2021_J2勝手に準備録~大宮アルディージャ編
∽昨シーズンはどうだった?
15位(勝点53) 大宮アルディージャ 2020 シーズンサマリー | Football LAB
中断開け2節からしばらくトップ3前後をキープするなど好調だったが、9節福岡戦が急遽延期になったところから歯車が狂い始め、一転絶不調に。悪いことは重なるもので、途中からベンチ入りメンバーを揃えられないほど怪我人続出で野戦病院化した。コンディション調整の難しいシーズンなので、資金力があって施設面でも充実している大宮には有利かと勝手に予想していたが、結果は逆になってしまった。GKクリャイッチ以外の新外国人も日本にフィットできず。途中「J2無双」が代名詞のイバを補強するもわずか1ゴールと期待外れ。たまーに「やっぱ地力あるなぁ」と思わせるゲームもあったものの、昇格請負人・高木琢也監督もお手上げの歴代最低順位となった。
∽昨シーズン気になった選手
MF9菊地俊介(→今季:MF9)
大宮ではDF河面旺成がずっと気になっている選手なのだが、昨シーズンはもう1つ印象が薄かったので書きヅラい。代わりといっては何だが、個人的に強烈なインパクトを受けたのが菊地。22節京都戦ではイバの代わりに出てきて前線からとにかく追い込みまくって、大逆転の立役者となった。FWは点を取ることだけが仕事じゃないと突きつけられた感じ。さすがは元湘南印。今季、大宮が外国人ストライカー頼みから脱却するのなら、前線で献身的な働きができる菊地のようなタイプは重宝される気がするが、さてどうでしょう。
◆今オフの動向
【公式】明治安田生命Jリーグ移籍情報まとめページ 2021:Jリーグ.jp
◆今シーズンの展望
高木監督退任とともに戦力構成の見直しにも着手。中野誠也、矢島輝一、松田詠太郎など伸びしろが見込めそうな若手(中野は中堅かも…)の獲得は、今までの大宮とはひと味違う雰囲気が漂う。このあたりは岩瀬健新監督の意向も反映されているのだろう。ウワサでは稀代の戦術家との評判のある岩瀬監督自身も、まだ「伸びしろが見込めそうな若手」という存在。今季はまだ半分高木監督のために用意した戦力が残っているため、若干バランスも悪い。イバとかハスキッチとか。そして岩瀬監督、結果よりも理想を追求しそうな香りも…。上手く路線転換できれば、今年は無理だったとしても来年以降に昇格あるでぃージャ。2~3年先の未来を見据えての岩瀬体制な気がする。やっぱり今までの大宮らしくない。
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