2021_J2勝手に準備録~ジェフユナイテッド千葉編
∽昨シーズンはどうだった?
14位(勝点53) ジェフユナイテッド千葉 2020 シーズンサマリー | Football LAB
「尹晶煥監督=ハードワーク・3部錬・階段山登り」という鳥栖を率いた頃のイメージが未だに強いのだが、去年の千葉はさほどハードワークするチームでもなかった。一昨年までに集めたテクニック重視の編成と監督のスタイルがマッチしていなかったのか、単純に尹監督の考え方が変化しているのか、それとも時代遅れになっているのか…。たぶん前者だと思うが、千葉には日々のトレーニングで登れる山もない。とりあえず1年目は得点も失点も中位くらいで、ストロングポイントがあまり思い浮かばないチームだった。得点パターンの半分がセットプレー+クロスで、とりわけ攻撃の生命線になっていたのが安田理大。チーム得点王が7得点(クレーベ、山下敬大)で、最多アシストはたったの4(安田、堀米勇輝、田口泰士)。数字的にも寂しいぜ…。
∽昨シーズン気になった選手
DF3チャン・ミンギュ(→今季:DF15)
「えっ?この選手大卒ルーキーなの?」と、確か最初にこの選手を見た時に思った記憶がある。韓国の大学卒→日本でプロデビューのパターンは朴智星以来ちょいちょいあるが、プレーぶりが落ち着いていたのでそれなりにキャリアがあるものとばかり思っていた。ポジショニングの良さと相方・鳥海晃司との距離の取り方(つまりバランス感覚)に光るものがあり、クレバーなセンターバックだなという印象。今季はCBの面子が大きく代わり、ベテラン・鈴木大輔らも加入したが、チャンがちゃんと守備の軸になれるかどうかが千葉復活のチャンスのカギを握る。
◆今オフの動向
【公式】明治安田生命Jリーグ移籍情報まとめページ 2021:Jリーグ.jp
◆今シーズンの展望
チーム得点王のクレーベ&山下、最多アシストズの堀米、ベテラン佐藤寿人、増嶋竜也、工藤浩平らが去り、福満隆貴や小田逸稀、末吉塁などJ2他クラブで主力を張ったような選手を続々と補強。血の入れ替え、とまでは言わないまでも新陳代謝というか、別の土をたっぷり混ぜて土壌を変えるくらいのIN・OUTになった。テクニカルな選手よりも泥臭く走れる選手・球際に当たれる選手を編成しようという意図も伝わる。特に福満は尹晶煥スタイルを熟知する選手。ようやく尹監督が必要な武器を装備できた感があるので、かつてJで旋風を巻き起こした名将の真価発揮となるか? 新外国人が難しいシーズンになるが、FWサウダーニャは戦力として見通しが立つのかどうか。謎。こりゃイケさうだーなー、となればいいが。開幕直前に昨季全試合出たGK新井章太が怪我をしたのは痛恨。
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