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【りむすびnext④】子どもへの紹介は?元夫への報告は?|50代の再婚
再婚相手の存在をいつ子どもに伝えどうやって紹介するか?そして、元夫への報告はどのタイミングで?について。 私の場合、子どもが再婚相手と同居する年齢での再婚は考えていなかったので、子どもが成人するなどして同居しない前提での紹介についてのシェアとなります。
離婚後のパートナーを子どもに会わせるか?問題
せっかくなので、再婚相手のみならず離婚当初からさかのぼってのパートナーを紹介するかしないか問題を実体験をもとに書き留めておこうと思います。
結論から言うと「結婚する相手以外は積極的に紹介する必要はない」ということ。
子どもが親しくなれば喪失感になるし、関わりたくないと思えば嫌悪感や不信感になる。母親の女性としての顔を知ることで、母親を取られてしまうという嫉妬感、自分では頼りにならないのかという無力感など、なくて済むなら済ませたい不要な感情を呼び起こすことがありえるでしょう。
なにごとも学びと捉えるのであればマイナスではないかもしれませんが、敢えて感じる必要のないストレスを伴う感情を子どもに抱かせてしまうと感じています。
というのも、私は離婚後におつきあいをした人=結婚も視野に入れていたので、折を見て息子に紹介したり一緒に過ごす時間を設けたりしていました。
離婚後にお付き合いした人は、息子にも私にも本当によくしてくれて、今でもよき友人。今でも母子間でたまに話題に出たりしていますが、当時息子が言っていた発言で忘れられないのが「パパがいなくなったことより、⚪︎⚪︎さんが家に来る方がいやだ」と。人としてとてもよくても子どもの気持ちはコレなんです。
そんな気持ちをよそに、仲良くなればいいなと接触機会を作ろうとしたのは親のエゴでしかなかったんですよね。仲良くしていた時期もありましたが、それは「仲良くするとママが喜ぶから」などいろんな思いがあったのかもしれません。
あの時どう感じていたのか、今となってはどう思うのか、あらためて聞いたことはないですが、少なくとも当時ただでさえ離婚でダメージを与えてしまった子どもに輪をかけてストレスをかけたことは間違いありません。
幸い、息子にとっても受験のときにサポートしてくれるなど恩もあるのか自主的にSNSをつながってたりするので、息子もひとりの大人として感謝し受け入れているんだろうなと感じます。
その後も、パートナーを会わせる機会をつくったりもしましたが、結婚が言葉だけではなく行動として具現化していないのであれば、面通しにつきあわせることは子どもにとってはいい迷惑なのではないかと思います。
婚活に向けて息子からのアドバイス
さて、今回の再婚において「息子さんは賛成してくれたのですか?」という質問をいただくことが多いのですが、答えは「賛成どころか応援していた」です。
高校生までだったら、母親の再婚=同居になるので、聞くまでもなく反対だったと思いますが、大学生になり一人暮らししたいというニーズと私の婚活が息子にとってもマッチしたことにより、だれよりも応援してくれたのは息子でした。
息子としては、母親が「寂しい」と依存してこられるのがなによりもリスクであり、ちゃんとした人と結婚してリスク分散させたいというのが主たる理由とのこと。依存されるのが嫌というより、母親が寂しがっていたら胸が苦しくなって辛いからだそう。
婚活するにあたっては息子から秀逸すぎる数々のアドバイスが。
☑️一緒にいて楽しいとか刺激的とか浮ついたことで判断してはいけない
☑️死期に近づいていく年代なのだから穏やかに静かに過ごせる相手を選ぶべし
☑️パートナー選びは人生で一番難しいことであり大事なことである
☑️パートナーとの関係が良好であるベースがあるからこそやりたいことができる
☑️パパ含め付き合った人とうまくいかなかったのは、自分の問題だと自覚すべし
☑️縁はつかむものではない、舞い込むもの
☑️縁を舞い込ませるためには、自分を磨くこと
☑️婚活は短期決戦でいけ
大学2年の息子からの教えを忠実に守り、寂しがりな自分と向き合い仕事をがんばり、婚活も短期集中で取り組んでみたところ、息子の言うとおりご縁が舞い込んできたのです。
婚活中、息子は都度「婚活どう?」と気にかけてくれ(本人にとってもひとり暮らしできるかできないかがかかっている)、決めた時には「はやっ、さすが!」と喜んでくれました。
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息子からの興味深かった質問としては、「相手はこんな人でね」っていろいろ属性を伝えたときに、一言「お母さんのどこをいいと思ってくれているの?」と。
