愛着を重視しているのだろうか? 戦力的にはGKはかなり充実しているが、その他のポジションは昨季同様に全方位で薄め。特に丹羽詩温と有田光希がOUTしたFWの穴は開いたままでFW登録は4人しかいない。新監督の手腕も未知数で正直予想しづらいのだが、最大の目標は残留。いっそ成績よりも「地元に愛されるクラブを目指す」と開き直るくらいの方がいい予感がする。

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