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2021_J2勝手に準備録~レノファ山口FC編
∽昨シーズンはどうだった?
22位(勝点33) レノファ山口FC 2020 シーズンサマリー | Football LAB
22チーム中22位、つまり最下位。でも個人的にはむしろ山口が弱かったイメージがなくて、ひたすら手強いチームだった印象ばかり。むしろ何が悪くて最下位になったのか教えてほしいくらい。大卒ルーキーの浮田健誠とか、16歳でJ2最年少ゴールの記録を塗り替えた河野孝汰とか、前線のニューカマーたちの活躍も記憶に残る。一方で失点74はリーグ最多。ボールを持つことで守備機会を減らしたかったはずが、意図通りにはいかず、耐えしのぐ個を持ち合わせてなかった…とみるべきか。愛媛同様に「降格なしのレギュレーションだからこそのチャレンジ」とも見てとれるが、結局霜田監督の蒔いた種は結実することなく昨季をもって退任となった。でも、種は蒔いているのだ。
∽昨シーズン気になった選手
FW9イウリ(→今季:ポルティモネンセ復帰?)
パワーがあって推進力があってスピードがあって、シーズン序盤には「これは反則外国人を引き当てたのでは?」と思ったものだが、結局シーズン通して9ゴール。シーズン終了を待たず12月初旬で帰国した。もしもイウリがフィニッシャーに徹する「戦術イウリ」を敷けばもうちょっと点は取れたのかもしれないが、霜田監督が要求するFWの役割とは違うタイプだった感じ。粗削りだがまだ伸びしろを感じる屈強系FWなのでまたどこかJクラブで見てみたいが、所属は例のポルティモネンセ。忘れた頃に再びやってくるかも?
◆今オフの動向
【公式】明治安田生命Jリーグ移籍情報まとめページ 2021:Jリーグ.jp
◆今シーズンの展望
霜田監督の後任として渡邉晋監督が就任。J1含めて争奪戦になってもおかしくない知将を射止めたのは何と山口だった。チームは霜田監督退任にあたり「レノファの流儀」なるクラブビジョンやプレーモデルの存在を公表。渡邉監督もこの流儀に共鳴しての就任となった模様で、霜田さんの蒔いた種を活かす形で新チームは構築されるのだろう。新戦力として横浜FCのバンディエラ・佐藤謙介やDF渡部博文、GK関憲太郎ら実績ある&監督がよく知る選手を補強。岸田和人や島屋八徳も帰ってきた。顔ぶれをみればいきなり躍進の期待も高まるが、新監督が掲げた目標は「2年かけてJ1昇格」。大言壮語しないあたりナベさんらしい。とりあえず1桁順位にススムのが現実的な目標か。これを言ったら怒られるかもしれないが、レノファというクラブは個性を重視して破れかぶれに決起した長州藩よりも、じっくりと思想を地域教育から根付かせた薩摩藩っぽさがある。