面会交流・共同養育に関する勉強会|ベリーベスト法律事務所様
全国に69拠点のオフィスを構えるベリーベスト法律事務所様からご依頼いただき、共同養育や面会交流に関する勉強会の講師をつとめさせていただきました。
代表の酒井弁護士が大学の同窓生で、ベンチャー三田会という経営者が集う会で名刺交換させていただいたのがきっかけ。
離婚家庭の子どもが望むことは両親が争わないこと
争わない共同養育するには争わずに離婚すること
争わずに離婚するには弁護士の方々の共同養育へのご理解とご尽力がなくしては語れません。
弁護士の方に争わない離婚や面会交流のコツをお伝えしながら連携をはかっていきたい!!と切に願っていたところ、「面会交流の現場や第三者機関との連携の学びの機会をつくりたい」とお声がけくださり、良きご縁をいただいたというわけです。
対面、そして全国の弁護士の方がオンラインでもご参加くださいました。
さて、内容を少し触れましょう。
タイトル
一親の紛争に子どもを巻き込まないために一面会交流支援の現状と課題
まず、セミナーを通して本日のゴール設定を共有。
"係争後"のご依頼者は子どもの生活を見据えてご活動いただけるとうれしい!!
そんな思いを冒頭から鼻息荒く意気込みをお伝えします。
さて、アジェンダは以下のとおりです。
メインは面会交流支援と弁護士の連携ではありますが、その前提として争わないための同居親・別居親それぞれに向けたアドバイスのコツなども大事なので、1、2、3も欠かせません。
まずは夫婦の対立構造から。まさに弁護士の方がご支援されるのは
「子どもに会えない別居親」「子どもを会わせたくない同居親」
この構造のどちらかの弁護をされるお立場になろうかと思います。
(りむすびは両方のお立場の方の気持ちの面の支援を行っています)
そして、第三者機関を利用する同居親・別居親の心情をご説明し、実際面会交流支援の現場の再現映像をご覧いただきました。
動画は研修用(非公開)のものだったので、noteには公開版を掲載します。
また、面会交流における同居親・別居親それぞれへのお声がけのコツなどもシェアさせていただきました。
そして、弁護士と第三者機関の連携の必要性。
弁護士は交渉しながら条件決めの支援をできる立場。ただし片親側の支援。
第三者機関は条件決めはできないけれど、両親そしてお子さんの支援ができる。
直接的な連携が難しくとも、それぞれが置かれた立場や強みを活かし、係争後の未来を描きながら円滑な面会交流そして共同養育が実践できるよう伴走していくことの大切さをお伝えしました。
面会交流調停で決めておいていただけるとありがたい項目はコチラ。
そのほか、ADRの有用性や事例紹介をシェアさせていただき90分の講義終了。
質疑応答タイムでは、みなさま高葛藤ケースへの介入の難しさをお話くださいました。
りむすびは同居親・別居親の中立の立場、かつお子さんの味方という立場ではありますが、弁護士の方々は依頼者ファーストであるからこその難しさもおありかと思います。
弁護士の方も第三者機関も離婚をするであろう父母そして子どもの伴走者。
離婚家庭の子どものダメージを最小限にする=両親が争わないためになにができるか?にひとりひとりが注力していくことで不要な争いは減ると思わないではいられません。
今回の勉強会を機に、その先にいるご依頼者とお子さまが係争後もダメージを最小限に人生を歩まれることを祈るばかりです。
このような機会を設けていただきあらためてベリーベスト様に感謝申し上げます。
☆早速ご感想をお寄せいただきました(掲載のご承諾を得ています。随時追加していきます)
今後も弁護士の方に向けて高葛藤ケースへの介入や争わない離婚争わない共同養育のコツのお話をさせていただければうれしいです。
ご関心の弁護士の方がいらっしゃいましたらご連絡いただければ幸いです。