J2視覚化計画2024〈第12節〉
清水が岡山との上位対決を制して首位キープ。長崎も群馬にしぶとく勝ちきって追走。この2つが抜け出した。いわき、山口、愛媛が集団の前方まで進出。最後方で群馬が置いていかれつつある。
J2予報士 夢叶のJ2天気
みなさまこんにちは。「J2天気」のキャスター・J2予報士の塩鶴夢叶(しおかく ゆめか)です。世の中はゴールデンウイークに突入し、J2は(J1もJ3も)約10日間で3試合をこなす「GWシフト」となります。今季から全38節ですので、今節(12節)~次節(13節)で全体の1/3の日程を終えることに。早いですね。そろそろJ2は中盤…ということになります。早いですね。
前節手痛い逆転負けを喫した千葉は、暗雲のち晴れになりました。今節は仙台との球際でバチバチやりあう強度が高いゲームになりましたが、田口選手がクロスに合わせて見事に先制。今節はリードしても気を緩めることはなく、横山選手の絶妙なパスからドゥドゥ選手が追加点。終盤は仙台の猛攻をしのぎきり、暗雲をふり払いました。失敗から学び、チームは強くなるのだと信じたいですね。
愛媛は晴れ。序盤に上位・甲府の流れるような連携からのゴールで先手を奪われ、スッキリとしない空模様かと思われましたが、前半終了間際に追いつくと、後半すぐに今度は愛媛の流れるような連携から逆転。その後は防戦に追われましたが、石浦選手の神クリアや徳重選手のビッグセーブで耐えて、ニンジニアスタジアムに「餅まき晴れ」をもたらしました。観客3,776人が富士山の標高と同じ数字でざわつきましたが、今季の愛媛はもっとたくさん入ってほしいチームですね。
岡山は曇り。首位清水との上位対決はお互い慎重な展開でしたが、清水に与えられたPKをブローダーセン選手が見事にキャッチしたところから加速。せっかくのPKストップでしたが、直後にワンツーで崩されて失点してしまいました。頼みの綱のグレイソン選手が徹底マークされるなど、清水の守備意識の前に攻撃は曇りがちに。後半は岩渕選手を中心にワンチャンスを見いだせそうな場面もありましたが…。勝負は紙一重で下を向くような敗戦ではありませんが、清水との差をしっかり噛み締めて前に進みたいですね。
清水は快晴。仙台→岡山という上位との2戦を2勝して(途中ルヴァンカップで富山にPKの末敗れましたが…)、駿河湾から張り出した高気圧の勢いは衰えません。今節光ったのは守備面の充実。岡山のエース・グレイソン選手を消した住吉選手の働きぶりは見事でしたし、遅らせる守備→サポートの連続は岡山の勢いを絡め取る網のようでした。途中から3バック(5バック)でリスクを減らし、前に人数はかけないものの、質の高いカウンターで釘を差すという徹底ぶり。秋葉監督が“表”で見せる陽気なキャラクターとは少し違う、したたかな快晴です。
次回は次節・5/3(金)にお合いしましょう。J1、J2、J3の全試合開催という日程ですね。その次も全試合開催ですが…。この下の有料ゾーンに特になにもありませんが、ご支援大歓迎です。
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