見出し画像

2021_J2勝手に準備録~東京ヴェルディ編

∽昨シーズンはどうだった?

12位(勝点54) 東京ヴェルディ 2020 シーズンサマリー | Football LAB
一昨年はポゼッション至上主義に極振りしていた永井監督だったが、去年はそこまでボール支配率にこだわらなくなり、こってり感は幾分薄まった。とはいえリーグ2位だが(1位は徳島)。終盤まで1桁順位によく顔を出していたが、終わってみれば12位フィニッシュ。パス数はもちろんだが、クロス数がリーグ1位で、特に左の福村貴幸が輝いた。個人の評価でいえば藤田譲瑠チマの急成長抜きに去年のヴェルディは語れない。圧巻の運動量でボールを回収しては、前線に高精度&強めのパスを供給。他にも山本理仁、森田晃樹、山下諒也ら若い才能(タレント)だらけ。藤本寛也は途中でポルトガルに行ってしまったが。育成組織とトップチームのスタイルが合致してるからこその充実ぶりである。

∽昨シーズン気になった選手

MF36藤田譲瑠チマ(→今季:徳島MF13)
既に言及したが、セントラルMFとしてはあらゆる面でJ2レベルを超越していた存在。パススピートひとつとっても世界基準を感じさせる大器である。あとはより強い相手と対戦することで能力を伸ばすしかないレベルだったので、J2でちまちまとやらずにステージを上げる移籍(→今季徳島)は必然だったか。個人的に五輪代表の中心になれる逸材だと思っているので、J1の舞台でゴシゴシ磨かれてぜひともオリンピックに出場してほしい。東京五輪があるのかないのか知らないが。でも、次の五輪も行けるか。

◆今オフの動向

【公式】明治安田生命Jリーグ移籍情報まとめページ 2021:Jリーグ.jp

画像1

◆今シーズンの展望

藤田譲瑠チマに加え井上潮音もJ1へと個人昇格。高橋祥平は町田へ。ただ、戦力の穴を埋める補強もできていて、それなりに計算は立つ。チマの位置に北九州の躍進を支えた加藤弘堅を引き抜いたのはちょっとした驚き。もちろんチマとは能力は違うが、守→攻の初手で最終ラインに入ってビルドアッパーと化す弘堅ロールは永井サッカーにハマるだろう。気になるのは経営権をめぐるゴタゴタ。外部にはわかりにくいが、何となく堅実な方向に向かいそう?現場が ゴシップ的なネタに引っ張られないといいが(今のところ大丈夫そう…かな)。ともかくも今シーズンもパスをたくさん繋ぐスタイルは変わらないはず。得点力が急に上がることもないだろうが。ていうか現状FW登録は3人しかいない(まぁ去年も登録4人だったが)。0トップとか偽9番とか、そういうスタイルの継続、っと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?