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いつでも会えるから子どもの意志を優先に|離婚後の健全な親子関係とは


こんにちは。しばはしです。
夏休み中盤。
小さいお子さんのいらっしゃるご家庭では、子どもと関わる時間が増えコロナ禍により外出する機会も減り、自宅での育児にお疲れ気味の方もいらっしゃるのかなとお察しします。

わが家は高校生なので育児の大変さは卒業していますが、部活の合宿など学生時代だからこそ味わえる経験ができず、通常の部活まで危ぶまれている日々を過ごす息子を見ていると、なんらか有意義な時間になるといいなと勝手ながら思うわけですね。

”有意義な時間”のなかのひとつとして、見識を広めるという意味でも元夫と過ごす時間を大事にしたいところ。一番身近な社会人の先輩であり、男同士での会話の中から学ぶことも多いはず。そして、私としては泊まりに行ってくれるもありがたい。

そんななか、ここ最近、わが家の共同養育に変化が起こりつつあるので経過として書き留めておきます。

どんな変化かというと、「宿泊ルーティンの崩壊」です。

わが家の面会交流の取り決めは
「月1から4回。子どもの意志を尊重する」といったざっくりしたもの。
小4で離婚して以来、中1になるまでは月2回程度日帰り。宿泊は夏休みなど長期休暇といった感じでした。
小6の夏以降は受験で忙しくなり、息子の意志で年末から受験が終わるまでは会っていませんでした。元夫は、息子のためだと受け入れてくれて後方支援的に応援してくれていました。その頃は私自身元夫に受験校を相談できるような関係性になっていました。

受験も終わり、中1になって元夫が広い家に引っ越してから宿泊スタート。月2回宿泊がルーティンとなり今に至ります。
息子は「隔週って決まってるから大丈夫」といって日程確認の連絡など一切行わず、結局心配で私が元夫に確認をするという状態が3年間。
土曜のお昼から日曜の夜まで行っていた時期もありますが、息子も忙しくなり、土曜の夜から日曜の午前までが定例になっていきました。

その後、高校に入ってからは息子もさらに忙しくなり、元夫の家経由ででかけるのがなにかと不便だということで、キャンセルが多発。
息子が泊まりに行くからと私が家をあけている日に、実は泊まりに行かなかったということも判明。
宿泊の代わりに食事だけというかんじでもないようで、all or nothing なんですよね。

基本、頻繁にやりとりをしていない父子。
放っておいたら、いつでも会える=会わなくてもいいになってしまうのではないかと、つい私がいまだに介入して元夫に連絡をしてしまっているのが現状です。
でも、よくよく考えれば高校生で父親と頻繁にやりとりしているほうが不自然かもしれないですね。

今週末も2泊の予定が、急遽キャンセルに。
この2泊は、私の都合もあって元夫にお願いしたのですが、息子にしてみたら頼んだ覚えもなく、私が勝手に先回りして手配してしまったことにより、元夫のスケジュールまで迷惑かけてしまいました。

にもかかわらず
「パパにお願いしちゃったんだから謝って」となんとも理不尽に謝ることになる息子。息子にもごめんなさいですね。

私からも元夫に「ドタキャンになってごめん」と伝えると「高校生は友達優先だから健全だよ。全然気にしないで!」とさわやかな返事が。毎度、離婚後の親同士のやりとりの模範解答のようです。

離婚したから定期的に会わなくてはいけないとか、会わないと関係が途切れるとか、面会交流の日程が決まっているから友達よりも親と会うことを優先しなくてはいけないとか、そういう概念が全くなく自然体でいられるのは、風通しの良い共同養育ができていたおかげだなとあらためて感じます。

離婚直後の感情のまま、父親と関わらない!やり取りも絶対しない!相談もしない!と頑なにいたら、こうはならなかったですものね。

私が頑なにならずに相談できるような関係になれたのは、元夫の対応のおかげだと感謝してます。渦中は不安や怒りもあっただろうけれど、理詰めで責めてきたり、急かしたり、想定外のことをしてきたりせず、ドーンとかまえてくれていたことが大きかったように感じます。

離婚後の健全な親子関係とは、「いつでも会える環境をつくることで、離婚していない家庭と同様、子どもの意志を尊重した関係性を持てること」。
そして、その環境をつくるために、親同士が風通しの良い関係づくりのために自身が努力すること。

さて、宿泊ルーティンが崩壊した今、今後父子はどのような関係になっていくのか。食事だけでも会ったりするのか。これは私の範疇ではないですね。この記事を書いたことを機に介入しすぎないように見守っていこうと思います。

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