私が相手のどういうひとかということよりも、相手が母親のどこを良いと思ったのかが知りたいということだったんですよね。確かに息子の結婚相手への関心ごとはその子がどういう子かということよりも、息子のどこを好きでいてくれてるのか気になるものだなと。本質を突かれた感覚でした。
再婚相手との対面は入籍後
その質問をさっそく彼に伝え「会った時に答えられるようにしておかなくちゃ」などと話しながらも、初対面は入籍から2週間後。彼の車で息子を迎えにいき焼肉屋さんでランチとなりました。
もともとおとなしめで言葉巧みではない彼なので、話が盛り上がるのか?と若干心配だったのですが、会った途端、息子が彼を見て「すごっ、ほんとに大きいですね!」と。大学生男子にとって背が高い=正義だったりするじゃないですか。そこでベースとなるリスペクトは構築でき、彼が名刺を渡すところからスタート。
すると、息子はいつのまにか会社を検索していて、「⚪︎⚪︎いまキてますよね。株買ってるんです」とまさかの株の話でもりあがり、あっという間に2時間。
お互い大人として尊重しあいながら、なんとなく私の引き継ぎが行われたような時間であり、私としては親よりもきちんと紹介し合いたかったふたりなので非常にほっとした1日でした。息子が想像以上に大人になっていてくれていたことも驚きでした。
その後直接会う機会はなく、次会うのは夏に息子が留学する際に飼っている亀を預かりに行く時くらいかなと。その留学においても、彼が「若者の意欲を応援したい!」と支援してくれようとしてくれたり、ナナメの関係での応援してくれる大人が増えてありがたいかぎりです。
元夫への報告
元の家族(元夫、私、息子)においては、元夫はパートナーと海外移住、息子はかわいい彼女持ち、ということで、私ひとりだけおひとり様で完全に乗り遅れていたわけで、息子からも「このムーブに乗っていないのはお母さんだけだ」とイジられていました。
息子が私が婚活をすることを父親に言いたい(ネタにしたい)とのことなので、お任せしたことにより、元夫へはやんわりと伝わっていた様子。
私と元夫へLINE で「再婚することになった」と報告すると、「おめでとう。実は自分も入籍した」とまさかのマウントが笑
なんで言ってくれなかったのか尋ねたら、「なんとなく言いづらかった」とのこと。自分が先に幸せになってはいけないというような配慮も感じられる言葉に感じました。
少し日が経ってからも様子伺いの連絡があったのですが、元夫は私が幸せになることを本当に願っていてくれいるようです。私もまったく同様。
離婚した直後は「元夫が先に幸せになるなんて絶対許せない!!!」と思っていましたが、いまこうしてお互いの幸せを願い、健康であり続けてほしいと思える関係になれたのも、共同養育できていたからこそだと。
少々りむすび節になりますが、たとえ憎んで離婚したとしても、好きで結婚したふたりであり、子どもにも恵まれたのだから、子どもの父母として最初はぎこちなくても関わり続け相手を尊重し続けることで、いつしか時が経て、相手の幸せを願える関係になれる。
その時には離婚の苦難も無駄ではなかったと肯定できるでしょうし、父母がお互いを思いやる姿を見せていくことが、離婚という親の勝手に巻き込んでしまった子どもに対してせめてもの罪滅ぼしなのではないかなと思います。
息子がいつしか結婚するときに、私、私の夫、元夫、元夫の奥様の4人が、同じテーブルを囲むなんてことがあっても不思議ではないですし理想ではありますが、ここでまたみんなが仲良くする=善というのも親のエゴかもしれません。
息子が気兼ねなく「みんな招待したい!」or「父母だけがいい」どちらも言えるような環境を整えることが大事であり、共同養育は親であるかぎり続いていくものだと、あらためて再婚というフェーズに来て感じる次第です。
あらたな人生をなにより心身ともに健康に。そしてお互いの幸せを願い、子どものことで助け合える関係であり続けたいですね。
以上、子どもへの紹介や元夫への報告でした。
さて、これまで順風満帆ともいえる再婚ヒストリーを書いてきましたが、そろそろすり合わせで苦心したことなども書いていきたいなと思います。
じっくり考え支えることが好きな彼 × 自由気ままに突き進みせっかちな私。
基本的には補完関係にありますが、ちょいちょいズレが生じ調整が必要なことが勃発していました。いや、今もたまに勃発します。そのあたりを振り返りながら言語化していきたいと思います。
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